バーチャルコンソールクエスト

ゆるゆるゲームブログ


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先日テクモから発売されたDSのアドベンチャーAGAIN・FBI超心理捜査官。
アナザーコードやウィッシュルームといった良作アドベンチャーを手掛ている
CING(シング)の新作であります。
同日発売でチュンソフトの新作と注目を集めた極限脱出も買いまして
パッケージを並べてどっちから遊ぼうかと数秒腕組みしたのちAGAINチョイスw
決め手はタイトルです。
AGAIN、実にスッキリしている。
極限脱出9時間9人9の扉はタイトル見たらちょっと疲れてしまったのでw
あくまでも俺的オカルトでありますがゲーム、特にアドベンチャーゲームは
ネーミングのセンス≒作品の出来、のような気がします。
で、今回の二つだとAGAINの方がストレートで好印象だったのでwww


まあそんなことで始めたAGAIN。
ちょっと遊んでは積み、ちょっと遊んでは積み。
がデフォルトの僕には珍しく一気にクリアしてしまいました。
面白かったよ、ジェイ(AGAINの主人公の呼び名)


さてさて、どう面白かったかを、ネタばれ無しでお送りしようと思うのですが
アドベンチャーをネタばれ無しで進めるのは難し過ぎるわー
でもがんばる。


クロックフォードという街で殺人事件発生。
新聞社に送られた犯行声明文や現場に置かれていた証拠品から
19年前にクロックフォードで発生し未解決となっている事件
プロヴィデンス事件を模倣した犯行ではないか?
ということで主人公であるFBI捜査官ジョナサン・ウェーバーは
プロヴィデンス事件を洗い直してみる事に。

ゲームの背景はこんなところ。
プレイヤーはジェイとなって過去の事件を捜査すべく街を奔走します。

主人公のジェイはこのプロヴィデンス事件の唯一の生き残りでして
少なからぬ因縁があり、しかもこの事件がきっかけと思われる特殊能力を有するのです。
その特殊能力というのはパストヴィジョン。
本作はDSを縦持ちでプレイするスタイルで
捜査現場は3Dで表示されてるんですが現場に入るとパストヴィジョン発動。
右には現在の現場が、そして左画面には過去の、事件直後のヴィジョンが見えるという能力。
このパストビジョンの能力で今と昔の相違点を見つけて真実を解き明かすのが
本作最大の特徴でしょうか。
怪しい所をタッチし続けて集中し、ビンゴだと過去のヴィジョンが浮かびます。
(ヴィジョンを再生させるのにアイテムや仕掛けを解く必要がある場合もあり)
現場によってヴィジョンが2~5個くらい隠されてまして
これをすべて見つけ出したあと、ヴィジョンを起きた順に選択すると
真実が明らかになります。
ただし注意点がひとつ。
パストヴィジョンは非常に体力を消耗する行為のようで
誤った場所で集中してしまうと画面上にあるゲージが減りまして
これが無くなると気絶してゲームオーバーになります。
なのでパストヴィジョン使用は現場をくまなく捜査して
確信が持てた時のみにしてねw


システムは非常にシンプル。
捜査ものということで基本は聞き込み。
ここが実にシンプル。
3D技術を手にしてからのアドベンチャーは
建物とか街とかをうろうろしながら捜査することが多くなりました。
シングが本作以前に手掛けたアナザーコードやウィッシュルームにもその傾向があり
この手のジャンルが得意ではなく謎に翻弄され
あちこち行ったり来たりするハメになる人にとって
箱庭タイプはけっこう苦痛だったりするのですが
本作は移動先のアイコンタッチするだけでその場へ直行。
そして聞き込みはテキストメインでやり取りが展開され
殺害現場等事件の核心の迫る場所でのみ捜査パートとして
3Dの現場を捜査するという作り。
これが実に快適、捜査がサクサク進みます。
そうそう、これを求めていたのだ。
僕のAGAINクリアタイムは13時間ちょっと。
しかし寝落ちしてた時間が8時間弱あるので実際は5時間ちょっとでクリア
ということになりますかね。
周回プレイもおまけシナリオもない1本勝負の作品であります。
えー、フルパッケージで5時間は高いわー
そんな声も聞こえてきそうです。
だがしかし、僕は声を大にして言いたい。
この5時間は決して短くなかったです。
夢中で遊んだ5時間。
ゲームの面白さ=プレイ時間、のような図式で
最近のゲームは製作されてる気がしまして
たしかに購入価格を単純に時間で割って面白さを計るのであれば
プレイ時間が長い方がお得な気がしますが
ゲームで遊ぶのに最も重要なのは、時間を忘れて没頭出来るかどうか。
ではないかと思います。
クリアまで20時間とかいっても実際は半分ぐらい移動だったり
明らかに時間稼ぎなミニゲームイベントだったりすることも少なくない。
マルチエンド、と言うと聞こえはいいけどグッドエンドにたどり着くまで
辛いバッドエンドをいくつも通過しなくちゃいけない。
これも実はただの時間稼ぎじゃなかろうか。
そんなことを時々思うのです。
マルチにはマルチの良さもあるんだけどね。
これを活かしてる作品は意外に少ないです。
で、僕はそんなゲームよりも1回のプレイ時間は5時間、2時間、いや30分だったりしても
そしてストーリーが一本道だったりしてもその時間が濃密なものであれば
そっちの方がいい作品じゃないかと思うのです。
そしてそんな作品は何度もクリアしたくなるはず。
好きな漫画を何度も読み直すように、昔は同じゲームを何度も遊んでました。
でもなあ、最近のはなあ、正直1回クリアで精一杯。
クリアの感動を味わう頃にはヘトヘト。
おっさんには今時の仕様は辛いのよ。
でもAGAINは僅か5時間。
いや、もう内容は把握してるから次は2~3時間で行ける気がする。
で、このボリュームだったら何度でも遊ぼうと思うよ。
面白い作品だったら、マルチじゃなくても何度でも
隅から隅まで味わい尽くしたいと思います。

