2009-04-16

大事なこと

テーマ:ヨーガ
映画の感想へ行く前に(行けるのかな)、書いておきたいことをひとつ。

13日(月)、友人2人とともに「カンテ・グランデ中津本店」(大阪市北区)で開かれたキールタンの夕べに参加。キールタンというのは、すでに何度か書いたように、神を讃え求めるサンスクリット語の歌。私が会員になっているヨーガ教室の仲間や先輩たちが「シャクティ」というグループを結成して、4年ほど前からあちこちでキールタンの公演活動を続けている。
もう1年近くアーサナ(ヨーガのポーズ)のクラスには行っていないのに、会場では多くの仲間や先輩が親しく声をかけてくださる。ありがたいことだ。彼・彼女らと知り合って、もう何年にもなるが、その間、一度も嫌な思いをしたことがない。これはちょっと凄いことではないだろうか。
さて、キールタンを聴くのはこれでたぶん4度目。京都・新風館で、細見美術館で、大阪のインド料理店・ニューメイフィルで、そして今回。そのつど味わいが異なるのが面白い。今回は、店の雰囲気とキールタンがよく合っていると感じた。インド風のインテリアと、まるで今回の催しのために設けられたかのような小さな舞台。
その舞台に4人のシャクティ・メンバーが座り、3曲を披露。アンコールを求める拍手があって、4曲目は他のメンバーも加わって大いに盛り上がった。演出なのかハプニングなのか分からないが、最後は踊りだす女性メンバーまでおられた(これを読んでくださったヨーガの先輩から指摘があり、踊りだしたのはシャクティの「メンバー」ではなく、当日来ておられた「お客さん」だったそうだ。てことは、完全なハプニングだったわけだ!)。
キールタンそのものは、正直に言ってこれまでで最もラフな印象を受けたが、そのぶん親密で和やかな雰囲気が会場に満ちた。一緒に行った友人たちは、楽器や基調音を出す機械にも興味を持ったようで、しきりにその名称を知りたがった。そういうことの解説や、メンバー紹介があってもよかったと思う。
私自身はといえば、繰り返し神を求めるその歌声(サンスクリット語だから、歌詞の内容は分からないのだが)に包まれながら、「俺は何をしてるんだろう、こんなことでは駄目だなあ」と思い続けていた。さぼりっぱなしのアーサナ・クラス、「ヨーガをやってます」なんてとても言えないメタボ体形、そして、どうしようもないグウタラ生活。そんなことが重なって、ますますクラスから足が遠ざかっていた。
そこへ、キールタンを通じて真摯に、かつ楽しそうに真実を求めている人たちを目の当たりにし、自分が恥ずかしくなった。「よし、ともかく最初の一歩からまた始めてみよう」と思いつつ帰路についた。

で、翌14日(火)、久々にアーサナ・クラスへ行った。手帳をひっくり返して調べてみたら、9カ月ぶりだった。直前になって怖じ気づき、「雨降ってるし、やめとこうかなあ」と思ったりしたが、前日の決心が背中を押してくれた。
クラスはちょうど「春の目覚めキャンペーン」(4月14日~28日)中で、受講料が格安になっており、初参加7名、経験者2名と盛況だった。私はT先輩に指導していただき、懐かしいアーサナに取り組んだが、もうボロボロ。
体が重い、曲がらない、腕の筋肉はつりそうになる、呼吸が苦しい、股関節はカチカチになっている、という具合。これまで、自分のことを<不肖の弟子>と言ってきたが、それでも週1ペースでクラスに通っていたころには簡単にできていたことが、まったくできなくなっているのだ。体は実に正直である。
しかし、できないことが悔しく、「クソッ、絶対きれいにできるようになってやる!」「明日から、毎日やるぞ」と思えたので、私にとっては大いなる前進なのかもしれない。翌日は何もしなかったけど。
この歳から<悟り>に至るのは無理だと思うが、若い人たちに交じってまがりなりにもアーサナを行なえるうちに、しなやかで強い体をつくり、いつまでも元気で映画を見続けたいものだ。
よたよたと帰ってきて、洗面所で鏡を見ると、目の下にクマが出来ていた。

