続きです。

もう一店舗の見積も出来上がってきまして、再度宮崎氏にアドバイスを求めました。当日は別の墓地見学も予定しておりましたので、待ち合わせ場所に持っていく事にしました。そこで出発前に見積を見てもらったところ…




「値段としては、競合がある事が判った感じで目一杯頑張って来た」




と言われました。最初に見積りをお願いした石屋さんとほぼ同額となっておりましたので、恐らくこの石屋さんとしては目一杯なんだろうと思われました。さて、肝心の石の種類と構造に関してですが、こちらは、やはりというか想像通りというか…




「ドン付け工法」




による構造となっておりました。また舞台の敷石にしても、規格品でサイズが小さく、その為目地も多くなる事から後々確実に修理が必要になるであろうという構造でした。ですので、当方としてもそれは困るなぁという思いがありました。さらに本体の石種は私は聞いた事が無かった




「栄州」




という石でした。宮崎氏に聞いたり、いろいろ調べてみたところ、韓国産の石でそれなりに実績もある石だという事は判りました。ただ、色がちょっと白過ぎるという感じがした(この石は青味がかった白というのが正確な表現となります)のと、吸水率もちょっと高めだったので気になっていました。吸水しても水はけは良いとの事でしたが、それでも最初の石屋さんが提示してくれた




「アーバングレー」




には及ばない訳で…。アーバングレーはインド産の石なんですが、硬くて水を吸わないのが特徴ですから、今回はこの石を提示してくれた石屋さんにしようと「心の中」で思いました。

さて、冒頭で軽く触れました別の墓地の見学ですが、こちらは県内でも非常に大きなお墓を建てる事で有名な地域で、宮崎氏のブログにも紹介されていたむちゃくちゃデカいお墓も見る事が出来ました。また、同じインド産ですが、綺麗な赤色が特徴の




「ニューインペリアルレッド」




も見る事が出来ました。洋墓でしたので良い感じのお墓であったのですが、和型には合わない色だなぁと思いました。そういった見学中にも宮崎氏のポイント解説はありました。ですので、これからお墓を建てようと思っていらっしゃる方には声を大にして言います。




「必ず墓地や霊園に見学に行った方が良い」




(つづく)