吉岡徳仁さんからの手紙 | Esquire編集部より。

吉岡徳仁さんからの手紙

吉岡徳仁さんから、応援メッセージを頂きました!


『21_21 DESIGN SIGHT』での
セカンド・ネイチャー展」も大好評のうちに終了し

3月28日からは、監修を務めた
カルティエ クリエイション めぐり逢う美の記憶』が
東京国立博物館で始まるなど、
活躍のフィールドは、ますます広がるばかりですね。


ミラノサローネの準備もあり、
きっとご多忙を極めていることかと思います。

そんな中、温かいメッセージをお送りいただきまして、
誠にありがとうございました!


<以下、吉岡さんからのメッセージ>

僕は、プロジェクトの取材だけでなく、
今までご一緒させていただいた数々の企画が頭に浮かびます。

デザインは、発表される場や紹介してくれる媒体がいて、
そこに見る人の感情が加わることではじめて、
作品として完成すると思っています。

エスクァイアは、デザイナーが作品に込めたメッセージを
多角的な視点から捉え、それをまだ目にしたことがない読者に対しても、
本物感を伝えようとする真摯な想いが感じられる、雑誌です。

デジタル化が加速し、CGで何でも創りだすことができる
デザインの世界も広がっています。
でも僕は同時に、自然が生み出す偶然の美しさを
発見するときの喜びや感動も、
自分のものづくりの中で大切にしています。
雑誌も同じなのではないでしょうか。
紙に触れ、一枚ずつページをめくる時の独特の期待感や余白が創りだす
空気感とそこに広がる驚き。

エスクァイアを見てわくわくしたいな。
一日も早い復刊を願っています。

吉岡徳仁


個人的には、2002年の
ミラノサローネ・デビューの模様を密着取材させていただいたり、
ボンベイ・サファイア デザイナーグラスコンペティション』の
お仕事で、2002年から2008年までご一緒させていただいたりと、
間近で吉岡さんのお人柄やお仕事ぶりに触れる機会が多く、
編集者冥利に尽きるなと、常に感じておりました。

これからも「わくわく」していただきますとも。
吉岡さん、少々お待ちくださいませ!