福岡県警南署は2日、福岡市内の一人暮らしの女性(70歳代)が弁護士を名乗る男から「財産を差し押さえられる」とだまされ、小包で送った約3500万円を詐取された、と発表した。

 発表によると、女性宅に3月4日、差出人を「民政相談管理事務局」とするはがきが届き、「未納料金ないし、契約違反などがあり、連絡がないと財産を差し押さえられます」と記していた。

 女性は同月5日、はがきに記載された事務局に電話したところ、「法律事務所」を紹介された。女性がこの事務所に電話すると、弁護士を名乗る男が「差し押さえを防ぐために全財産を送ってください。貸金庫に保管し、差し押さえ期間が過ぎたら返します」と話したという。

 話を信じた女性はその日のうちに複数の金融機関から計1900万円を下ろし、男が指定した東京都内の住所にコンビニエンスストアから小包で送った。

 女性は同月8日、「法律事務所」に電話で問い合わせると、男が「まだお金がありませんか」などと尋ねたため、女性は翌日、さらに1610万円を引き出して小包で送ったという。

 ところが、「差し押さえ期間」が過ぎても現金は返却されず、法律事務所と連絡が取れなくなったため、女性は同月30日、交番に届け出た。

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