えりんぎのブログ

ホミン小説


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「こいつがナイトリーダーのユノ。」



────バイトの面接に行ったカフェで、オーナー店長のジニョンさんがちょうどバックエリアに来たその人を手招きした


「何?新しいバイトくん?」


爽やかな笑顔を浮かべ印象的な切れ長の瞳を細めて僕を覗き込む


「あ……。よろしくお願いします。」
なんて、まだ決まってないのに挨拶したりして……


その人が一瞬、僕を見て何か言いたげだったけど……すぐ口を結んで目をそらした。


僕もつい、見つめてしまっていた事に気づいて慌てて目をそらす。


ジニョンさんは、
「あれ…?……知り合い?」とか、不思議そうにしてる。

全然、知らないけど………
初めて見る人だけど………

吸い込まれそうなその笑顔に、僕は目が離せないでいた。


「……アパートが、ここから歩いてすぐなんです。」

───そんな志望動機……まずかったかな?

ユノ、と呼ばれたその人は、そばに立ったまま僕の答えにクスッと笑みをもらす


「ユノ!そろそろ忙しくなるから店に出て。
そうそう、彼、明日から入ってもらうつもりだから。
なまえは……えーっと……」


「……チャンミン」

「……へ?」

「シム チャンミン……だろ?」

ニッと口角を上げて微笑むと、そのまま背を向けて足首まであるカフェエプロンを腰にキュッと巻ながらバックエリアから出て行ってしまった。

……なぜ僕のなまえを?

頬が赤くなるのを感じて、恥ずかしさに俯きながらジニョンさんをチラッと見ると
「やっぱ、知り合いなんだ?」
って納得顔

「ユノさ、きみが面接してるって知ってて、わざわざ来たみたいだな。
面接希望の電話……受けたの、奴なんだよね。」


「まぁ、仲良くして。よく働くいい奴だから…」

「はい…。」

「あと、ユノ目当ての客の多さにびっくりするかもだけど…適当にながして…。」

「…あー…はい。」

「……チャンミン、きみもファンがいっぱいつきそうだね。
でもさ、店の客に手だすのNGだから。」

「え…?あーー、はい……。」

面接は終わりなのか、必要書類を取りに行こうとしたジニョンさんが急に振り向いて

「そうそう、ユノの前でアパート近いって言ったの失敗だったかも。
奴さ、家が遠いからバイトもラストだと、いつも店に泊まったり、バイトの子んちに泊まり歩いてるんだよねー。
きみ……狙われるねー!アハハーー。」
って、呑気に笑った。






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