磔のかえる

テーマ:
最近時間が空けば編んでいた かえる

本体を編み ここからどんな風にしようかと
考えていたら中学生の時の事を思い出し
磔にしながら思案した


ESTANCIA-かえるの解剖


担任の先生は理科の先生だった
同年代の人に聞いても実際に解剖をした人は
私の周りではいないのに
若い先生だったからなのか
私の学校ではちゃんとカエルの解剖実験をした

出席番号順に分かれたので
班は必然的に男子と女子に分かれた

その時すでに
あぁ…もしかして?と思っていた

実験がはじまる
板と釘と石が用意されていた
そして水槽には麻酔が効いた
数匹のたぶんウシガエルがっ!

どよめく生徒達!
男子だけの班はまだそれなりに静だが
女子だけの班は大変なことになっている

「お~い!それぞれの班で取りに来い」

取りにって…だれが?


あぁ…やっぱり私…

ムリムリムリムリ
虫好きで唯一触れそうなのは確かに私だけど

でも班の中でいけそうな子は一人もいない
必然的に取りに行く

うふふふ、ひっくり返して抱っこしても
麻酔が効いてておとなしい
顔を覗いたり、お腹をなでなでしたり


(=⌒▽⌒=)かわいい


班の皆は信じられな~いと泣き叫び
教室にはホラー館のような悲鳴が響き渡る


ま、そこまでは よかったさ!

だけどそれを板に載せ磔にせぇと言うのだ


が~~~~~~ん( ̄□ ̄;)!!



で、できな~い




うるうるする 人前で泣いた事のない私
普段、男の子っぽく生きてきた私なのに
うるうるしてしまう

見兼ねた、男子が磔を手伝ってくれる
そして、一回ずつ交代で石で釘を打ちつけろと言う
殺生するのは、皆の勉強のためだから
皆に責任があるのだ!と彼なりの講釈で
女子をおとなしくさせる


普段、口うるさい女子が 
うんうんと頷いて順番に釘を打つ


私の番だ…脂汗がでる
うるうるで釘もよく見えない


さて、教室も少し落ち着き
いよいよ切開する


誰が?やっぱり俺だよね


「口の端を押さえると口があくので
  まず下あごから首のあたりまでハサミをいれよう!」


先生の指示に従い、口の端を…

口の端を~~~むぎゅう~~~

開かない! なんで?

頑張っても頑張っても開かない
班の皆は上から覗き込む

口先に器具を入れて開きやすいようにと思っても
うすっぺらい器具すら入らない

終わった班の人も見にきている


手がプルプルするくらい力を入れても開かない


皆が覆いかぶさるように見ている

力いっぱいはぁはぁ言って汗かいてる俺とかえるに
皆は釘付けになっている…


渾身の力の私 

ぎゅ~~~~~っと

今か今かとカエルと俺を凝視している皆

じ~~~~~~っ






ぱかっ!









急に開いたのでびっくり!
立ち上がってしまった数人の前列の人の
頭が後列の顔面に当たり
口を切ったり、鼻血ぶ~だったり
勢いで、椅子で立ち見していた人がひっくり返ったり
教室内は騒然とする!


俺は、ひたすらにうるうるしなが
いや、もう泣きながら
いや、泣き叫びながら下あごにハサミをいれた




初めて教室で泣いた、中学生の頃の思い出でした








さて、このあみぐるみが どうなったのか?
明日から4プラのイベントに登場します!
お楽しみに!

















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