NPO法人「人と人をつなぐ会」はこのほど、東京都新宿区の戸山団地で行っている電話相談サービスを強化した。サービスを利用する一人暮らしの高齢者や障害者の中で、自殺などにより孤独死する恐れのある人の相談を僧侶が引き受ける。

 戸山団地は高齢化率が高く、孤独死が発生しやすいことから、24時間体制で電話相談サービスを提供している。しかし、サービスを利用していても、自殺したり、独居で近所付き合いがなく孤独死したりしそうな人は多く、深刻なケースには、より専門的な相談に応じられる体制づくりが必要と判断した。

 同会と提携する専修寺関東別院(大田区)の5人の僧侶が電話相談に応じる。電話相談サービスの利用者の相談内容について、オペレーターが「危険」と判断した場合、一度電話を切って僧侶に連絡し、のちほど僧侶が利用者に直接電話をかける仕組み。

 同会によると、「孤独死の3割は若年層」で、僧侶が対応する電話は高齢者だけでなく、うつ病などに悩む若年層なども多いという。今後は別の寺院とも提携して僧侶の電話相談を強化するほか、専門医による電話相談を開始することなども視野に入れている。


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