翻訳祭に参加して

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気を取り直して、翻訳祭のことを書きます。

 

結論から書くと、行って良かった!とても充実した1日でした。

 

私が参加したセッションは、

セッション1  「翻訳とはなにか~足元を見直そう~」

セッション2 「誰も教えてくれない翻訳チェック」

セッション3 「私たちは逃げ切り世代?」

セッション4 「翻訳者に聞きたいこと、翻訳会社に言いたいこと」

でした。

 

「足元を見直そう」では『翻訳のレッスン』の4人の著者の対談という形でした。

具体例をふんだんに使ってご説明いただいたので、本来は抽象的な内容だと思うのですが、実務レベルでどう生かしていくかを学べたように思います。

 

※以下は、セッションの内容ままではなく自分の感想を加えたものです。

 

印象に残ったのが、用語と支援ツールは、「手段」であり、翻訳で一番大事な

「同じ絵を描く」という作業を妨げるなら、必要ない、ということです。

私は、Tradosを使うようになれることが一人前の翻訳者だと思っていて、

実際購入したわけですが、どうやら違うのでは、と思いました。

 

支援ツールでは、文章がズブズブ文節ごとに分断されてしまい、その小さいボックスは文脈を把握するのを妨げ、ときにストレスになっていました(私の場合・・・そしてほとんど使っていなかったのですが)。分断された画面は、目に入る全体量を少なくしてしまうので、結果、とても大事な文脈、あるいは前後関係が捉えにくくなってしまうのですね。

 

昨日登壇された先生の中にも「私は支援ツール、使いません」と言い切られる方が数人いて、案外、プロと呼ばれる人たちは支援ツールを使っていないのだな、と思いました。

 

セッション1では、比較的抽象的な内容(もちろん有用な)でしたが、セッション2では一転して実務に直結するチェックについての講義でした。

Terry斉藤先生の話が非常に分かりやすかったこと、またご自分がお持ちのノウハウを惜しみなく開示してくださったことにほんとうに感謝です。

 

今までぼんやり、チェックと校閲は別物だろうなあと感じていたのですが、

やはり別物であることがはっきりとわかりました。先生がこのように仰ったわけではなく、

自分がそう捉えました。

このように考えたのは、先生がチェックを

1 翻訳チェック

2 作業チェック  

に大別されたからです。

チェックと校閲の区別はさておき、両者ひっくるめてチェックとしておきますと、

ともかく、チェックという作業を細分化することが、クオリティと効率の向上に繋がる、ということを学びました。

チェックという作業のなかに実はとてもたくさんの工程、種類があるにもかかわらず、今まで自分は最初からすべての作業を同時進行で進めていただから、なんと効率の悪いチェックをしていたのでしょう・・・目から鱗の講義でした。

チェックの工程を分解して整理し、ミスを絶対に見逃さない、そして効率の良いチェックをしていく必要があると思いました。

 

セッション3では、出版翻訳についてのあれこれが聞けて新鮮でした。

 

セッション4では、翻訳者のお二方と翻訳会社のお二方が対立(笑)する形で対談が進んでいって、とても面白かったです。

登壇された訳者のお二方が翻訳者の意見の大部分を明快に代弁してくださったのですが、

きっとみなさんもっともっと質問があったのではと思います。私もQ&Aの時間に挙手しようと構えていたのですが、その質疑応答の時間もなくなってしまったのが残念です。

 

それにしても、登壇された翻訳会社のTさん、そして訳者のNさん、理路整然とお話をされて、もうその話し方から優秀さが十分伝わってくるようで、ほんとに感心してしまいました。

 

セッション3についての感想が短いですね(笑)

ともかく、大勢の翻訳者の熱気で帰るころにはフラフラでしたフラフラ・・・

 

そうそう、取引先のコーディネーターさんに初めて挨拶できたのがもう一つの成果でした。

 

私は、翻訳者の仲間というか知り合いがほとんどいないので、一緒に来られていたり、会って盛り上がっている翻訳者さんたちをみて、いいなあ~と思いました。

私も翻訳についていろいろニッチな話しがしたいわ~という気分になりました(⌒-⌒)

 

 

 

会場のアルカディア市ヶ谷からの風景。

夫の前の職場が市ヶ谷で、私も何度か来たことがあったので懐かしかったです。

 

ホテルではしっかり朝ご飯。

昼、夜はいい加減なもので済ませていたので、朝食付きのホテルにして良かった!

 

今回のセッションで学んだことをしっかり消化して今後に生かしていくぞ。

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