March 03, 2009

菊地成孔さんからの手紙。

テーマ:ブログ
本日、菊地成孔さんからお手紙を頂きました。

2005年に一緒にアルゼンチンへ行って以来、
菊地さんには、本当にお世話になりっぱなしでした。

Esquire編集部より。
『エスクァイア日本版』2005年1月号


マイルス・デイヴィスについての原稿をお願いしたり、
蓮実重彦さんと対談していただいたり、
メガネのモデルになっていただいたり、
音楽理論の講義を取材させていただいたり……。

あと、某国産車メーカーのタイアップで、
(UAと)ライブをしていただいたこともありました。


まだまだ、菊地さんにご依頼したい企画が多数ございます。


『エスクァイア日本版』誌上に、
それが掲載される日がなるべく早く訪れるよう
打てる手はすべて打ち、かつ、時代の要請を待ちたいと思います。


以下菊地さんからの手紙↓

「ワタシはアンチ・インターネットの紙媒体派という、
ひょっとしたら絶滅という未来しか残されていないのかも知れない
セクトに属する者です。ですので、エスクァイアに代表される、
アメリカ雑誌文化の極点の匂いを残した、男性のライフスタイルを提案する、
非常に素晴らしい、しかもワタシの人生を直接左右した
(もしワタシがジャズ経由でエスクァイアの熱狂的読者でなかったら、
そして、エスクァイアが2005年にワタシをブエノスアイレスに
派遣してくれなかったら、間違いなく現在のワタシはあり得ません)、
マガジンが休刊する事は、甚だ残念です。

しかし、踵を返す様ですが、現在の世界的文化/経済状況を鑑みるに、
エスクァイア日本版の休刊は、至極当然な事に思えます。
つまり、そういう世の中に成ってしまった。という事であって、
要するにアメリカが変容したのだという事ですが
(ここで言う変容とは、マイクロソフト以降の変容を指すのであって、
現在流行中/実現待機中の、あの「チェンジ」の事ではありません)、
極言すれば、現在、エスクァイア日本版が存続
(売り上げ、支持されている)していたとしたら、そちらの方が不自然です。

とはいえこれは、ペシミズムでも、ましてやニヒリズムではありません。
ワタシは、またいつかエスクァイア日本版が、
当たり前に必要な世の中がやってくると信じています。
その時は既に、エスクァイア日本版ではないかも知れない。

とはいえ、何れにせよ「インターネットが雑誌を駆逐した」などという未来は
来る訳がない。現在は、あらゆる意味で熱病の時代です。
この熱が冷めた頃に、エスクァイア日本版は、
再び必要とされ、蘇るでしょう。
在り来たりな言い方ですが、今回の措置はエスクァイア日本版の、
現代に対する最後のメッセージだと思います」


菊地さん、本当にありがとうございます!

昨年弊社から刊行されました
大著『M/D』も、このままですと絶版の危機です……。
何とか、道を探りたいと思います。

Esquire編集部より。
『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスlll世研究』
菊地成孔、大谷能生 共著
エスクァイア マガジン ジャパン ¥4,935 



菊地さんの近況は、こちらから。

3月25日に
南博(piano)さんとのデュオによる
ジャズスタンダードアルバム『花と水』が
発売予定です。

Esquire編集部より。

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