2週続けて長谷が感想を担当します。先週末から数日風邪でダウンしてました。

皆さまもご自愛くださいませ。特に受験生の皆さま、お気をつけくださいませ。


テレビ局をはじめたよ』(同名の原作[ただし「ドラミちゃん」としての連載で発表]+オリジナル)

脚本:大野木寛 絵コンテ・演出:しのみやすゆき 作画監督:小野慎哉


・『ドラミちゃん』として発表されたお話で、漫画だとのび太ではなくのび太郎、スネ夫にあたるキャラが木鳥くんだったりします。てんコミなどではそのあたりには触れずに収録されているので、初めて読んだ方は「これ誰?」と思われたことでしょう。途中からはオリジナルの要素が見られましたね。


・骨川邸に集められた面々。出木杉も前列に座っている他、安雄はる夫やモブ子ちゃんなどさまざまなキャラクターも呼び出される事態になっています。まあ、ただの自慢ですけどね。


・今回と次回の2話で登場すると告知のあった甘栗旬がいきなりの登場。

CMとしての起用は新鉄人の福山雅秋を思い出します。


・原作では「ジャリっ子歌じまん」でしたが、今回は「キッズ♪♪MUSIC」でしたね。

ルックスを強調する時のスネ夫のドヤ顔と言ったら!歌う曲はもちろん「おぼっちゃマンボ」!

さすがの出木杉もうんざり顔を見せてましたね。


・のび太「テレビなんて頼まれたって…出た~い」

京都大学では今日明日(一部の学科では明後日も)入試です。僕も前日にテレビ局に「一言いただけますか?」などと声をかけられましたが、そういうの嫌いなので断わりましたww


・『ドラミちゃん』のお話なので、ドラミちゃんも登場です。ドラえもんもいますけれどね。

メロンパンをドラが勝手に食べたので、ケンカしているという設定のようです。


・大原さんの歌声キター!もちろんのび太役なので、いかに外すかということが大事ですが貴重ですね。

テレビで悪声を聞いたクラスメイトたちが一斉に野比家に集合です。


・ドラミちゃんの考えが巧みなのか一転してのび太テレビ社長に上り詰めたのび太ww


・のび太「ニュースの時間です。…(ちゃんと画面)うつってる~?」つぶらな瞳いただきました。

新聞が読めないのは原作通り。ワンマンショーであやとりやるところ見たかった。


・スネ夫の話術(さらに目でのドラミちゃんものまね)に嵌りドラえもんも必死に対抗。

ここからオリジナル要素が強くなってきます。


・ママうっかり(手抜き)晩ごはんをご近所に解説。毎日丹精込めた手製料理というのは大変ですしね。

でもやっぱりはずかしいですね。


・TDS(武ドラえもんスネ夫テレビ)放送開始。ちょっと他局を意識してますよね。ドラよ、テレビ局作るのは簡単かもしれないが、製作費などいろいろ大変なことは知ってるよね。特に今は儲からない時代だから…。


・のび太が奇策を思いつきます。訪れたのは出木杉のところ。ようやく出番が来た出木杉は最新宇宙論

とやらを語りたいようですが…。


・きました「今日の宿題」コーナー!5年3組の人しか得しないであろうものですが、視聴率競争で大逆転。

原作では戸手茂できるくんというまさに単発キャラという人が登場していました。

原作と同様、テレビに出られはしたものの、かなり不満を持っていることが窺えます。

今回、宿題を教えることにドラ・ドラミがツッコんでいないところは競争することにしか頭にないと言えますね。


・銭湯屋さんがスポンサーについてくださることに。そして丁度しずちゃんが野比家を来訪。

当然湯船につかってくれますよね?-しずちゃん「エッチ!」 そうですか…(;´Д`A


・ドラミ「テレビに変な顔が映ると、人気があがるみたい」

そんな単純なものでしょうか?なぜか変顔で対抗する展開に。

ドラミちゃんも嫌がったのは最初だけで楽しんでいるようで何より。カオスすぎて爆笑です。


・面白かった変顔もマンネリ化して、ついにのび太放送局にタレントが集結。

TDSの方に行かなかったのは原作のオチを尊重していると言えます。

そんなわけで、しずちゃんのきらきら星と安雄の変顔(←また変顔かよ)、はる夫のプロレス、

その他バレエやギター、落語など思い思いにカメラに映り込んでわけがわからないよ、でフィナーレ。

ドラの顔が戻らないのは「ああそうですか~御苦労」という印象しかないですね、その前の方がカオスなので。



あいつを固めちゃえ』(ほぼ同名の原作通り)

