2007-02-14

マイ・バレンタインデー

テーマ:日常
バレンタインデーが誕生日、という人がいる。両親亡きあと、お世話になりっぱなしの叔母(母の妹)だ。「また忌まわしきバレンタインデーか。そういえば……」と、そのことを思い出し、13日の夕方に阪神百貨店に飛び込んだ。東京に住む叔母に、花を贈ろうと思ったのだ。だが、地下鉄の出口から続く阪神の売り場は、まさに洋菓子のコーナーで、若い女性たちでごった返している。「バレンタインデーの習慣はまだまだ健在なりか。しかし、こんなところに居ると、痴漢に間違われそうだな」と考えたのは『それでもボクはやってない』の影響か。あわててインフォメーションを探し、2階のサトウ花店を教えてもらう。
ご存じの方も多かろうが、「花キューピット」というシステムで、よほどの僻地でなければ日本全国へ(海外へも)花を送れるのだ。ただ、目の前で選んだ花を送れるわけではなく、カタログを見て決めたり、こんな感じでとイメージを伝えるに留まる。配達先近くの花屋が、注文に従って花束やアレンジメントをこしらえるのだろう。メッセージカードを付けてもらうこともできるが、これも自筆のものではなく、花屋の店員が書くか、パソコンに打ち込んで作るかするのだろう。そういう点で一抹の不安は残るが、花を贈られて不愉快な人はいないようで、これまでに苦情を聞いたことはない。
さて、叔母に贈る花だが、まず「ご予算は?」と訊かれる。「5000円ぐらいで」と答えたが、実際はそれに消費税と送料がプラスされて5750円になった。「誕生日のお祝いだけど、もう七十ウン歳なので、あんまり派手にしないで」とも言ったが、「でも、お祝いですから、少し明るい感じがいいでしょう」と返され、そのあたりはお任せするしかない。で、配達時間は14日の午後になるという。叔母は一人暮らしで、出かけていることも多いから、その場で電話してみた。
「明日は雨らしいから、ずっと居るわよ。悪いわね、気を使わせちゃって。私もチョコ送っといたから」と言う。このところ、ほとんど家に帰っていないので、そのチョコレートはまだ見ていない。
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2007-02-09

金曜の夜に

テーマ:日常
「おおさかシネマフェスティバル」のチラシとポスターが出来上がってきた。デザインは鈴木一誌+仁川範子さん。初校・再校・三校と出してもらい、いろいろな人の意見を聞き、最終的には明るい雰囲気のものに仕上がった(私は少し暗めの再校が好きだったが)。
まず、映画祭の会場となる「そごう劇場」に、チラシ5000枚とポスター10枚をY君とタクシーで届ける。雨がパラパラしていたが、本降りにならなくてよかった。
Y君の就職先が決まったというので、早めの昼食でささやかなお祝い(呑んでないよ)。
事務局へ戻り、私は大口の、Y君は小口のチラシ発送作業。朝は机の横に山のように積んであったチラシが、見る見るなくなってゆく。仕事してるなあ、という気持になる。発送作業に没頭していると、向こうの席のYさんが「きれいなチラシが出来ましたねえ」と言ってくれる。そんなひと言が、心にしみて嬉しい。「ありがとうございます」としか言えなかったけれど。
夕方は、天王寺・難波・梅田と、「大阪市サービスカウンター」を回る。そこにもチラシを置いてもらうためだ。紙袋がカラになったところで、今日の仕事は終了。
今週は、月曜から金曜まで映画祭事務局の仕事をした。まあよくやったよ、と思う。明日からの3連休は、別の仕事を仕上げなければならないが、少しのんびりしたいな、という気分。
で、大阪駅前・アクティ大阪16階の「月日亭」へ。昨年の11月にミニ同窓会をした店でもあるが、一人で行くのは初めて。「煙草、吸います」と宣言して、長~いカウンター席へ案内される。「カバン、ここへ置いていいですか」と一応確認し、堂々と隣の椅子も占有する。ジャケットも脱いで、そこへ置く。
私にとって、1000円以上の食事は〈贅沢〉なのだが、今夜はあえてその贅沢をするのだ。しかし、注文したのはメニューの中でいちばん安い1580円の会席料理、というのが悲しい。酒も注文しなかったが、「なに、かまうものか、これでも客だ。ゆっくりするぞ」と居直る。その気分のまま、カウンターの下で靴をぬぎ、むくんだ足を解放してやる。
カウンターの前は全面ガラス張りで、眺めがいい。正面に阪神のビル、その奥はE-maビル。左には御堂筋が見え、右には第一生命ビルやヒルトンホテル。その奥には丸ビル、大阪駅前第3だか第4ビルも見える。素晴らしい夜だ。阪神ビルの屋上からはもうもうと水蒸気が上がっている。街全体が湿気を帯び、むせび泣いているかのようだ。『ブレードランナー』みたい、などと思う。雨は降っていず、道ゆく人々が黒いシルエットになっている。近くにいると煩わしいのに、遠くの人はなぜこんなにも愛しいのか。
そんなことをぼんやり考えながら、最後にはお茶のお代わりまで所望して、儲からない客は去った。
次は、行きつけの喫茶店で熱いブラックコーヒーをすすり、ゆっくりと本を読む。もちろん、あの周防正行監督の『それでもボクはやってない』だ。嫌なこと、逃げ出したいことがあるほど、本はよく読める。映画のシナリオが採録されていて、それはいいのだが、すべて役名でしか載っていず、端役になると誰が演じていたのか思い出せない。理由は不明だが、どこをひっくり返しても俳優の名前が出てこないのだ。これは相当にイライラする。
それでも、もう三分の一は読んだので、次に読む本を物色するために紀伊國屋書店に寄る。新書3冊、単行本2冊を購入。ここでも贅沢してしまった。新書のうち2冊は、知人が書いた本。《友がみな我よりえらく見ゆる日よ……》の心境。単行本の1冊は、スピリチュアル関連(ああ、ヨーガしたい!)。もう1冊は映画本。結局、映画から離れられないのか。
てことで、今夜は贅沢三昧。事務所へ戻ってシャワーを浴び、スッキリしたところでこれを書いていたら、もう12時だ。缶チューハイをあおって寝てしまおう。今の私には、眠るのがいちばんの贅沢かもしれない。
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2007-02-07

