「僕、これから運気が良くなるんですよね?」と蠍座の方が言いました。

10月から木星が蠍座に入ることを指しての言葉なのですが…
何でも自分の思い通りになると勘違いしているような感じ(^_^;)

この方は夢中な女性がいるのですが「運気が良いなら相手と恋愛成就するということでしょ?」という勝手な解釈をされているようでした。

運気がよければ願いごとがすべて叶うわけではないですよね。相手があることならなおのこと。

必死に就活している人、受験生は合格を目指しこつこつ勉強しているし、アスリートは勝つために鍛えたり練習を重ねています。

主婦、赤ちゃん、おじいちゃんおばあちゃん、病と戦っている人など、それぞれの置かれた環境で与えられた自分の命を一所懸命に生きている。そんな方々は木星の援護を受けられるでしょう。

しかし、先に出した発言の男性は明らかに棚ぼたを期待しているだけな感じです。
他にも「何か良いことないですか?」と言う方も来るのですが、あなたの言う「何か」とは何ですか?ということです。

聖書に「求めよ。さらば与えられん」という一節があります。
自分が何を求めているのか? 
自分がそれを明らかにしなければ、何かはやって来ません。

「誰か私を幸せにして」と望めば「誰か俺を幸せにしてくれ」と同じような人がやって来ます。

レストランに入って「何か下さい」と店員さんに告げても、店員さんは困ってしまいます。

駅の窓口で駅員さんに「切符を下さい」と言えば「どちらまでですか?」と聞かれます。

「何か」を明らかにすることが最も大切なのです。

運気の良い時は、何かが明らかでそれに向かい前向きで努力している人にはチャンスや望みが実現しやすいといえるでしょう。

運気が良いと言ってもすべてに良いというわけではなく、西洋占星術では恋愛や仕事、健康や金運、対人など細かく運気が出ます。
ですから蠍座だからと言ってすべてに良いかといえば個人個人違いますから、ホロスコープから詳細に自分の個々の運気を知って、適切な時期に行動することが上手に占いを活用することになるのです。






自分の心は何を望んでいるのか?
静かな場所で目を閉じ内観してみましょう。