Yuta
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英語なんてどうだっていい

2010-02-09 22:24:33 テーマ:雑感

(補足)

昨日行われたプリウスのリコール会見では、豊田社長は英語を話されていました。また、ワシントンポストにToyota's plan to repair its public imageという文章を豊田社長名義で寄稿されていました。さすがですね。


対策が後手後手だと批判することも可能かもしれませんが、良くなかったと思われる点をすぐに修正して取り組むところは、偉そうなことを書いてしまった僕自身が学ばなければいけないと肝に銘じました。


Toyota's plan to repair its public image の一部をご紹介させていただきます。


When consumers purchase a Toyota, they are not simply purchasing a car, truck or van. They are placing their trust in our company. The past few weeks, however, have made clear that Toyota has not lived up to the high standards we set for ourselves. More important, we have not lived up to the high standards you have come to expect from us. I am deeply disappointed by that and apologize. As the president of Toyota, I take personal responsibility. That is why I am personally leading the effort to restore trust in our word and in our products.


(消費者の方がトヨタの車を購入されるときに、単に車を買われるのではありません。消費者の方が当社を信頼してくださっているのです。ここ数週間で判明したことは、トヨタが自ら課した最高基準を満たすことができなかったことです。さらに重要なことは、皆様が当社に期待していただけるようになった最高基準を満たせなかったことです。私はこの件を大変に残念に思っており、謝罪いたします。トヨタの社長として、個人的な責任を負っています。だからこそ、私は個人的に当社の言葉と製品に対して信頼を回復するよう率先して取り組んでまいります。)

(補足終わり)


今日は、いつもたくさんのことを学ばせていただいている日向先生のブログで『怪しげな英語と断じられたトヨタの社長 』という記事を読んでの個人的な感想を書かせていただきます。


私はトヨタは世界的な企業なので英語ができるというのは重要なファクターかもしれませんが、あくまで経営者なので絶対に不可欠な要素ではないと思います。ですから「英語なんてどうだっていい」というタイトルにさせていただきました。でも、今回の記者会見のケースでは、下手でもいいから英語で始めるべきだったのではないでしょうか。


またまた屁理屈みたいな書き出しになって恐縮ですが、英語が上手、下手という尺度ではなく、今回のリコールのケースでまず訴えなければいけなかった相手は大半がアメリカの消費者だったからです。もしリコールが中国でおきれば会見はまず中国語で行うべきで、ブラジルで起きればポルトガル語で会見を始めるべきだったと自分は考えています。


まず消費者に対して、コミュニケーションを一番取れなければいけない相手に対して一番、まごころを伝えるにはどうしたらいいか考えれば、現地の言葉で謝罪をして、できることは全てを尽くして対応すると意思表示することが最も大切なことだと思うからです。BBCの記者が英語で応えるように促したのも、トヨタ社長の本心が見えない苛立ちからだったかもしれません。それに、ブロークンな英語だったとしても、まず冒頭で英語で挨拶していれば、BBCの記者もそんなお願いはしなかったかもしれません。


もし英語がしゃべれなくても、今回の会見は即興で行われたものではありませんから、練習する時間はあったはずなのです。最初の冒頭だけでも、「アメリカに育ててもらったトヨタなのに、恩をあだで返すようになり申し訳なかった。信頼を取り戻すために全力を尽くしているところだ」ぐらいの英語のスピーチは暗記することぐらいできたはずです。メディア対策は対症療法的な感じがして個人的には嫌いですが、これだけ世界的な関心を集めている問題ですから世界中で報道されることは予想できたのでなおさら残念です。


先月中国の家電メーカーのHisense(海信)の周厚健(Zhou Houjian)会長が展示会で英語のプレゼンをしたとご 紹介させていただきました。周会長は原稿を読んでスピーチしましたが、英語で伝えようとしっかり練習を積まれて挑まれたんだなということが伝わりました。中国が一番だというおごりがあれば、きっと中国語のままスピーチしたでしょう。たしかに英語はうまくなかったのですがで、これから中国はモノマネメーカーではなく、価値を生み出すメーカーになるんだという意思を伝えるために英語を選んだのだと思ってしまうほどの出来でした。

もちろん、中国企業が昇り調子で、日本企業が下り調子だという一般論を語るつもりは毛頭ありません。それに英語がうまい/下手という基準から語りたかったのでもありません。ただ、伝えるべき相手に対してまごころを伝えるための最善の手を打たなかったことに対してとても残念な気がしてしまったのです。


