1995年のナトリウム漏れ事故で停止している日本原子力研究開発機構(原子力機構)の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、西川一誠福井県知事は28日、川端達夫文部科学相と県庁で会談し、運転再開に同意する意思を正式に伝えた。これにより、地元了解の手続きはすべて終了し、国の核燃料サイクル計画の中核を担うもんじゅは、大型連休明けの5月6日にも運転再開される。

 西川知事は会談で、26日深夜にもんじゅで起きたナトリウム漏えい検出器の故障について、「運転再開前の重要な時期で、残念に思っている。こうしたトラブル一つ一つはなかなか東京には届かないかもしれないが、地元がもんじゅについて不安を感じる代表的な事例だ。原子力機構に対する厳正な指導監督に一層尽力してほしい」と訴えた。その上で、27日に河瀬一治敦賀市長と会談したことなどを挙げ、「地元敦賀市の意見やこれまでの県議会の議論などを総合的に勘案し、県として運転再開を了承することにした」と述べた。

 川端文科相は「原子力機構を厳格に指導し、必要な支援を行う。安全確保と情報公開に万全を期すよう、省として全力で取り組む」と応じた。西川知事は28日、県庁で原子力機構の岡崎俊雄理事長とも会談し、運転再開の了承を伝えた。

 運転再開の同意に対して、同県の市民団体「原子力発電に反対する福井県民会議」は、「検出器の故障発生で県民の不安は大きくなっている。再開同意に強い怒りを込めて抗議する」と県に申し入れた。また、原発に反対する各地の市民団体が抗議文を発表した。

【安藤大介】

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