justin.tv を使えば、簡単にゲームプレイの生配信が可能です
ピアキャストなども流行っていますが、それに比べて
・配信者側でこれといった設定準備は不要
・視聴者側のポート開放やアップロード速度などは関係ない

という面で格段に敷居が低いです。

ゲームの生配信というと初期投資がかかるイメージがあるかもしれませんが
PCとブロードバンド環境さえあれば、案外安価で配信が可能です。
今回は特に少額(数千円)の投資で始められる方法を紹介します。
(私がやっている方法はまたそのうち)

必要なもの
・パソコン(高性能なら高性能なほど良いがそれなりでもOK)
・ADSL以上のブロードバンド環境(
アップロード速度 最低500kbps以上)
・S端子入力付ビデオキャプチャデバイス(今回は
GV-VCP3R/PCI を使った例を紹介します)
・S端子+コンポジット付きAVケーブル(
これ など、S端子とコンポジが両方付いているもの)
RCA →ミニジャック用アダプタ (家電量販店に大抵売っています)


(1)ビデオキャプチャデバイスの選び方
悩むのは「どのビデオキャプチャデバイスを買えばいいのか」ということだと思います。
今回は低価格で簡単に配信をする方法を紹介するということで、敢えてSD画質のものを選びます
SDのキャプチャデバイスは、いろいろ使ってみましたが、はっきりいって
安物でも高価なものでも大した差はありません。USB接続の安物でも充分です。
ただしWMEで動作確認が取れているキャプチャカード直接入力ができるものを選んでください

(2)配線・接続
説明書にしたがってキャプチャデバイスの取り付け、ドライバインストールが終わったら
さっそく配信の準備をします。ゲーム機とパソコンを接続しましょう。
全体像としてはこんな感じになります。


S端子をキャプチャデバイスに繋ぎます。


赤白の音声端子をアダプタを使ってパソコンのLINE INに繋ぎます。


コンポジットをテレビに繋ぎます。



(3)justinの設定
justinでアカウントを取得したら右上のブロードキャストボタンを押して…


下の画面が出たら許可をクリック


正しいデバイスが指定されているか確認したらSaveをクリック


Save&Continueをクリック


ゲーム機の電源が入っていればこの時点ではこんな状態になるはず。


あとはStart Broadcastボタンを押せば配信スタート!


あとは自分のチャンネルにアクセスして、ちゃんと配信されているか、
音量は適切かなどを充分チェックしたあとに掲示板やブログなどで公開してみましょう。


ただ、このままだと正直画質はイマイチですので、BESTも試してみましょう。
上のタブからBESTをクリックして、指示にしたがってアドオンをインストールするだけです。
さらに解像度を640x480にするとだいぶ綺麗になります(ただしマシンパワーが必要です)


これ以上の画質を得るには、FlashMediaEncoderを使うしかないのですが
それの説明はまた次の機会に…



この方法だとだいたい5000円~8000円くらいで収まるはずです。
SD画質でゲームをするハメになるので、PS3などのHDハードを常に配信するには向きませんが
たまに配信する程度ならこれでもアリじゃないかなあと思います。



トラブルシューティング
Q.テレビのほうは映るけどパソコンのほうにゲーム画面が出ない。
A.キャプチャボードの入力設定がS端子になっているか確認。説明書参照。
Q.ゲーム画面は出るけど音が出ない
A.ボリュームコントロールの録音設定がライン入力に指定されているか、
またはミュートになっていないか確認しよう。justin側の音声デバイス指定もチェック
Q.テレビとPCの距離があるからコンポジットが繋がらない。
A.100円ショップや量販店に売ってるコンポジ延長ケーブルを使おう
Q.ここの解説と違ってS端子をTVに、コンポジをキャプチャボードに繋いだらダメなの?
A.それでも何も問題ありませんよ