最近の最高裁はほんとうに思い切った判決を出すが、この判決は
否認事件を取り扱う弁護士の溜飲を下げるのではないか。
たいていの弁護士は最高裁判決に書かれたごとく訴訟手続をなし、
でも裁判官に最高裁判決に書かれた原審の経過のように、自己の
主張が退けられてきた経験をしてきたはずである。
地裁高裁の全国の裁判官は、自分たちが刑事訴訟法の精神に
おとる手続を墨守してきたことをこの最高裁判決を踏まえて猛省
してほしい。法化社会における人権の砦のひとつが裁判所で
あるべきなのだから。
ろぼっと軽ジK