2009-03-18

「おおさかシネマフェスティバル」に向けて

テーマ:映画
大阪アジアン映画祭2009のメイン企画「アジア映画最新作初上映!」が無事に終わったと思ったら、同映画祭の一環である「おおさかシネマフェスティバル2009」が目前に迫ってきた。午後7時から、司会のSさんも含め7人で会議。イベントの進行、お客様の誘導、ゲストへの対応、機材や物品の搬入・処理など、決めておくことは山ほどあり、打ち合わせは11時過ぎまで続いた。それでも、まだ不安だ。
いささか疲れているのか、A氏の言い間違い、B氏の杜撰な仕事ぶりなどが気になり、腹が立つ。完璧な人間などいず、互いに補い合って事を進めなければならないのは分かっているのだが。私自身、足りないことだらけだ。人と接するのが苦手なので、大きな声を出してお客様を誘導したり、ゲストのお世話をするなどのことがプレッシャーになっているのかもしれない。
とはいえ、私たちは全力で「おおさかシネマフェスティバル2009」に取り組みます。不備な点は多々あるかと思いますが、どうぞお許しください。では、3月21日(土)・22日(日)、大阪歴史博物館でお会いしましょう。

3月21日(土) 9時45分開場
10時 『The ショートフィルムズ/みんな、はじめはコドモだった』(08年、大森一樹・阪本順治ほか監督)上映。
12時20分 『ガキ帝国』(81年、井筒和幸監督)上映。
15時 『浪漫者たち』(09年、田中千世子監督)上映。

3月22日(日) 9時35分開場 ※当日券はありません
10時 『トウキョウソナタ』(08年、黒沢清監督)上映。日本映画部門第1位、作品賞・監督賞・撮影賞受賞作品。
12時50分 ベストテン発表&表彰式。
14時40分 『スラムドッグ$ミリオネア』(08年、ダニー・ボイル監督)上映。本年度アカデミー賞「作品賞」ほか最多8部門受賞作品。
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2009-03-16

「大阪アジアン映画祭」のただ中で

テーマ:映画
大阪アジアン映画祭2009のメイン企画「アジア映画最新作初上映!」も本日まで。連日の映画と飲み会で少々疲れ気味であるが、今日もABCホールへ行くぞ。
今日は午後2時からシンポジウム、4時50分から『ムアラフ 改心』(07年、ヤスミン・アハマド監督)。これは傑作との噂。7時からはクロージング作品『誠実なおつき合いができる方のみ』(08年、フォン・シャオガン監督)。グー・ヨウ、スー・チー主演の中国映画で、本国では今年のお正月映画として大ヒットしたという。
今回は幸いにして、すべての上映作品を見せてもらっている。その感想はまた改めて書きたいが、タイ映画(『チョコレート・ファイター』『手あつく、ハグして』『サイアム・スクエア』)の瑞々しさが印象的だった。『ムアラフ 改心』が面白ければ、これにマレーシア映画を加えることになろう。<マレーシア映画新潮>という言葉もあるように、映画の新しい波、胎動はいろいろなところで起こる。それを目の当たりにできるのが嬉しい。
何度も書くが、大阪アジアン映画祭はこれで終わりではない。今日の撤収が終われば、3月21日・22日の「おおさかシネマフェスティバル」(会場:大阪歴史博物館)が待っている。ゲストも多数お越しになる。当分、家に帰れそうもない。
その他、協賛企画も内容充実。詳しくはホームページ(http://www.oaff.jp)をご参照ください。
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2009-03-13