さあ跳べ、ここがロドス島だ

テーマ:日常
標題の言葉を、急に思い出した。私の学生時代、アジビラやタテ看によく使われていたフレーズだ。アジビラやタテ看といっても、もうすぐには伝わらないのかもしれない。説明しようかと思うが、面倒くさいのでやめておく。分かる人だけ分かればいい。
元はイソップの寓話で、その意図は「事実による証明が手近にあるとき、言葉は要らない」ということらしい。
確か、こういうタイトルの映画があったんだよなと思い、調べてみた。こういうとき、インターネットは便利だ。
ありました。長編記録映画『さあ跳べ!ここがロドゥス島だ/国鉄動力車労働組合青年部の闘い』(1970年、1時間22分)。まさに70年、私の学生時代真っただ中だ。しかし、国労はすでになく、《闘い》の文字も懐かしいばかり。この映画自体、見たような、見なかったような、記憶も定かでない。ただ、当時あちこちに貼ってあったこの映画のポスター(というより白黒のビラ)を見ながら、「俺はこんなことでいいのか」と思い詰めていたことは、はっきりと覚えている。
そう、昔も今も、この言葉は私にとって「やればできると言うんなら、いまこそやってみろ!」と自分自身を指弾する言葉なのだ。
37年の時を経て、そんなことを思い出すのは、今の自分が正念場にあるからだろう。いま、ここがロドス島であることは分かっている。問題は、私が跳べるか、どこまで跳べるかなのであるが。
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2007-02-05

ごぶさたでした

テーマ:日常
相変わらず余裕のない日々が続いている。忙しいだけならまだしも、あちこちに気を使わなければならないのがシンドイ。それでも、まだ土・日も出勤という状態ではないのが救いか。いずれそうなるかもしれないが。
休みの日には、あれもしてこれもしてと考えていたのに、久しぶりに自宅に帰ると、午後まで布団から出られない。なんて駄目な人間なんだと、いつもの自己嫌悪に陥りそうになるが、それだけ疲れているということかもと、少し自分を許してやりたい気持にもなる。
しかし、何かひとつぐらいは事をなそうと、汚れ物を袋に詰め込んで洗濯屋へ。外へ出れば、午後の日差しは穏やかで、公園では子どもたちが遊んでいる。毎日あくせくしている自分がバカみたいに思えてくる。やっぱり忙しすぎるのは良くない、この仕事が済んだら、自分の生活を立て直そう、などと考える。ほんの少しだが、自分を客観視できてきているのかもしれない。

それでも、心のどこかでは「逃げ出したい」という願望があるのだろう、最近読んでいたのは、吾妻ひでおの『逃亡日記』(日本文芸社)だ。もちろん、あの『失踪日記』の続編だが、これはちょっと期待はずれだった。吾妻氏の漫画家としての歩みが中心で、しかもインタビュー本。氏の漫画をほとんど知らず、『失踪日記』の衝撃が大きい私などには猫に小判で、タイトルにだまされたなあという感じ。しかし、何かにすがるように、少しずつ最後まで読み通せたのは、吾妻氏の人生に対するスタンスに共感するところが随所にあったからだろう。
明日からは、1月の映画観賞会で見た『それでもボクはやってない』の関連本、『それでもボクはやってない 日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!』(周防正行著、幻冬舎刊)を少しずつ読むつもり。周防監督の〈勇気〉を、少しでももらえれば、と思って。
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