2013/11/20
私にとって大切な人が亡くなりました。


祖父は私の人格に大きな影響を与えた
大切な、大切な存在です。


そんな私が
祖父の口から聞いた最後の言葉が
「ありがとう」
でした。



数ヶ月間、
脳腫瘍と気胸との闘病生活でした。

痰が喉に詰まってしまうため、
吸引器を鼻から入れられ取り除いてもらっている状態でした。

会話も徐々にぼけが入ってしまい、
11月に入ったら喋る回数が急激に減りました。

そんなほとんど喋れない状態のときにお見舞いに行き、
看護婦さんに痰を取り除いてもらっていて
その様子はあまりに苦しそうでした。


しかし終わってからじっと看護婦さんの手を握り、目を見つめてなにかを言いたそうでした。
看護婦さんは優しい方だったので
そんな祖父の手をしっかり握り返してくれていました。


そしてしばらくして
祖父はふいに、力強く
「ありがとう」
と言いました。


この言葉が私にとって
祖父が発した最後の言葉になるとは思ってもいませんでした。


この日を境に、
目は開いていても
一言も発せなくなってしまいました。


そして2013年11月20日、
永遠の眠りにおちました。


祖父は私に大切なことをたくさん教えてくれました


1「女の子なのだから女の子らしくしていなさい。」

2「掃除をしなさい。それは見た目だけでなく自分自身の心も綺麗にするのだから。」

3「目上の人にはしっかりと敬語を使いなさい。そして敬いなさい。
自分より経験が多いのだから。」

4「人の話をよく聞きなさい。
自分の知らないことを知っているのだから。」

5「人になにかをしてもらったら必ずお礼を言いなさい。その言葉は〝ありがとう〟です。」

6「転んでもしっかりと起き上がるんだよ!!」




1から5は子供のときによく言われたことでした。
私はこうして22年間、祖父からも育ててもらいました。


6は私の22歳の誕生日に言われたことです。

→このとき祖父は病によりボケが始まり、
会話が半分くらい噛み合わなくなっていました。


下記:私のfacebookの誕生日投稿より


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@病室

「おじいちゃん、帰るね」
「はい、はーい!ありがとうね~」

そう言った祖父が
突然
また口を開いて

「転んでも、すぐ起き上がるんだよ!!」

と言いました。
近くにいた看護婦さんは笑っていました。
「若いから、すぐに転んだりしないわよ^^」

なので私も一緒に笑いました


けど本当はすごく嬉しかったのです

8/7生まれですが
私のモットーは
“七転び八起き”

です。

失敗して落ち込んでも
起き上がる精神力は
祖父からの遺伝のようですね☆゛



今年1年、
より多くの挑戦を大切に
失敗しながらも成長していこうと思います

周囲への感謝を忘れずに、
〝菜〟の花のように花を咲かせ、
稲〝穂〟のように実を結ぶ



写真は春に祖父がお庭で育てた菜の花です*゜






人一倍、
〝ありがとう〟
を大切にしていた祖父はみんなから愛されていました

最後の日は親戚がみな駆けつけました。
その多さに看護婦さんは
個室の部屋の扉を開けるなり

「わぁ!こんなに人が!!
上村さん、愛されていますねー(^^)よかったね!」


と声をかけるほど。


病院ってこういうことが日常茶飯事なわけで、
そんな中、看護師さんも驚くくらい
こんなにも祖父を想って集まる人がいるのは
本当に素晴らしいことだと感じました。


祖父が今まで周囲の人を大切にした結果です。



そんな祖父の孫に生まれて
私はとっても幸せ
です



だからいつまでも落ち込んではいられない
もっともっと頑張りたい


祖父は私に教えたいことがたくさんあると言いました
それは全部は教えきれなかったでしょう

しかし、とても大切なことを学びました



この6つへ従順に
そうしたら私は必ず幸せになれると思います
そして何より
祖父のように素晴らしい人になれると信じています



おじいちゃん、
ありがとうございました

2013/11/20
上村菜穂
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