大阪アジアン映画祭2009

テーマ:映画
いよいよ今日から「大阪アジアン映画祭2009」が始まる。しかし、朝からあいにくの雨。実行委員会事務局から会場のABCホールへ、ピストン輸送でさまざまなものを運ぶ。今日は午後6時半からオープニングセレモニーがあり、一本目の映画『チョコレート・ファイター』(08年、プラッチャヤー・ピンゲーオ監督)が上映される。嬉しいことに、今日のチケットはほぼ完売らしい。
でも明日から16日まで、10本の新作アジア映画が上映される。そのABCホールでのメイン企画以外にも、「アジアン・ミーティング大阪」(3月14日、シネ・ヌーヴォ)、「おおさかシネマフェスティバル」(3月21日・22日、大阪歴史博物館)、「シネ・ドライヴ」(3月7日~4月3日、プラネット・スタジオ・プラス・ワン)、「中国映画の全貌」(3月15日~4月10日、シネ・ヌーヴォ)など、「大阪アジアン映画祭」の一環として他の3つの会場でさまざまな催しが行なわれる。
詳しくはホームページ(http://www.oaff.jp/)をご参照ください。その各会場には、私が校正した「公式カタログ」も出来上がって置いてあるはず。400円は安い! ぜひ手に取って、観賞の記念に買ってくださいね。
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2009-03-03

映画ちょっぴり、仕事たっぷり

テーマ:日常
3月13日から始まる「大阪アジアン映画祭2009」の公式カタログの校正が、ようやく終わろうとしている。いつものことながら、最後はバタバタになる。あとに残るものだから、きっちりした仕事をしたいが、時間の関係でそうもゆかぬことがあり、焦ったり不機嫌になったりする。その都度「これではいかん」と思うのではあるが。凡人を脱却するのは、なかなか難しい。最もクサるのは、すでに印刷・配布されたチラシに誤植があったことだ。しかも「これを見逃したのか!」と言いたくなるような単純なミス。今さらどうしようもないのだが、こういう誤植があると、ほかのところをどんなに厳密に校正してあっても、その印刷物全体の信用性を一気に落としてしまうので、こちらの気分もダウンするのだ。ああ、赤ペンを持って全部直して回りたい。
こんなことがたまにあるから、ゲラの段階で何度も校正した本や雑誌であっても、それが出来上がってしまったら、私はあまり見ないし読まない。映画やテレビでも、そういう編集者・校正者の心理をきちんと描いているものは少ない。私が唯一共感したのは、以前にも書いたような気がするが、アンドレイ・タルコフスキーの『鏡』(75年)の中にあったと記憶するワンシーンで、誤植があったのではないかと心配になった女性の校正者が、深夜、自宅から職場まで行ってゲラを確認するというもの。だが誤植はなかったはずで、そういうところも気に入っている。それが『鏡』の中のシーンであったかどうかはあまり自信がなく、それを確認もせずこんなふうに書くのは、すでに編集者・校正者失格であるが。
ここまでを読み返しても、《思う》《気がする》《記憶する》《あまり自信がなく》などの表現が目立ち、曖昧きわまりない。しかしこれは編集者の適正うんぬんというより、私の性格に根ざしているのだろうから、<文体>の一種としてお許し願うしかない。

さて、2月下旬の校正仕事以外のことに移る。
2月27日(金) シネ・ヌーヴォ株主総会。私がスーツを着る数少ない機会のひとつ。なにしろ株式会社ヌーヴォの代表取締役なので。ただし、自己紹介するときには「何もしない、何もできない社長ですが」と言うのを常としている。当然、お給料もいただいておりませんので、念のため。
委任状多数、出席者10人ほどで総会は成立。かつて、ある問題で終電がなくなる時間まで紛糾し、流会になったという苦い経験があるので、質問や提案の手が挙がるとドキリとする。だが、過去12年間で最悪の営業成績だったにもかかわらず、建設的かつ温かいご意見やご提案ばかりで、ありがたく、ホッとする。
総会後は、株主の皆さんも交え、吉林菜館で懇親会。株主のGさんは、映画館で年間に700本見ているとおっしゃる。DVDなども含めると、900本ぐらいになるとか。会社にお勤めだそうだから、仕事以外の時間は全部映画で埋められているのだろう。シネ・ヌーヴォ運営委員のH氏が、「あのー、独身ですか?」と訊いていたけれど、けだし当然の質問ではあった。

