奈良時代・天平期の住宅で唯一の現存建築とされる法隆寺(奈良県斑鳩町)の伝法堂(国宝)が、平城遷都1300年祭にあわせて18~28日に特別開帳されることになり、8日、報道陣に公開された。阿弥陀三尊像(重文、奈良時代)など同寺の仏堂では最多の計20体を安置しており、古建築の中に荘厳な雰囲気を漂わせる堂内を拝観する貴重な機会となりそうだ。

 伝法堂は夢殿の北側に位置する。奈良時代に聖武天皇の夫人、橘(たちばなの)古那可智の邸宅が移されたとされ、堂内は板敷き。古い箱形天蓋(てんがい)の下に3組の阿弥陀三尊像や釈迦如来像、薬師如来像、四天王像など20体が安置されている。通常は地蔵会が営まれる7月24日夕にしか開扉していない。

 法隆寺では、大講堂北側の上(かみの)御堂(重文、鎌倉時代)も3月1~31日に特別公開される。内部には釈迦三尊像(国宝、平安時代)などが安置され、11月の3日間しか公開されていない。

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