また生意気なことを書いてしまった気がします。お気に障った方がいらっしゃったらどうかご容赦ください。

TOEIC 時間があればできたのに……

2010-02-08 06:17:37 テーマ:雑感

TOEIC公開テストの場合、どうしても難しい語彙の問題がインパクトが強いので、そちらに意識がいきがちですが、時間測りながら模試をやって答えあわせをしたさいに、間違えた問題に対して「落ち着いてやればできたのに」と悔しがることは意外に多い気がします。


パート5や6の語彙問題は問われている単語の意味を知らなければ解答は難しいですが、パート7は「時間をかけて文章を理解して解けば答えを探せる問題」が大半を占めていますよね。


「200問という大量の問題を出す必要はあるのか?」「英語の能力を測るなら2時間で100問でもいいじゃないか?」なぜ短時間であんなに問題を解かなければいけなのでしょうか?時間さえあれば出来る問題も間違えてしまうじゃないですか?


ここからはいつものように、Yutaの独りよがりなんですが、これは、TOEICは英語の知識を問うのではなく、コミュニケーションに役立つ英語能力を測ろうとしているからだと思っています。会話なんかは典型的だと思うんですが、返答するのに3秒以上の間隔を置くとそれだけで長く感じます。口頭でのコミュニケーションは即答性が大事ですから、10秒たって文を搾り出していては、コミュニケーションは成立しませんよね。ですから、ETSは、コミュニケーションに役立つ英語という観点からみたときには「時間をかければできる」ということを評価しないと考えている気がします。


「素早く」「適切に」応えてこそコミュニケーションは成立すると思います。「ブロークンでもいいじゃないか、大切なのは心のコミュニケーション」という人がいるのも理解していますが、「心のコミュニケーションが大事だからこそ、基本的な表現は使いこなせるようになっておきたいんだ」というのが私の立場です。タイムラグや文法の基本的な間違いが多いと肝心の「心のコミュニケーション」がおろそかになってしまいます。さらに、生意気な言い方になり大変恐縮ですが「ブロークンでもいいじゃないか、大切なのは心のコミュニケーション」という開き直った態度は、ブロークンな内容を理解する手間を相手にかけていることを気にかけない、まったく相手への思いやりに欠けた態度だと思います。


もちろん、だからといって「完璧な英語を素早く返答する」という高邁な理想を無理に押し付けようとしているのではありません。何もラリーキングライブに出れるほどの話術を学べと言いたいのではないのです。「素早く反応できる」英語表現を一つずつでも増やしていきましょうと言いたいだけなのです。TOEICに出てくる表現は基本語彙3000語で90~95パーセント構成されています。ですから、まずはこの基本語彙の表現を自分のものとしてきましょうと言いたいのです。


また、いつもの主張を繰り返すことになってしまいました(汗)ただ、この種の練習はおろそかになりがちなんです。パート5の解法にしたって「自動詞と他動詞の区別」のように知識からのアプローチを取ろうとしてしまいがちですから。もちろん、知識は重要です。それを否定はしませんし、知識の習得が出発点だと思います。ただ、それは出発点で、知識を運用力にすることが何よりも重要で、大変なことだと思うんです。


簡単と言われているパート1やパート2の英文を正確にListen&Repeatできるか試してみてください。このレベルの文は、長くても8語ていどですが(選択疑問文は長くなりがちですが)、いざ聞いて復唱するだけでもエネルギーがいるんですよね。一文を正確にListen&Repeatできるまで、10分かかってしまうかもしれません。でも、それを続けていると英語が軽くなる瞬間に出会えるんです。そのときこそが、その表現が体に落としこめた瞬間で、(僕だけかもしれませんが)「快感」を感じることができます。


今回も従来どおりの僕の立場を説明する話になってしまいました。難しい単語を覚えることは確かに大事なんですが、基礎的な表現を素早く口に出せるほどに体に覚えさせることは同じくらい、いやそれよりも大事なんですよね。こういう地味な勉強はついつい後回しになっていまうんですが、この勉強から逃げているといつまでも話せない、書けない状態から抜け出せないのではと自分の体験から思います。

lapseとeloquenceの違い

2010-02-06 09:35:24 テーマ:TOEIC分析

「lapseとeloquenceの違い」というタイトルにしましたがそれほど深い意味はありません。TOEICのフォーム2のパート5に出題された「lapseとeloquenceの違い」は、公式問題集に使われているかどうかでした。lapseは使われていて、eloquenceは使われていませんでした。ただ、それだけです。ちなみに語彙レベルを英辞郎で調べてみると、lapseは7000語レベルで、eloquenceは8000語レベルでした。


eloquenceは「雄弁」という日本語に訳されていることが多いです。「雄弁」って使うシチュエーションが狭そうですよね。演説や講演でしか使われないような気がします。自分がeloquenceを見かけるのは、オバマ大統領関連の記事ぐらいです。先日ご紹介した一般教書演説についてのウォールストリートジャーナルのコラムにも名詞eloquenceの派生形eloquentという形容詞が使われていました。


Washington Culture Leaves Little Hope for Change
Some thought Mr. Obama was sufficiently eloquent and persuasive to bridge partisan divides and convince each side to make the compromises necessary for progress. And while he is indeed eloquent, that clearly isn't enough.