だが、その翌日も翌々日(今日)も、激しい運動をした後のような筋肉痛はどこにもなく、ヨーガの素晴らしさを実感している。

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2009-04-13

寸法の合わぬ話

テーマ:日常
映画の感想に行く前に、身辺に起こった雑事をひとつ。
明石家さんまが「寸法合わんやろ、その話」とか「話の寸法がおかしい」などとよく言っている。うまい具体例を思い出せないが、話が矛盾しているとか、相手が言っていることの辻褄が合わないときなどに使うようだ。
私も先日、まさに「寸法合わんやろ!」と言いたくなるような体験をした。まず、J書店で武田泰淳(たけだ・たいじゅん。第一次戦後派の作家。代表作に『ひかりごけ』『富士』など。早逝した相米慎二監督は『富士』の映画化を構想していたという。1976年、64歳で死去。妻は随筆家の武田百合子、娘は写真家の武田花)の映画論集『タデ食う虫と作家の眼 武田泰淳の映画バラエティ・ブック』(清流出版)を見つけた。「これは買っておかねば」と思ったが、少し汚れているのが気になった。そうだ、K書店の映画・演劇本専門店で買うことにしよう。そこは立ち読み防止のためか、多くの本が透明なビニールで一冊ずつ包装されて棚に並んでいるのだ。そこへ行く途中に、K書店の本店があるので、そこへも寄ってみた。映画本のコーナーに一冊だけあったが、これも本の角が少し傷んでいる。やっぱりあっちで買おうと、専門店へ。
そこは狭い店で、隅から隅まで探してみたが、ない。出たばかり(2月13日初版発行)の本なのに、おかしい。同じシリーズ(?)の花田清輝『ものみな映画で終わる』があったので、それを持ってレジへ行き、訊いてみた。「これと同じような装丁で、武田泰淳の映画論集が出ているはずなんですけど」と。「お調べしますので、しばらくお待ちください」と女性店員。コンピュータに何やら打ち込んでいるのを横から見ていたら、「カウンターの前へお回りください」と言う。私はたまたまその位置に立っていただけなのだが、覗き見されるようで嫌だったのか。しかし、データの打ち込み間違いということもあり、客にコンピュータ画面を見せるほうが適切ではないかと思ったが、言われるままに前へ回った。このあたりから、私と彼女のズレが生じていたのかもしれない。
しばらくして、「確かに出ていますが、こちらにはまだ入ってきていません」と言う。「じゃ、本店にあったので、そちらで買います」と言って店を出ようとすると、「あ、しばらくお待ちください。いま本店に在庫があるか確認しますので」と言う。本店にあるのは分かっているのに、と思ったが、せっかくなので付き合うことにした。本店に電話をかけている。しかし、なかなか返事がこない。たぶん、本店の店員が映画本のコーナーを見に行っているのだろう。待つこと5分。その間に新しい客が入ってくると、「いらっしゃいませ」とは言うくせに、私には「お待たせしてすみません」の一言もない。で、結果は「本店にも在庫がないそうです」。
思わず、「いや、本店にあったと僕言いましたよね」と言ってしまった。内心では「話の寸法合わんやろ!」と叫びながら。
かくして、本店へ戻った。戻る途中、「この数分の間に売れてしまったのかも」と思いつつ。しかし、求める本はちゃんとあった。私が見たのと同じ場所に。レジに持って行き、何か反応があるかと期待したが、何もなかった。
カバーをかけてもらった本を持ち、ふたたび専門店へ。店に入り、「Kさん(彼女の名前は、待たされている間に胸のネームプレートを見て覚えた)、ほら、本店で買えましたからね、ありがとう」と言った。私も人が悪い。
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2009-04-08

映画、映画、映画

テーマ:映画
「大阪アジアン映画祭2009」のメイン企画「アジア映画最新作初上映!」(3月13日~16日)が終わり、「おおさかシネマフェスティバル2009」(3月21日・22日)が終わり、裏方としての私の仕事も終わったので、その後は協賛企画の「シネ・ドライヴ2009」を見まくっていた。
このシネ・ドライヴは、主に若い監督たちの自主制作映画を、ほぼ1カ月の間に181本、2会場(プラネット+1とシネ・ヌーヴォX)で上映するという企画で、まさに玉石混淆。「もう、早く終わってくれ」と言いたくなるような作品から、「これは、とんでもない傑作ではないか」と思わせられた作品まで、何に遭遇できるか分からない面白さに満ち、<表現>について考えるうえでもたいへん刺激を受けた。そのすべてについて言及することはできないと思うが、まずは3月1日から今日までに見た映画をリストアップしてみよう。

