こんにちは。Erica in Styleのエリカです。



NY 「美しい人」 が大切にしている事



ハリケーンで、停電になった翌日

目の前に広がったのは、ダメージを受けた街と、怖いほど静かなソーホー。


ダイアン・フォン・ファステンバーグは、そのままのショーウィドーだけれど

多くのショップは、木でバリケードを作ったり、ガラスに保護テープをしたり。


いつもなら、輝いて見えるドレスも、寂しげに感じられ

スタッフや仕事関係に連絡を取らねばと、携帯をチェックするものの

IPhoneが使えない。


どこまで歩けば、電波が入るのか。

とにかく、携帯が使えるところまで、行かなくちゃ。


交通機関は全て停止。タクシーも殆ど走っていない。

歩いて、どんどん北上し、35丁目付近で、やっと電波を拾えた。


そして、電話。


でも、かける先も、きっと同じ状況。

通じないどころか、拒絶されてしまう。


回線がパンクしかかっている中、せめてメッセージを残さねばと頑張っている内に

空が段々暗くなってきた。


そして、携帯の充電が LOW を示している。

どこかで充電しなくちゃ。


こんな時だから、皆、コンセントを見つけたら殺到して、長い列ができてる。


今日は充電は諦めよう。

明日、朝早く、皆が眠っている頃に、どこかで充電しよう。


そして、フッと、今朝から何も食べてない事に気付きました。

暖かいコーヒーでいいから、飲みたいけれど

周りには、見当たらない。


探している内に、家に戻る時間が遅くなるし

真っ暗闇が、どれ程危険なのか

1番怖い”略奪”に出くわさない事を願いながら、来た道を引き返しました。


35丁目より上は電気が付いてるから明るい。

そこから下には、暗闇が広がっている。


暗闇に向かって、歩きはじめました。


つづく



Have a wonderful day!