今月のトネガワは安定の2話掲載です!
前回までで限定ジャンケン開催の基本的な準備は完了。
そして遂に、第1回目のリハーサルを迎えました・・・!
集められたのは、何も知らない帝愛の新入社員の黒服たち。例の面接回が繋がりましたね。
会場の下見も兼ねて、本番同様にエスポワールを使用しています。
利根川のルール説明も終わり、いよいよゲーム開始!一体どのような問題が露呈してくるのでしょうね・・・。
→ではまた機会があれば・・・!
こちらこそぜひ・・・!
か・・・固いな(´Д`;)
皆律儀過ぎて、とても人生を賭けたギャンブルって雰囲気じゃないね・・・w
利根川としては教育を兼ねて新入社員を選んだものの、これではリハーサルとしては失敗。空気を変えるためにチームの黒服を混ぜようと考えますが、あいにく全員が各々の過ごし方でテーブルの中に待機中です。
え・・・テーブルの中で待機する案が通っちゃったの!?w
利根川は、急げばカードの再発注はリハまでに間に合うと話していたので、てっきり前回はネタで本番はテーブル内には入らないと思ってた・・・(・・;)
まあ当のチームの皆に不満が無いのであれば・・・別にいいけど。
思わぬ誤算に困り果てた利根川。
しかし、そこにあの人物が現れました・・・!
債務者感0・・・ですね↓
→プロのレクチャーがあれば別の話ですが・・・
エンドーさんじゃないか・・・!ヽ(*'0'*)ツ
待ってたよ・・・!まさかここで登場するとはね。
カイジ本編の破戒録1話から察するに、利根川が№2に収まっていれば・・・部下である遠藤さんも後々幹部になれた人材。この頃は出世の道も見えていたのでしょうね。
当然二人は共に仕事もしてきた間柄のはずですが、会話と面識が描かれたのは初めてですね!
遠藤は、一日だけ黒服たちを預けてほしいと提案。幾人もの債務者を取り立ててきた経験を活かし、一日で彼らを立派な多重債務者にしてみせると豪語しました・・・!
自信満々の遠藤に促され、リハーサルは中止に。
かくして・・・↓
これほど受けたくない講義名もなかなか無いな。
さっそく遠藤が新入社員たちに多重債務者のイメージを尋ねると、努力しないのに遊び好きで見栄っ張り・・・端的に言えばクズという意見が出ました。ん・・・耳が痛いぞ?
確かに、それは正解です。
しかし、実際の多重債務者はクズという言葉では収まらないほど奇天烈であり、常人の想像を越える行動の持ち主だと・・・遠藤は語りました。
そして、呼び寄せたのは現在進行形で500万円超の借金を有している、つまり実際の多重債務者である渡辺くん!(服がどことなくエスポワール時のカイジっぽいですね)
→しかし、すぐに会社の金をパチンコに使ったことがばれ・・・営業中に上司から「帰ってこい!」と電話が掛かってきました。
さて、この後 渡辺くんはどんな行動を取ったのでしょうか・・・?
当然、直ちに会社へ戻り土下座などの謝罪をしたのだろう・・・と一人の黒服が答えますが、それは不正解。ならばと、目の前の問題から逃げて帰宅したのでは・・・と真逆の意見を出す黒服も現れます。一見クズらしい行動ですが・・・それも間違いでした。
そう、先ほど遠藤さんが語ったように、多重債務者はクズを超越した思考の持ち主。そう単純ではないのです。
かと言って会社にも戻りたくないので・・・
そうするしか・・・
ヒョエー((゚m゚;) 何だか怖いな・・・。
責任からも罪悪感からも逃避したかった、という事でしょうか。うーむ説明できない・・・というより、できてしまってはいけない気もする。
この得も言われぬ衝撃の真実に、黒服一同はゾッとしたまま唖然とした表情。
遠藤としては、これこそが伝えたかったリアルだったのでしょう。静かに笑みを浮かべながら、立て続けに2問目に移りました。
Q2.渡辺くんの母親は、渡辺くんの借金を返すために親戚中からお金を借り、なんとか200万円を集めました。
しかし、受け取った渡辺くんはその金を返済には充てず、競馬につぎ込み全額をすってしまったのです。さて、なぜ渡辺くんはそんなことをしたのでしょうか?
なぜと言われてもそんなものメチャクチャだ・・・とエピソードそのものに絶句する黒服たち。しかし、とある黒服はあわよくば勝ってお金を増やそうとしたのではないか・・・と自信ありげに解答しました。
ぶっちゃけ私もこの黒服と同意見に予想していたのですが・・・これは誰でも思いつくことですね。渡辺くんはそんな次元ではないのです!
自分へのご褒美っていうか・・・
・・・( ̄□ ̄;)
これは凄いな。本物ですわ。
もう他人への配慮を考えるとか、そういった部分への発想すら無いんですね・・・。サンプルはありそうですけれど、こんなぶっ飛んだ解答を思いつく萩原さんが凄い。
この後も遠藤による講座は数時間に及んだのでした。
(以降第20話)
そして、もはや別種の生物という多重債務者のリアルを目の当たりにした黒服たちは・・・翌日!