脚本:原島興子 絵コンテ:八鍬新之介 演出:しのみやすゆき 作画監督:小野慎哉


・玄関先に招待状を差し入れるとはジャイアン考えたものです。のび太は見なかったことに。

実際家にいなかったり部屋にこもりきりであれば気づきませんから、アリですよね。


・しずちゃんが何やらあわただしい様子で野比家に向かってきます。机の上に置いてあったカメラで

のび太はしずちゃんを撮影します。ところがしずちゃんは固まってしまうのでした。

走っている状態で固まっているので髪が乱れていますが、素敵です。


・瞬間固定カメラという道具で、もう一度シャッターを押すと動き出すという道具でした。

のび太「このまま飾っておきたいな~」等身大コレクションいいですな!一家に一人しずちゃんを!!


・ところがしずちゃんはリサイタルビラを手に握っています。知らなかったことにしたいのび太はビラを差し替えます。そこで固定解除。すると走っていたしずちゃんは目の前ののび太に倒れ込みます。

この時のしずちゃんかわいすぎるんですけど。のび太うらやま。イヒヒヒヒじゃないよ!

ビラはやきいもタイムセールのものに変わっていました。しずちゃん赤面、これまた可愛い。

でもドラのび自己防衛のため仕方ないところはありますが、いささかひどい仕打ちですね。


・のび太のいたずら心が動きだし、どら焼きを食べようとするドラに痛い目を。

しかし道具の本当の使い方を説明する中で、うっかり窓ガラスを割ってしまいます。

家の中でボールを打つのが悪いですが。

当然ママに叱られ、家を飛び出してしまわざるを得ない状況に。ジャイアンに遭遇する確率が高まります。


・スネ夫はジャイアンに見つかってしまい、本音と建前が見え隠れする危ない発言を連発します。

あくまでリサイタルを知らないことを貫いてドラのびは裏山へ逃げ込みます。


・(小学館の雑誌のCM。最近の付録ってすごいですね。

ドラがデザインされた機械を間接的にでも握れば、その人の身体に触れると楽器のように音が鳴るとか。

僕も愛菜ちゃんの手や頬に触って音出したい


・結局ドラのびを除くほとんどの面々がリサイタルに駆り出されます。

もちろん1曲目は「ジャイアンにボエボエ」ですね。


・裏山ではドラのびが命綱なしのダイビングに興じています。

のび太はリサイタルでみんなが苦しんでいることに思いを馳せ、ドラにシャッターを切ることができず、

ドラは地面に直撃して、全身薄っぺらになってしまいます。

地面にめり込むまでのドラのはしゃぎようも面白い一方で、人を思いやるのび太の内面も同時に描かれているので、なかなか良いシーンだと思います。

自転車の空気入れで自らを膨らませるドラちゃん、かなり可愛い!

一方、空き地では顔色真っ青で倒れこむ人続出。しずちゃんもSOS発信です。


・ドラがカメラでジャイアンを固めてリサイタル強制終了。

しずちゃん(頬を染め涙を流しながら)「のび太さんはみんなの命を救ってくれた英雄よ!」→

のび太(しずちゃんの言葉に頬を染め舌をぺロリ)「英雄だなんて、そんなぁ~」→

しずちゃん「うちに来て!ケーキをご馳走するわ!」ドラえもん解せぬ


・ドラのびは夕食・お風呂・おやすみと夜遅くなるまで楽しく過ごします。

お風呂一緒に入ってるところが仲の良さが窺えて良いなあ。

ところがジャイアンを元に戻すのを忘れていたのに気付きます。


・空き地のジャイアンは落書きされていて、下手にジャイを動けるように戻すと大変な状況に。

ドラのびどちらがシャッターを切るかでもめてるうちにボタンに触れてしまいます。

さらに逃げる際に誤って自らを固定してしまうのでした。ジャイアンは動ける状況なので、

全てを理解し(ドラのびが落書きしたと勘違いしていますけど)ドラのびに怒りの矛先を向けます。

最後のシーンは魔界大冒険を連想させますね。



ミニコーナーはグリプトドンを紹介。雲の王国を連想させますね。

次回は映画公開直前一時間SPとのこと。甘栗旬さんもどこかで登場するようですね。

受験生のみなさんは残りの試験がんばってくださいね。応援しています(^O^)


長谷