(オバマ氏が十分に雄弁で説得力があったので、党派の違いを乗り越えて、各党を説得して進捗に必要な譲歩を引き出すことができると考えている人も中にはいる。確かに彼は雄弁だったが、それだけでは間違いなく不十分なのだ)


ウォールストリートジャーナルは保守的な立場ですから、オバマ大統領をeloquenceだと言うときは、だいたい「雄弁だけじゃ不十分だ」と批判する文脈なんですよね(笑)もう2年も前になる大統領選挙のときも当時大統領候補だったヒラリーさんもAction is eloquence.というシェークスピアの言葉を使ったオバマ批判のコマーシャルを作っていました。もちろんTOEICの場合は素直に雄弁さをほめていましたので、TOEICの場合は深読みする必要はないのでご安心を!


「ちょっとした失敗」「ささいな過ち」という意味のlapseは、ケンブリッジの英英辞典では以下のような用例がありました。


a lapse of concentration(集中力の欠如)
a memory lapse(記憶違い;度忘れ)


The management's decision to ignore the safety warnings demonstrated a remarkable lapse of judgment.
(経営陣が安全性の警告を無視することを決めたことは、あまりにも良識が欠けていることを示している)


1月の試験でどういう文だったのか忘れてしまったのですが、公式問題集は以下のような更新を促す広告でした。たまたまみつけたウエブサイト からです。


Don't Let Your Membership Lapse. . .
Be sure to renew so you won't miss receiving a newsletter.
Call 1-888-GOLFMATE (1-888-465-3628)


こんな風にもlapseって使うのかという感じで、生きた例文のような気がします。実際に使われているので例文ではないのですが(汗)


今回の試験で語彙レベルが高い難しい語彙が出題されたのは確かだと思いますが、TOEICで出題されるトピックから大きく逸脱した文ではありませんでした。eloquenceにしてもパート4ではスピーチが登場しますし、パート7でもレクチャーの案内や人物評などがあれば登場しそうな語彙だと思います。下記の2題は、前回の英検1級 の語彙問題なんですが、下記のような文が出たわけではないのです。


(1) Although the new secretary ------- her boss for being rude and arrogant, she had to admit that he was good at his job.
1 surmoounted
2 coveted
3 detested
4 solicited


(2) Dennis and Graham argued constantly, so their manager finally gave them an -------, saying they had to get along or one of them would be transferred.
1 aberration
2 exhilaration
3 ultimatum
4 addendum


上記2題の答えはどちらも3で、detestは英辞郎で12,000語レベル、ultimatumは英辞郎で11,000語レベルの単語です。「上司と部下の不仲」「同僚同士の不仲」など、絶対にTOEICでは扱われないようなトピックですね。


ちょっとごちゃごちゃしてきてしまったので、下記のように整理します。


① 通常どおりのレベルの語彙が出題された。


② パート7で使われるような表現から難しい語彙が出題された。


③ パート7で出ない文脈で、英検1級のような語彙が出題された。


自分のフォーム2の受験経験からの主観的な判断ですが、今回の難しさは②の「パート7で使われるような表現から難しい語彙が出題された」だったと思うんです。ですから、個人的にはそんなに大事件にはならないのでないかと思っています。本当の大事件は③のような「パート7で出ない文脈で、英検1級のような語彙が出題された」場合でしょう。


もしパート5の難化傾向に向けた対策をとるとしたら、まず、パート7を丁寧に読んで自分の知らない、よく知らない単語を調べてつぶしていくことが効果的になるのではないでしょうか。Don't Let Your Membership Lapse.のような表現は、語彙本や辞書の例文には載っていないことが多いんですよね。TOEICはパート5でも単なる知識では解けないように、しっかり文脈で理解しないと解けないようにうまくつくってありますから、公式問題集や定評ある模試本を通して学んだ方がいいと思っています。

Google Doodle

2010-02-04 07:09:16 テーマ:ウエブサイト紹介



TOEIC原理主義-GoogleDoodle

昨日の2月3日は画家のNorman Rockwellの誕生日だったようですね。グーグルのロゴが変わっていたので気づきました。

TOEIC原理主義-Rockwell

(上記のイラストは、こちらのサイト にあったものです)


