一体何だってエスペラントなどという言語を始めようと | エスペラント語への疑問 Duboj al Esperanto

一体何だってエスペラントなどという言語を始めようと

一体何だってエスペラントなどという言語を始めようと思ったのか、もう20年以上も前の事なのでよく覚えていない。

ただ一つはっきり覚えている事は、中学校にエスペラントをやっている教師がいて、学校の文化祭でエスペラント書籍などの展示をやっていた事だ。その時は、ふ~ん何だろこれ、と思っただけなのだが、それが後にエスペラントに関心を持つきっかけになった事は確かだ。

一度だけ関西のあるエスペラント会に行って、説明を受けた事はあるが、後はもっぱら独学である。大学書林の「エスペラント四週間」 が教科書であった。

人工言語と言うから、どんなに人工的で自然の言語からかけ離れたような言葉かと思ったら、何とヨーロッパのどこかの言葉のようではないか。な~んだ、と思うと同時に文法の整然としている事に度肝を抜かれた。そうか、計画的に言語を作ればこんなに規則的にできるのか、と感心し感動する事しきり。すっかりエスペラントの虜になってしまったのである。とは言うものの、使う機会が無いので勉強は時々思い出したようにやるだけ。いわゆる eterna komencanto(永久初心者)というわけ。

そうは言っても、これまでエスペラントのために数百時間を費やして来たはずである。お~い、易しい、易しいと宣伝しているけど、ちっとも上達しないじゃないか? 数千時間も勉強しなければならないなら、そりゃ他の自然言語と変わらないじゃないか、誇大広告すんなよ! という気持ちが数年前からむらむらと起こって来たのである。さらに自動翻訳というものを知ってからは、当然これの方がエスペラントよりはるかに公平で中立である事に気付き、とうとうこんなブログを書く事になってしまった次第である。

しかしそのおかげで、ちょこちょこっとエスペラント文を書いたりして、エスペラントの方も上達しそうでありがたい事である。

Kial mi komencis Esperanton antau~ dudek jaroj c^irkau~?

papageno