梅田ブルク7で『チェンジリング』(08年、クリント・イーストウッド監督)。
なら国際映画祭・第3回プレイベントで『マイ シークレット スカイ』(08年、南アフリカ、Madoda Ncayiyana監督)。
シネ・ヌーヴォで東京の友人夫妻と『チェチェンへ アレクサンドラの旅』(07年、アレクサンドル・ソクーロフ監督)。
大阪アジアン映画祭2009・アジア映画最新作初上映! ABCホールで『チョコレート・ファイター』(08年、タイ、プラッチャヤー・ピンゲーオ監督)。
同『停車』(08年、台湾、チョン・モンホン監督)。
同『手あつく、ハグして』(08年、タイ、コンデート・チャトゥランラッサミー監督)。
同『秘岸』(08年、香港・中国、チャン・イーバイ監督)。
同『ゴーン・ショッピング!』(07年、シンガポール、ウィー・リーリン監督)。
同『サイアム・スクエア』(07年、タイ、チューキアット・サックウィーラクン監督)。
同『空を飛びたい盲目のブタ』(08年、インドネシア、エドウィン監督)。
同『彼方からの手紙』(08年、日本、瀬田なつき監督)。
同『100』(08年、フィリピン、クリス・マルティネス監督)。
同『ムアラフ 改心』(07年、マレーシア、ヤスミン・アハマド監督)。
同『誠実なおつき合いができる方のみ』(08年、中国、フォン・シャオガン監督)。
浅野潜さんと映画を楽しむ会 シネ・ヌーヴォXで『野菊の如き君なりき』(55年、木下恵介監督)。
DVDで、おおさかシネマフェスティバル2009・日本映画部門6位の『接吻』(06年、万田邦敏監督)。
DVDで、同外国映画部門7位の『つぐない』(07年、ジョー・ライト監督)。
シネ・ドライヴ2009 プラネット+1で『へばの』(08年、木村文洋監督)。
おおさかシネマフェスティバル2009 大阪歴史博物館で『ガキ帝国』(81年、井筒和幸監督)。
同『浪漫者たち』(09年、田中千世子監督)。
シネ・ドライヴ2009 プラネット+1で『ボンレスハム』(05年、今井いおり監督)。
同『でたらめたいじ』(03年、奥村賢治監督)。
同『それは連鎖のごとく』(05年、谷口譲監督)。谷口監督はシネ・ヌーヴォのスタッフでもある。
同『どんてん生活』(99年、山下敦弘監督)。
DVDで『わが町』(56年、川島雄三監督)。
DVDで『女は二度生まれる』(61年、川島雄三監督)。
シネ・ドライヴ2009 シネ・ヌーヴォXで『花の鼓』(03年、ドキュメンタリー、松岡奈緒美監督)。
同『背骨のパトス』(08年、ドキュメンタリー、松岡奈緒美監督)。松岡監督は、この作品で「おおさかシネマフェスティバル2009」インディペンデント映画賞を受賞された。
同『miminari』(07年、板倉善之監督)。
同『小さなネズミの行列が…』(09年、松野泉監督)。
同『罠を跳び越える女』(06年、桝井孝則監督)。
同『ちえみちゃんとこっくんぱっちょ』(05年、横浜聡子監督)。
同 プラネット+1で『パンとキリスト』(95~08年、ドキュメンタリー、山崎都世子監督)。
同『或る山』(08年、ドキュメンタリー、佐々木育野監督)。
クレオ大阪東で『宇宙(そら)の約束』(08年、ドキュメンタリー、岩崎靖子監督)。
シネ・ドライヴ2009 プラネット+1で『梅田優子の告白』(08年、深井朝子監督)。
3月の映画観賞会 梅田ガーデンシネマで『ダウト~あるカトリック学校で~』(08年、ジョン・パトリック・シャンリィ監督)。
シネ・ドライヴ2009 プラネット+1で『痴食』(02年、佐々木育野監督)。
同『ジャーマン+雨』(07年、横浜聡子監督)。
同『オーライ』(2000年、安田真奈監督)。
同『プウテンノツキ』(01年、元木隆史監督)。
同『あかりの里』(06年、横田丈実監督)。
同『十善戒・後編』(06年、オムニバス)。その内訳は『五、不綺語(ふきご)~無意味なおしゃべりをしない』(小嶋洋平監督)、『六、不悪口(ふあっく)~乱暴なことばを使わない』(石住武史監督)、『七、不両舌(ふりょうぜつ)~筋の通らないことを言わない』(清水信貴監督)、『八、不慳貪(ふけんどん)~欲深いことをしない』(葛生賢監督)、『九、不瞋恚(ふしんに)~耐え忍んで怒らない』(氏原大監督)、『十、不邪見(ふじゃけん)~まちがった考え方をしない』(万田邦敏監督)。
同『童貞。をプロデュース』(07年、松江哲明監督)。
同『死なば諸共』(06年、西山洋一監督)。
同『亀虫』(02~03年、冨永昌敬監督)。
同、観客賞作品『テンロクの恋人 第1話・第2話』(09年、渡辺シン監督)。
同、特別賞作品『紅葉』(08年、山﨑樹一郎監督)。山﨑監督は、シネ・ヌーヴォ支配人・山﨑紀子の弟さん。
同、映画侠区賞作品『ぼくらはもう帰れない』(06年、藤原敏史監督)。
同、大賞作品『ダンプねえちゃんとホルモン大王』(09年、藤原章監督)。
SOUND ON FILM プラネット+1で「シネマトグラフ・バトル・ロワイヤル」(08年、オムニバス、サイレント)から6本。その内訳は『赤い本の人』(横田蕗子監督)、『怪盗ジョー&悪魔の仮面』(横田穣監督)、『注文の多い料理店』(イヌイエイジ監督)、『ランナウェイ with エンジェル』(山口文秀監督)、『刺繍』(西野テツ監督)、『怪獣失格』(浅雄望監督)。
シネ・ヌーヴォXで『女バス』(06年、ドキュメンタリー、ウォード・セリル監督)。
シネ・ヌーヴォで『彼女の名はサビーヌ』(07年、ドキュメンタリー、サンドリーヌ・ボネール監督)。
中国映画の全貌2009 シネ・ヌーヴォで『パティシエの恋』(05年、アンドリュー・ロー、モーリス・リー監督)。

いやー、われながらよく見たものだ。こうして書き出すだけでも2日かかった。今日もこれからビクトル・エリセの『ミツバチのささやき』(73年)と『エル・スール』(83年)を見に行くので、各作品の感想は次回以降に。
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