孟母となるか、それとも猛母か | 学校へ行こう~大手進学塾講師が語る中学受験最前線!

孟母となるか、それとも猛母か

学校へ行こう~大手進学塾講師が語る中学受験最前線!-花
こんにちは!
日ごとに日差しも強くなり、気温もぐんぐん上昇してきましたね。
今年の夏も、暑い夏になりそうな予感がします。

さて。
先日、今春卒塾した女の子が、お母様と一緒に校舎に私を訪ねてくれました。
5年生から国語と社会を担当し、2年間彼女を見守ってきましたが。
女子学院合格を勝ち取るとは、正直思ってもいませんでした。

と言いますのは、入試直前期まで少し情緒不安定なところがあったため。
普段の彼女は、とても明るくて積極的なお子さんです。

4年生から最上位クラスにいましたから、当然お勉強も普通以上にできます。いや、かなりできると言ったほうがいいでしょう。

わからなければ、わかるまで質問攻めにしてくれますし、自ら補習を志願することもたびたび。塾での彼女を見る限り、とても問題のあるようには見受けられませんでした。

ところが。昨年の9月も終わろうという頃、突然、彼女のお母様から「ぜひお話したいことがあります」という連絡を受けました。時間を設け、面談室でじっくりお話を伺うことに。

うつむきがちに入室されたお母様の目は、心なしか潤んでいるようにも見え・・・。

「最近、娘の口ごたえや反発がひどくて・・・」と。
「朝から不機嫌で、ささいなことで私に当り散らしてくるんです」

6年生の夏休みが終わり、いよいよ9月からは学校別の特別日曜講座も開講されます。
他校舎の猛者たちに揉まれて、自分が遅れをとっていると思い込んでしまったのでしょう。

疲れ、あせりと不安。その気持ちの持って行き場がなくて、ついつい身近なお母様に向かうことはよくあることです。また、それでなくても女の子の場合、早い子は4年生の後半くらいから反抗期に突入します。

今までは、保護者の方の言うことに素直に従っていたお子さんも、自我に目覚め、自分の思いを主張してくるのです。

昨日までとは違う我が子にびっくりされ、とまどい、どう対処すればいいのか悩まれることも多いと思います。そんな時は、決してひとりで悩まず、身近な人に相談されたほうがいいです。話すだけでも、すっきりしますから!

反抗期があるのは当たり前。
実際、自分たちも通り過ぎてきた道ですね。
むしろ、反抗期がないほうがのちのち問題になることが多いのですよ。
いちいち真に受けないで、笑って右から左に聞き流してしまいましょう!

・・・そんなことを、笑ったり泣いたりしながらお話して。
その日は、幾分すっきりした顔で帰られました。
その後も、お迎えにいらした際や面談の合間など、顔を合わせるたびに「笑顔をキープ!
と、ひとことふたこと言葉を交わし・・・。
晴れて、合格を勝ち取ったのでした。

お尻を叩いて勉強させる猛母には、限界があります。
穏やかに環境を整え、精神状態を理解してあげる孟母でありたいものですね。



ご参考になったでしょうか。

ではでは。




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