2011-09-25 23:52:24
未体験の体験
テーマ:es東京のブログ昨日の夜、自宅から近くのTSUTAYAへ向かう車の中でJ-WAVEを聞いていたら、
女優の貫地谷しほりさんが出演していました。
彼女の話のなかで、「おー なるほどー」と思ったものがあったのでちょっとご紹介。。。
それは、彼女が女優してまだ駆け出しだった頃にお芝居の先生から教わった、
「演技の勉強の仕方」についてでした。
『自分の今までの体験をベースにアレンジして演技する「体験主義」には、
「死」を体験するのが難しいように、限度がある。
だからその代わりに映画を見なさい。』
それも最近の流行りものではなく、昔の作品を見るように勧められたようです。
最近の作品にも、もちろんいい作品はあります。
けれどもまだ若いうちはそれ(劇中の演技)を自分で評価できる目を持っていないので、
それだったら「ローマの休日」のような、
今もなお名作として残っているものを見るべきだと言ったそうです。
公開から50年以上たった今日でも観続けれられている作品は
間違いなく確かな評価を受けていて、
劇中の演技にも、少なからず、確かな「正解」があるんだろうなと思いました。
何が言いたいかというと、
体験したことのない、いわば「他人」を演じる女優と、
体験したことのない空間を演出するデザイナーは似てるんじゃないかと思ったのです。
そして、設計・デザインの勉強にも映画はいい教材になることに気づきました。
フランスの田舎のような…
80年代の…
ゴシック調の…
などなど、お施主様の要望は様々です。
「それってこんな感じかな?」なんて小さな頭の中の想像だけでつくった空間に実は無く、
見せかけだけの空虚なものになってしまいます。
昔の映画を通して、その劇中に出てくる国や地域の文化、その時代のテイスト、
またそこで暮らす人々の気分を仮にでも体験しベースにすることで、
より豊かな空間を作っていけるのではないかと感じました。
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。』
専門学校のめちゃくちゃ恐い講師がよく言っていたのを思い出します(笑)
僕もデザイナーとしてまだまだ駆け出しの身。
想像を少しでも体験に近づけ、もっとリアリティのある提案ができるよう
映画を見て勉強しようと思います。
次にTSUTAYAに行くときは、昨日よりこだわってDVDを借りることになりそうです(笑)