AGAINはそんな作品でした。
何度もクリアしてみたい作品。
登場人物が実に魅力的であります。
最初、どうしてアナザーコードやウィッシュルームのようなデザインにしなかったのか?
国内で苦戦するキャラクターで挑むような無茶しなくても。
そう思いました。
しかし、遊んでいくと分かります。
ビジュアルデザインはこれしかない。
これはハリウッド映画や海外テレビドラマの面白さを目指した作品なのです。
かっちょいいイラストじゃその雰囲気を伝える事は難しいだろうな。
このビジュアルあってこそ。
ちょっと頼りなさげな二枚目の主人公に凛々しくて美しい相棒。
FBI嫌いの市警の警部に東洋人の鑑識。
ある種ベタベタな設定ですがこれがニヤリとさせます。
捜査の合間合間で挿入されるアイキャッチにBGMや効果音。
可笑しいくらいに海外のサスペンス作品のよう。
いやあ、徹底してるなあ。
世界観を作るってのはこういうことですな。
敢えて不利な状況になるとしても、このビジュアルは譲れない。
そういうことなのかもしれない。
そこまでしないと印象に残る、記憶に残るゲームなんて作れっこないです。
今はマーケティング重視で売れてる作品の売れてる要素を盛り込んだゲームばかり。
どれもそれなりに面白い、昔に比べたら全然面白い作品ばかりですが
果たして10年後、どれくらいの作品のこと思い出すかな。
そう考えると、10年後思い出すのはこういった、芯のしっかりある作品だと思います。
多少の欠点があっても、印象に残る作品。
僕はそうは思わないけど、1シナリオ1本勝負はやはりマイナスポイントかもしれません。
ただ、この1本のシナリオが一生ものの作品になるかもしれません。
その可能性は十分ある作品だと思いますね。
ゲームに限らず、ストーリーのある作品ならば人によって好き嫌いが出ますから
AGAINもその結末に納得がいかない、という可能性もありますが
それでもサスペンス好きな方には遊んでもらいたいなあ。
とにかくシステム周りが快適に出来ててサクサク遊べますし
盛り込まれてる謎も作品を盛り上げる演出、といった感じで
難易度としてはそんなに高くないですからストーリーに没頭できますし。
いや、ほんとに、夢中でクリアしてしまいました。
大変面白かったです。
ありがとう、CING。
レーン刑事の背中と凄腕過ぎるヒューゴのネクタイのだらしなさが最高でしたw



以上、AGAINで遊んでみたでした。
このシンプルさは最近のCING作品よりも
CINGのスタッフさんが独立前に所属していたリバーヒルソフトの作品っぽいな。
J.B.ハロルドシリーズあたりを遊んでるようでありました。
妙に懐かしい感じがよかったです。
これも分岐とかなく、とにかく事件の真相に迫るべく奔走した結果かも知れませんね。
そして、セールスは大苦戦ですが、出来る事なら続編希望。
というかCINGは3部作ぐらいで考えてるのでは疑惑w
いやあ、まだまだジェイの活躍の場はありますよね。
僕はその姿ぜひ見てみたい。
ということでテクモにも頑張ってもらいたい。
結婚相手のコーエーは無双一辺倒でちょっと寂しい状況ですが
ここ数年のテクモはペネロペにノスタルジオの風、零Wii、そしてAGAINと
実に多彩で魅力ある作品を送り続けてますんで
この方向をキープしてくれるとうれしいんだけどなあ。
グループ再編が本格化してくるだろうからこれは分からんなあ。
気がつけばおっぱい揺れとパチスロの液晶のみ。
なんてこと…
ないように、微力ながら応援し続けたいと思います。
ではでは(・ω・)/

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