今日の福岡は、午後3時過ぎから結構な雨模様となりました。

この後暫く、雨の日が続き、梅雨空となるとのこと。

 

さて

 

 今回製作した「アンプ切替器」ですが、基本的な回路を少し説明します。

といっても、別段これといった特別なものは、ありませんが・・・・

(よく回路のわかる方はパスしてね。)

 

  下が切替器のリレー駆動部分のブロック図です。

 3回路2接点のロータリースイッチの接点でアンプの入力部、出力部を選択しリレーの接点で入出力の端子の切替を行います。

 同じロータリースイッチで表示の7セグメントLEDの表示を『1』と『2』に切替ています。

 

 そのリレーの端子部は、下の様になっています。

  

 入力部リレーは2回路C接点用×2個、出力部が4回路C接点用×2個です。

 入力切替部は、使用していない入力はグランドに落としノイズを防ぐ様にしています。

また、出力切替部の使用していないアンプ出力は、ダミー抵抗が接続されるようにしてお

ります。

 

単純なリレーの切替ですが、切替時の安全(アンプの保護)確保のために、リレーを切る

動作時は、速やかに切り替り、入る動作の時は、1~2秒程度の時間を遅れて入るとことで

同時にアンプが切替わり接続を防止するようにしています。

 その1~2秒遅延させるのが、下の回路です。

 

 出力切替部のリレーをトランジスターで駆動させるのですが、そのベースに入っている

 3KΩと470μの電解コンデンサーの積分回路で時間差を付けます。

 

  その昔、τ(時定数)=CR (コンデンサの容量×抵抗値)と習った記憶がありますが

まさにその通りでした。

   

 上の図面の時定数τ=470×10の-6乗×3×10の3乗=1.41 (秒)

 

今、ロータリースイッチが『1』に接続されていると

 12Vの電源は、4.3KΩと1.2KΩに分割され、その電圧がトランジスターのベースにおよそ

1.4秒かかって加わります。この電圧がトランジスターのベースに加わると直ちにコレクタがエミッタと接続された状態となり、リレーRL1が動作します。

リレーRL1の接点が6.8Ωの抵抗からスピーカー側へ切替わり音が出るようになります。

 

 

実際は、このτの1.5秒ほどを見つけるのに抵抗を何度か替え探しましたが、やはり理論通り

3kΩでほぼ1.5秒となりました。

 

 

今日は、回路の基本説明で終わります。