フランス人とワインの関係。 | 降っても晴れてもパリ。

フランス人とワインの関係。

降っても晴れてもパリ。
フランス人は本当にワインを飲むの?と、もう何度聞かれたことだろう。



答えは

そう、フランス人は本当にワインを飲む。日本人が日本酒を飲むという比ではないほどに。



子供の頃から水で薄めたワインを飲んで育ったフランス人。

フランス人にとってワインとは、彼らの生活、否、肉体の一部であり、文化であり、歴史であり、時に人生を語る上での隠喩であり、そして国家の存在証明でもあるそうだ。


もちろん、ワイン(アルコール)がほとんど飲めないという、人生の大いなる喜びを知ることのできない哀れなフランス人もいるが、稀有な存在らしい。




先日、フランス人と昼食をとった。昼食といっても、彼の勤務する会社の社員食堂である。フランスでは社員食堂も(聞くところによると学校給食も)“前菜→メイン→デザート”の順にトレイに取り、順序よく食べるシステム。



降っても晴れてもパリ。 そして、・・・ワインも、ある

赤、白、ロゼ。
グラス、ピッチャー、フルボトル。
数種類の銘柄。




そう、フランス人は本当にワインを飲む。しかも、しょっちゅう。


「ワイン飲むでしょう、アイコも?」 と笑顔ですすめられたが、

「私、ちょっと風邪気味だから。」とやんわり断った。


いくら私が働いていないとはいえ、平日の昼間にワインを飲むなんて、未だ少しばかり罪悪感がある。


すると・・・

「あ、ってことは、赤だね?!だって、ワインは薬だから!」



そういえば赤ワインに含まれるポリフェノールという成分は、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用を向上させると聞く。

しかし、風邪にも効果があったとは。。。だからこんなに寒くても、Tシャツ1枚の男性や、キャミソールの女性を多く見かけるのだろうか?これも一種のフレンチパラドックス?


「ううん、今日はやめとくわ。だってこの後、運転するかもしれないし。」


いくらなんでも、飲酒運転はまずいわよね?


すると・・・

降っても晴れてもパリ。
「何が問題なの?ワインはグラス3杯まで飲んでいいはずでしょ?」





そういえば、アルコールに含まれるエチルアルコールという成分は、脳の抑止力などを低下させ、気が大きくなったり、軽い興奮状態になったりすると聞く。


だから常に興奮状態なのか、だから運転をしながら大声で罵り合っているフランス人があんなにも多いのか・・・。



教訓:フランス人を理解するには、ワインの成分と効能を理解すべし。そうすれば腹も立たない。




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