おばあちゃん暇なので花屋を巡っている

都内一の種類を謳う

フラワーパーク オザキ

ネーミングが80’でいい!

こちらはスーパーと併設している店舗だ
1階と2階に店舗が分かれていて
2階は結構レアであった


都内と言ってももう西東京市に近い
やっぱり2時間弱かかる

駅からちょっと歩いたので喉も渇きお腹もすいた

店内に入るとイートインコーナーがあった
そこで食べようと思ったがお昼も近く
パンを買っている間に満席

ふと、見ると山ガールが流行る前の山ガールのような服装をした
優しそうなおばあちゃんがいたので相席をお願いした

もし、このおばあちゃんが豹柄系とか巣鴨系だったら
絶対、相席はお願いしなかったと思う
服装で決めつけてはいけないが
おしゃべり攻撃される感じで嫌だ


と言うのも、話は脱線するが
先日京成バラ園に行った
一通り観て、バラのアイスを食べながらベンチで景色を楽しむ
これが、皆さんの定番だと思う

その隣のベンチのおばさん二人は(巣鴨系)
お互いの嫁の事を話している
うちの嫁ったら…というよくある話だ
そんなよくある話を大声で
こんな綺麗なバラを目前にしてぐちぐち!

よそにいってくれ!
ここはバラ園だど!

俺は我慢が出来ず
×が書いてあるマスクを二人につけ
後ろからバラ園のセンターに顔を向けて
目尻が切れるほど両目を見開かせ
おしゃべりが過ぎて手に持っている溶けかかったバラ色のソフトクリームをもぎとり
ふたりの頭にぺちゃんと乗せてやった

と、妄想しながらイヤフォンを両耳にしボリュームを上げた

丁度バロック音楽が流れていた
お~し!これで気にならないぞ  とソフトクリームの後半を食べ始めた



バリバリッ ゴリゴリッ … しゃりしょり (コーンを齧る音)



自分がうるさい!



嫌ですね!おばさんって




さて、話を戻しましょう

今日は私、花を見に来たのよ!
2回目なんだけど前は息子と一緒にスーパーに買い物に来た
ついでだったから少ししか見てないの
40分歩いて来たのよ! 
だからまず腹ごしらえをしてから見ようと思ったの ふふふ  と小声で笑う


私も初めてで花を見に来たことを伝える



おばあちゃんはパンを食べながらどんどん顔を近づけて小声で話しかけてくる

私ね去年まで新潟にいたの
だけど10年前にお父さんが認知症になってね
どんどん酷くなるからどうしようもなくて
花屋をやってたんだけど辞めて息子の所に来たのよ と、こしょこしょ話

私も札幌から来たことをヒソヒソ伝える

んじゃ、一緒に観ますか ということで
おばあちゃん(80歳)と一緒に観ることに
母親ほど違う年齢差

私が33歳の時、母が亡くなったので
生きていたらこんな風に
一緒に花屋に来たりできたんだなぁ と思った


おばあちゃんの花の趣味は私に合っていた!
お互いに北国でのガーデニングだったので
こちらの植物事情に戸惑ったりびっくりしたりも同じだ

おばあちゃんは今マンションなので鉢植えが主だそうで
うちも鉢植えが多い

花を観るたびに二人は
これは持っていた 置いてきた 悲しい
と、半分自慢だったり懐かしんだりで凄く楽しい時間だった
植物の名前もポンポン出てくるのは流石に花屋さんだなぁと思った

バラも好きだったみたいでやっぱ似てる

ご主人がデイサービスから戻ってくるというので
たった一時間半ほどだったけど
千葉に越してきてそろそろ2年になる中で
人と話して一番楽しい時間だった



おばあちゃんの息子さんは優しくて

こっちは映画館や百貨店もあるし
好きな所に行ってもいいんだよ
だから花の事なんか忘れて遊びなさい と言ってくれるらしい


だけどね~… とため息をついて
おばあちゃんが言っていた忘れられない言葉



花の事を忘れた時は、自分も忘れてボケた時
だって、土を触っていないと生きてる感じがしないんだもの

 

 う  ん!   う  ん!

('-'*)(,_,*)  ('-'*)(,_,*)


おばあちゃんと、アドレス交換した
メールはしないらしい

手書きで住所と携帯番号を貰った
いきなりですか?
いやいや、昔はこうだった
だけど、こっちにはいろんな人がいるからさ
おしえちゃいかんのだよ

メモ帳にはかわいいガーデンの絵が!
俺より女子力、高い!


だけど、遠くてなかなか会えないだろうな

嬉しくて、ちょっと残念だった






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