DVDで『ロゼッタ』(99年、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督)。1999年のカンヌ国際映画祭でパルムドールと主演女優賞をダブル受賞したのも納得の、素晴らしい作品。ダルデンヌ兄弟の映画にハズレなし、という感じだ。些細な理由で仕事をクビになった少女ロゼッタ(エミリー・デュケンヌ)は、必死で解雇に抵抗し、それが受け入れられぬと、すぐさま次の仕事を探して街じゅうを歩き回る。家はトレーラーハウスで、父はいず、母はアル中だ。ロゼッタは笑わない、泣かない。かたくなな無表情で、常に動いている。「まっとうな仕事に就き、まっとうな生活をしたい」と一途に願っているだけなのだが、これがことごとくうまくいかない。だが、絶望の淵にあっても、その無表情は変わらない。そんな、まるで可愛くない、しかし抱きしめてやりたいほど懸命に生きているロゼッタが、堰を切ったように感情をほとばしらせる場面があり、胸を締めつけられる。奇跡のような映画だ、と言っておく。
DVDで『イースタン・プロミス』(07年、デヴィッド・クローネンバーグ監督)。おおさかシネマフェスティバル2009・外国映画部門5位。なかなかリアルに、よく出来ている。ロシアン・マフィアのような裏社会が、私たちの生活のすぐそばにあるというのも説得力がある。だが、殺されたと思った人が生きていたり、冷酷な殺し屋に見えていた男が実はという展開だったりで、私には<作りもの>の域を出ず、ダルデンヌ兄弟作品に抱くような共感には至らなかった。
ビデオで『還って来た男』(44年、川島雄三監督)。一昨年の「おおさかシネマフェスティバル」で上映されたのだが、私は裏方だったので、見られなかったのだ。冒頭、「撃ちてし止まむ」と字幕が出たのでびっくりした。製作された1944年は昭和19年で、まさに戦時中。戦意高揚映画かと思ったが、そうでもなかった。アリバイ的に入れた字幕なのかもしれない。ビデオのせいなのか、映像・音声とも劣化が激しく、悲しくなった。映画は、テンポよくコメディータッチでどんどん進む。戦地から帰還した軍医(佐野周二)が、虚弱な日本の子どもたちを健康にしてやりたいという志に燃え、奔走する。父(笠智衆)が見合いを勧めると、「断ると相手を悲しませるので、最初に見合いした人と結婚します」と言い放つ。善意の人ではあるが、直情径行で周りが見えていない。そのため、偶然に何度も出会う女、レコード店の娘、小学校の先生など、彼に好意を寄せる女性をことごとく振る結果になる。しかも、本人はそのことにまったく気づいていない。最後は、田中絹代と見合いをして互いに気に入り、ハッピーエンドではあるのだが、人生の不条理を見せられるようで、《サヨナラだけが人生だ》と墓碑銘に刻んだという川島雄三の、面目躍如というところ。驚いたのは、これが川島のデビュー作だということだ。なんと26歳で撮っている。才能とは、隠れもないものなのだなあ。
TOHOシネマズ梅田で『チェ 39歳 別れの手紙』(08年、スティーヴン・ソダーバーグ監督)。キューバ革命を成し遂げたゲバラが、約束された新政府高官の地位を捨て、身ひとつで南米ボリビアに潜伏し、その革命に文字どおり命をかけた約1年の物語。現地の共産党の協力は得られず、農民へのオルグは浸透していず、ボリビア軍の戦力は圧倒的で、孤立無援の闘いを強いられるゲバラたち。山の中で持病の喘息にも苦しめられる。それでも、ゲバラは最後まで諦めない。捕らえられ、銃殺されても。まさに真の<革命家>だったと言えるだろう。
1967年に39歳の若さで処刑されてしまったからこそ、今も革命のシンボルでいられるのだとも言えるが、そこまでの苦闘の1年を見るのは辛い。史実に忠実に描かれているというだけあって、そこに華々しさはないからだ。そして、当時のソ連の影を苦々しく感じた。ゲバラがキューバを去ったのも、新政府(つまりカストロ)がソ連の圧力を排除できなかったからのようだし、ボリビア共産党の離反にもソ連が影響していたという。現在のロシアも、政府に批判的なジャーナリストを次々に暗殺している不気味な国で、久しぶりに「反帝、反スタ!」と叫びたくなった。
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