世の中が劇的に変わり、人々の意識も変わりました。
インターネットが発達して、ネットショップでなんでも買えるようになりました。
たくさんの情報があふれ、人々はどの情報を選んでいいのかがわからない。
商品も店も、消費者にとって、選択肢は無数にある。
そんな時代になったのです。
そんな世の中で、選ばれるために、買ってもらうためには何が重要なのか?
それの答えが「関係性」です。
これからの時代、あなたの会社や商品を選んでもらう理由、それは「関係性」なんです。
「関係性」がキーワードになってきます。
人間は同じものを買うのなら、関係性の深いほうで買います。
同じものを買うのなら、より関係性がある人から買うのです。
あなたが保険に入ろうかなと思ったとき、知り合いに保険の外交をやっている人、いないかな、って考える。
新しいクルマ、トヨタのプリウスが欲しいなって、思ったらトヨタに友人がいないかなって考えるかもしれない。
弁護士が必要になったときに、友人が弁護士だったら、その人に相談する。
たとえばあなたがワインを買おうと思っているとする。
銘柄も決まっています。
AとB、ふたつのお酒屋さんにどちらも3500円で売っています。
その店までの距離も一緒です。
Aの店は、あなたの見ず知らずの人がやっている店。
Bの店は、あなたの小学校からの親友である杉山くんが経営している、すぎちゃんの店。
どちらで買いますか?
「すぎちゃんの店」で買いますよね。
どうしてか?
「知っている人」だからです。
人は知り合いから買うのです。
それは安心できるってことです。
信頼があるってことです。
それが関係性です。
繁盛する店、会社になるためには、いきなり買ってもらおうとするのではなく、お客様と、関係性を作るという意図をもつことが大事になってくるのです。
そのためには、売る前に好かれることを考えることです。
お客さまと、「信頼・共感・好意」を創りだすこと。
お客さまに、あなたのことを、あなたの会社を、あなたの商品を好きになってもらうこと。
それが大切です。
でもね、頭ではわかっていても、行動が「売り込み」や「営業」になってしまう。
そういうことってありますよね。
共感を創りだすには、どうしたらいいのでしょう?
それは、カンタンに言うと、情報を発信することです。
情報発信といっても、商品の情報ではありません。
それは売り込みになってしまいます。
あなたが発信しなければならない情報は、お客さまにとって、有益な情報です。
有益な情報といういのは、たとえば「不」がつくことを解消してくれる情報なんかは、とっても有益な情報といえるでしょう。
「不」のつくことを解消してくれる情報というのは、不安、不満、不便を解消する情報のことです。
ボクのお弟子さんにも、「不妊体質の改善情報」を発信している漢方薬局さんや、「反応のいい販促物の作り方」を情報発信している印刷屋さん。
美容院の集客やリピーター対策を発信している、美容室のオーナー。
企業の価値を伝えるために「物語」の重要性を伝えている、コンサルタントの人。
小売店の売上を上げるためのアドバイスをしている、アパレルメーカーの社長。
などなど、「有益な情報」を発信して、興味のある人や見込み客を集めてそれから売っている人が多くいます。
有益な情報をたくさん発信して、「信頼・共感・好意」を創りだしましょう。
売る前に好きになってもらうことが、大切です。