ここに地終わり海始まる (2) | 降っても晴れてもパリ。

ここに地終わり海始まる (2)

世界に名だたるモンサンミッシェルは、

ノルマンディー人に言わせるとノルマンディーのもの、
ブルターニュ人に言わせるとブルターニュのもの。



しかしここ、城壁に囲まれた美しき街サンマロは、

「フランス人でも、ブルターニュ人でもない。サンマロ人だ。」

という言葉があるほど誇り高い、サンマロ人たちのもの。








降っても晴れてもパリ。


城壁が好き、要塞好き、

門をくぐる瞬間がたまらなく好きなみなさま全員集合!ラブラブ


サンマロは門をくぐって旧市街地を散策するのも楽しいのですが、
城壁をもっと堪能したい方、地の果て感をもっと堪能したい方は・・・






降っても晴れてもパリ。



是非、街をぐるりと取り囲む城壁上のお散歩道へ!










降っても晴れてもパリ。




「城壁や、要塞って閉塞感がつきものなのにここは開放感があるわね!」


「夏は人口が4~5倍になるほどのリゾート地なんだよ。
 あそこに見えるビーチも、夏は場所がないくらい!」


「あら、そうなの?
 私、後で不動産屋の張り紙見に行ってもいい?参考までに。」


「おお!マシェリー!なに?愛の巣?!ラブラブ

 そうだね、こんなに美しい街だもんね!
 海の見えるアパルトマンや家に住んでみたいって、
 大陸人の多くが夢見ていることだよ!

 そんなにここが気に入ってくれて、ボクも嬉しいな!」



「・・・・いや、投資目的で。」



石造りの、海に臨む部屋を見ながら
あっまーい会話を楽しんだり・・・・(え?)







降っても晴れてもパリ。


「彼、さっきからずーっとあのポーズをとってるけど、
 結局飛び込むのか、飛び込まないのか?」


と、賭けをしてみたり、









降っても晴れてもパリ。


「ほら、ごらん!あれは間違いなくイギリス人だろうね!」

「ほんとうだ、太陽を浴びて赤くなっているものね!」

「可哀想に、いつも曇っている国だから太陽がめずらしいんだね!」


と言い合っている仏人グループに、


「彼ら、フランス語しゃべってますけど?」


と、教えてあげたりしながら

城壁の上をずっと歩き進んでいくと、




カナダを発見したというサンマロ出身の冒険家、
ジャック・カルティエの銅像がある小さな広場にたどり着く。




降っても晴れてもパリ。


(この銅像、カナダの方角を向いているという話。)




さてさて。
この銅像のある小さな広場の特徴といえばなんと言っても、、、







降っても晴れてもパリ。


大砲があること。爆弾



興味深いのは男性と女性のリアクションの違い。


女性はこの大砲を

“城壁の上のちょっとしたオブジェかデコレーション”的に
あっさりスルーして通り過ぎるのに対し・・・




男性は・・・・



降っても晴れてもパリ。




降っても晴れてもパリ。


老いも若きも漏れなく興味津々で必ず立ち止まり、

ある者は大砲の上にまたがってみたり、

ある者は触ったり、愛おしそうにさすってみたり、

ある者は大砲の方角を向いて思いをはせたり、




そしてある者は、



降っても晴れてもパリ。

降っても晴れてもパリ。


降っても晴れてもパリ。


ありとあらゆる角度から写真をとってみたり、






そしてある者は・・・・・





降っても晴れてもパリ。


完全戦闘態勢に入っていたりする・・・・。



ふぅ。
男のロマンに付き合って潮風に当たってたら喉がからから!


そろそろ街に下りてシードルでも飲もうかしらん。







降っても晴れてもパリ。


このサンマロ、城壁こそ12世紀に築かれたまま残っていますが
街は第二次世界大戦でアメリカ軍の爆撃を受け壊滅状態になり、

戦後、ばらばらになった石たちを、まるでレゴを組み立てるように
サンマロの人たちが丁寧に組み立て

昔の街を、昔のとおりに再現したんですって。目


ブラボー、サンマロ人!



ニースなんて、
あの小さなマセナ広場の工事ですら
5年くらいかかってたのに・・・(コッソリ)








降っても晴れてもパリ。


シードルで喉を潤した頃には、街はすっかり夕焼け小焼け。
さあーて、明日もあることだし、そろそろホテルに戻ろうかしらね!






降っても晴れてもパリ。


サンマロ、ばいばい!



今回の記事を携帯で見ていただいた方、メルシーボクー!
お得情報まったくなしのアイコ旅行記、次回もお楽しみに・・・。
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