~もう一枚の当選ハガキの行方~
「法話の会」が開かれるお堂は、寂庵の中にあります。
こじんまりした小さなお堂の畳の上に、ギュウギュウづめに座ってなんとか150名。
この150名の定員に対し、千通以上の応募があったとのこと。
係の方の説明に、「わぁー」と驚きの声が上がりましたが、
私に言わせたら、
「そりゃそーでしょ」
です。
私がいつも聴いてる法話CDはかなり以前のものですが、その中で寂聴さんが、
「自分が一番遠くから来てると思う人手を挙げて!」
とおっしゃると、全国津々浦々、北海道から沖縄まで。
そして、フランスやブラジルから、法話を聴きに帰省されている方も!
本当にインターナショナル、老若男女。
なので、ものすごい狭き門なことは重々わかっておりました。
今回当選するまで、数えきれないほど応募してきましたが、見事毎回落選通知
そして今回は、おみくじで「大吉」を引いた長男が、ポストの前で柏手を打って、
「絶対当たりますように!」
と願って、私の代わりに投函してくれたのです。
当選の嬉しさが、何倍にもになりました)^o^(
そして今回、初めて二人分で応募していました。
「さて、誰と行くか。」
私は普段、一人行動が好きで、「ただ何となく」人と行動したり群れるのが苦手。
特にこういう、自分が特別大切にしていること、に関しては絶対譲れない。
何が譲れないか?
「ただ何となく興味があるという程度の人とは絶対に行きたくない。それなら一人がずっといい。」
「寂聴さんを本当に理解できる感覚を、根っこに持っている人とでないと、無理。」
寂聴さんに、私ほど傾倒している人は、私の周りにはいません
ひとりで行こうかとも思いましたが、当選ハガキを手にしていると、ある人が頭に浮かびました。
コーチング仲間で、大阪メンバーの一人。中村さん。
彼女を誘おう
以前、いくら応募しても叶わない法話の会、寂聴さんはご高齢でご病気もされ、もう会えないんじゃないかと弱気になっていた私に、彼女が強く言いました。
「あきらめたらダメ。絶対に会える!そう信じてたら必ず会える。思いの力で引き寄せないと!」
その言葉に背中を押され、応募ハガキを書くことを諦めかけていた私が、また書き始めました。
そして、「どうせ当選しないだろうけど…」という思いは捨て、「当選する!」と念じるようになりました。
実は彼女のお母さまが、寂聴さんのファンでいらっしゃると聞いていました。
そして、中村さん本人も、仏教思想とか、哲学的な考え方は好き。
お母さまの代わりに、娘である彼女を連れて行こうと思いました(笑)。
結果、彼女と共に行ったことで、思い出が何倍にもなりました
一人で行っていたら、味わうことない思い出ができました
私の選択は正しかったです
こういう時に、私の最大の強みが発揮されることに、大満足です(笑)
さて、ここまでのお話では、まだ寂庵にたどり着いていません
もし良かったら、引き続きご覧ください
寂庵のお庭のお地蔵様。とってもかわいらしい表情をされています。