このロゴはSunsetという絵をもとにしているようですね。ノーマン・ロックウェルの絵って大好きです。見ているだけで情景が浮かぶような、今にも絵が動き出しそうに僕には思えます。wikiquoteにあったノーマン・ロックウェルの言葉 を一つご紹介します。


The View of life I communicate in my pictures excludes the sordid and the ugly. I paint life as I would like it to be.
(私の絵の中で伝えようとしている人生観では、卑しさや醜さを除外しています。私が描く人生は、私がそうであって欲しいものなのです)


このグーグルのロゴを始めた方はデニス・ホワンという方なんですね。グーグルのサイトで彼のインタビューを読むことができます。このロゴは英語ではGoogle Doodleと言うそうですが、声に出してみれば、なぜGoogle LogoではなくGoogle Doodleって言っているのかお分かりいただけると思います。「音読で英語の体にしみこませる」って意味がピンと来ない方は、Google Doodleのような例に触れると体で感じることの重要性を分かっていただけるような気がします。


デニス・ホワンさんの英語インタビューはこちら

デニス・ホワンさんの日本語インタビューはこちら

上記のサイトでは、音声を聞けますが、なまりのある英語をしゃべっていますのでよく聞き取れませんでした(汗) 前向きに考えれば、才能さえあれば英語の発音なんて気にしなくても良いかもしれません。


彼のインタビューを読むと画家の誕生日には特に力を注ぐとありますから、昨日のRockwellも思い入れのある作品かもしれませんね。


Do you have favorite doodles?
"I have several personal favorites. Usually, artists' birthdays are the ones I spend the most effort on, like Magritte's birthday."


お気に入りのロゴはありますか?
「幾つかあります。モネの誕生日など、画家の誕生日に使用するロゴには特に力を注ぎます。」


英語ではマグリットをあげて、日本語ではモネになっているのは、誤訳というよりモネの方が日本人にはよく知られているからでしょうか?

積読亭さんに説明していただきました!

2010-02-02 02:41:04 テーマ:TOEIC分析

試験直後の雑感で以下のように書きました。


試験の始まりで試験問題の表紙を見ていたときに以下のようなお馴染みの表現がありました(実際の文言とは違っています。)


TOEIC is a registered trademark of Educational Testing Service (ETS).


registered trademarkは「登録商標」という意味ですが、registeredという分詞を使っていますね。ふと、試験問題に自分の受験番号と名前を書く欄を見るとregistration numberとなっているじゃないですか。グーグルで調べてみるとregistration numberの方が、registered numberよりも多い感じですが、registered numberもたくさん結果がでました。registrationとregisteredとではニュアンスが変わるんでしょうかね。試験前なのにふと気になっていました。


これに対して、積読亭さんから大変分かりやすい説明をしていただきましたので、ご紹介させていただきます。


"registered trademark"といった場合、登録されているのは"trademark"ということになりますが、その登録の際に付与される、その登録を識別するための番号が、「登録番号(registration nubmer)ということになります。TOEICの場合でいえば、登録対象は受験者であり、受験番号(registration nubmer)は、その登録を識別するために付与される番号かと思います。


一方、"Registered number"というのはピンと来なかったのですが、Google検索で最初の方に出てきた以下のページの使用例等を見ると、その番号自体が単体で表示等に使用され、その番号自体が登録の対象となっていると言えるようなケースで使われる表現と言えるのではないですかね。


http://www.ftc.gov/bcp/rn/rnfaq.shtm


今までのもやもやがすっきりした感じです。分詞がつく場合は、その分詞の直接の動作対象が後に続く名詞なんですね。いやあ、「当たり前じゃん」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、なぜ「研究施設」はresearch facilityで、researching facilityと言わないのか個人的にはずっとしゃくぜんとしなかったんですよね。「researchingのほうが「研究している」という動作が出てなんかよさ気じゃん」と思っていたぐらいです(汗)


(補足)


後から読み返してみれば、researching facilityのresearchingのように現在分詞の場合は、形容する名詞が動作主体になりますね。動作対象になるのはregistered trademarkのregisteredのように過去分詞だと考えた方がより正確だと思いました。


(補足終わり)


積読亭さんのご説明を応用させていただければ、facility(施設)がそもそもresearchという動作をするんじゃないですもんね。分詞はあくまでも分詞の動作とその対象が結びついていないといけない、advertising campagin(広告キャンペーン)は、campaginそのものがadvertiseという動作をしますもんね。


construction siteやconstructed builidingなど、<複合名詞>と<分詞+名詞>の使い分け、意味の違いって何だろう、と不思議に思っていたので、このようなすっきりした説明は本当にありがたかったです。積読亭さん、改めてお礼を申し上げます!!


もっと用例を探して、またご報告させていただこうと思います!

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