すっかり腑抜けてる・・・!Σ(~∀~||;)
遠藤さんもそれはドヤ顔で言うセリフじゃないでしょw
確かに債務者の心になり切ってリハーサルに挑むのは大事ですけど、それ以前に彼らは帝愛の大切な新入社員なのに・・・。尾を引きそうな感じだけど大丈夫かな。
そして2日目のリハーサルが始まり、利根川は本番だと思って一所懸命に頑張るように説明しますが・・・、
→これは・・・確かにクズ・・・!
リハの枠を越えるクオリティのクズっぷりに、利根川は遠藤を称賛。これでこそ本番に近いリハーサルが組めるというものですね。
その後、利根川は勝って社会の上層まで昇ってこい!と本番さながらに檄を飛ばしますが・・・すっかり怠惰な集団と化した黒服たちは、何かと理由をつけて一様に帰りたがる始末。
仕方なく強制的に開始させたのはいいですが、これは・・・遠藤さんがやりすぎたのでは・・・。
遂に遊びだしたぞこいつら・・・w
そもそも誰が隠し持っていたんだという・・・
でも実際の人生を賭けた人生ゲームなら、帝愛主催のギャンブルであっても面白そう・・・。
一向にジャンケンを始めない黒服たちに痺れを切らし、利根川はアシスタントの東さん(もうこの名前で定着しちゃったのか・・・w)と共に、もう一度ホールへ。
本ゲームをクリアした・・・
先着10名には・・・なんと・・・↓
物で釣る作戦ですか(^_^;)
てかそのクリアファイルは普通に欲しい。トネガワ3巻の特典は付箋ですが、このクリアファイルかクオカードの方がいいな・・・。
しかし、黒服たちは全くなびかず・・・ダラダラと人生ゲームに没頭。もはやリハーサルも何もあったものではありません。
さすがに堪忍袋の緒が切れそうな利根川ですが、遠藤が説明に入ります。
彼らが勝ち負けにも、物にもなびかないのはある意味で当然。なぜなら、彼らは今・・・幸せな家庭と何万ドルもの資金を有した大富豪なのです。
それはあくまでゲームの中だ・・・と利根川は遮りますが、遠藤は彼らがその仮の人生に逃げ、ゲームと現実との区別ができていない状態なのだと話しました。
そして、この状況を打破する方法は一つ。
つまり・・・もっと面白いゲームを提案すればよいのです!
→教えてやろう・・・そのゲームの名は・・・
現実(リアル)・・・!
そう言い放った遠藤は、即座に待機させていた対戦相手を招集!
何だコイツら・・・!?
遠藤が呼びつけた新たなクズの4大勢力の出現により、重々しい空気がなおさら異様な様相に。そして、別種のクズをぶつけることにより、必然的に血を血で洗うチーム戦が勃発するのです・・・!
何だこの無駄な熱さは(・Θ・;)
もうカオスすぎてツッコむ所しかないけど、言葉が見つからない!w
ひたすら遠藤さんがアクティブすぎる回でしたね(^_^;)
今回の遠藤さんを見れば、なるほど・・・将来を嘱望されていたのも少し頷けます。まあ少し自らの経験と技術を生かそうという、野心的な部分が暴走していますが、人を思うままに動かす力は十分にあったわけですね。
でもチーム戦になった時点で、リハーサルの意味を成さなくなってしまうよね。結果的に利根川としてはありがた迷惑・・・というよりただ迷惑なだけ。もうまともな人間が一人もいないので制御不能じゃないですか!w
そしてこの間、チーム利根川の黒服は全員静かにテーブルの中に潜んでいると・・・(;^_^A
利根川の立場ならむしろ泣けてくるけどね・・・。
そして相変わらず、予想を遥かに越えてくる攻めたシナリオだ・・・。それでいて毎回安定したクオリティであることの凄さ。驚きですよ、本当に。
そろそろ限定ジャンケン編も終盤といった展開ですが、終了後も連載は続くのでしょうか?沼接待は描きましたし、あるとすれば残りは橋とEカードの制作秘話かな・・・。電流の方は無理でも、人間競馬の方はネットなり対策をすればリハーサルも可能か。
まさか・・・カイジに敗戦後の後日談は描かないでしょうね。
現時点ではネタの勢いに陰りが見えないので、原作の設定とは絡まないオリジナル展開だけでも長く続いてほしいです。
※今回登場した債務者の4チームですが、そのリーダーに見覚えがあったので探してみると・・・
投資バカ木村↓
CHC中根↓
この二人はカイジ本編にて発見しました。(パラパラっとしか確認していませんが、山口と川上は私の記憶にもないので恐らくいない・・・と思います)
本当にトネガワはこの辺りの小ネタが細かい。原作愛に満ちているのが、この人気にも繋がっているのでしょうね。
しれっと2人はリピーターだったのですね・・・。
・・・それ以上に言うことは無いです(;^_^A