21日(月)は再び福岡へ
福岡国際会議場ホールで行われた、
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
のライヴに行ってまいりました


デビューからずっと好きだったアーティストで、
やっと生で観ることが出来て本当に嬉しかった。
上原ひろみについて、もう改めてここで説明の必要はないでしょう。
今や、日本を代表する…というか、
人気、実力ともに間違いなく彼女は世界屈指のピアニストであり、
現在のコンテンポラリー・ジャズ界において
彼女の存在というのはとても大きいと言っても過言ではありません。
2003年のあの鮮烈すぎるデビューからこの8年、
世界中を飛び廻り、タイトなスケジュールでの演奏活動のかたわら、
7枚のオリジナル・アルバムを制作、そのどれもが洗練された音楽で
作品ごとに編成も変え、次々に変化を遂げる彼女の音楽に人々は毎回驚かされてきました。
また日本人アーティストでは唯一となるニューヨーク・ブルーノートでの7年連続の1週間も達成。
今年はスタンリー・クラークのアルバムにも参加。
そのアルバム『Stanley Clarke Band feat Hiromi』が
スタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング 上原ひろみ/スタンリー・クラーク・バンド フィーチャリング 上原ひろみ

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第53回グラミー賞「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」
を受賞したことは大きな話題になりました。
そんな彼女が今年リリースした最新アルバム『VOICE』を引っ提げて
今回JAPAN TOUR 2011 を敢行

ヴォイス(初回限定盤)(DVD付)/上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト フィーチャリング・ アンソニー・ジャクソン&サイモン・フ...

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しかもそのスタートが、この福岡だったのです

前回の日本ツアーは、前作『PLACE TO BE』の時、彼女初のピアノ・ソロ・ツアーでした。
しかし今回は、3rdアルバム『SPIRAL』以来のトリオ編成。
そのメンバーは
コントラバス・ギターに、アンソニー・ジャクソン
ドラムスに、 サイモン・フィリップス
このお二人の紹介を書いていたら、それだけでまた長文になってしまうので
ご存知ない方はググッてくださいませww
余談ですが、奇しくもこのライヴの前日、プロ野球日本シリーズで
福岡ソフトバンクホークスが日本一に輝いたということで、
バンドメンバー紹介のMCでも上原さんがそれをネタにして会場の笑いを誘っていましたw
3人でご飯を食べようと福岡の繁華街を歩いていたら、街中ホークスの応援歌が

あまりにもあちこちでヘビロテでかかっているので、
サイモンが「この歌はなんだ!?耳について離れない」と気になっていたとかww
ちなみに、アンソニーは博多ラーメン食べたそうですw
しかし、そんなお茶目なトリオは間違いなく最強のトリオだったのです

ライヴは、とにかくその熱に圧倒されました。
開演前。会場はもちろん満席の中、場内に流れていたBGMはZEPPELIN

俄然気分は高揚し、期待が膨らみます。
やがて照明がおち、拍手喝采の中、ステージに登場した3人。
客席に一礼したあとすぐに演奏はスタート。
冒頭はアルバム・タイトル曲「VOICE」
重々しく始まるピアノのイントロ。あっという間に走る緊張感。
そして強烈なタッチの3連符に続き、アンソニーとサイモンが加わり熱を帯びたアンサンブル。
初っ端から白熱した演奏に会場の温度も一気に上昇。
11月後半、外は肌寒いこの日の福岡でしたが、
一曲目が終わるとホール内は異様な熱気で、私はシャツの袖も肘までまくって観ていました。
その後も次々とアルバム『VOICE』からの楽曲を演奏していきます。
驚くべきはそのアンサンブルの完成度の高さ

それは生で観るからこそよけいに実感出来るのでしょうが、
3人の音に対する集中力から紡ぎ出される音楽は、とても冒険的なのに寸分も狂いのない安定性がある。
時に叩きつけるようなタッチで、しかし音は極めて繊細でメロディアスな上原ひろみのピアノ、
少し控えめな印象であるが、しっかりバンドを下から支えながらアンサンブルに深みを与える音は時に歌のようなアンソニーのコントラバス・ギター、
技巧的でアンサンブルに緊張感のあるグルーヴを作り出すリズムセクションの要たるサイモンのドラム
それらすべてが精巧に噛み合い完成された音楽がそこにはありました

途中15分の休憩をはさんでライヴは約2時間半。あっという間でした。
印象的だったのは「Now or Never」での上原ひろみとアンソニーの掛け合い
そしてサイモンの圧巻のドラムソロ!超絶です!
今回のツアーはもちろん『VOICE』からの楽曲が中心だったわけですが、
嬉しかったのは、1stアルバム『Another Mind』から
「Dancando No Paraiso」と「Summer Rain」が演奏されたことでした

初期の作品の中でも人気の高い2曲で、私も大好きな曲です。
久々のトリオ編成ということでこの曲がセットリストに入れられたのでしょうか。
「Summer Rain」の方はアンコールで演奏され、観客総立ちで手をたたき踊りました

もう本当に震えるぐらい素晴らしいライヴでした

1週間前のシルヴィ・ギエムに続き、この短期間にこれほど熱いステージを立て続けに生で体感して
まさに幸福感で満たされた芸術週間でした









