五節句の一つに端午の節句がある。
菖蒲の節句といわれている。
もちろん、旧暦の5月5日のことだけれど、旧暦の午(うま)の月は5月にあたり、午の月の最初の午の日を節句として祝っていたもの。
「端」は始めを意味し、「端午」は月の始めの午の日ということになる。「午」は「五」に通じるともいわれていた。
後に、5月5日を「端午の節句」とするようになった。(wikipediaより)
わが家には息子が三人、「兜飾り」を天袋から運び出して飾ることを、何よりも夫が楽しみにして大事にしている。長男が誕生したおり、実家の父母が買ってくれたもの。
今年は、いろいろな事情が重なりいつものように飾るタイミングを逃してきてしまった。
屏風も台も省略して、夫が一人で飾った。
そして端午の節句に欠かせないお菓子、「柏餅」やちまきがある。
柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、家系を絶やさない縁起物とされた。
家庭でも作れることから、「和菓子の本」(東京製菓学校監修)を参考にして「柏餅」を作ってみました。
★柏餅(こしあん、みそあん)
<材料>
上新粉、ぬるま湯、片栗粉(溶き水)、こしあん、みそあん(白餡、白みそ)、柏の葉(塩漬け)12枚、食紅微量
※こしあん、白餡は市販品を使いました。
※テキストには、食紅を使った種(生地)はなく、私の感覚と目分量になっています。
準備1
柏の葉をよく洗って、水分をペーパータオルで取っておく。
準備2
鍋に白餡と少量の水を入れて火にかけながら練り、白みそを加えて練り上げる。
・上新粉にぬるま湯を加えてこね、耳たぶの固さにし、小さくちぎって蒸気で5分ほど蒸す①
・種を取り出して火傷しないように充分にもみ込む。
・再び小さくちぎって5分ほど蒸す②
・種を取り出して冷水につけてあら熱をとる。種を取り出してよくもむ。・種に水溶き片栗粉を加えてよくもむ。二分して、ひとつには食紅をほんの微量を様子をみながら加えてさらにもみ込む。・こしあん、白餡をそれぞれ6個ずつ丸める。
・手水を使いながら生地(紅白)を6個ずつ小判型に広げて、餡を包む。
・白(こしあん)を柏の葉の裏を外側になるように、紅(みそあん)を葉の表が外側になるように包む。
・最後にもう一度、10分蒸すと出来上がり。
※柏餅は2度蒸しするので、はじめに長く蒸しすぎると生地がのびなくなるので注意!
さあ、どうぞ!
「ちょっと固めだけど充分食べられるよ」
よかったわ~