2008-08-21 12:00:05

*PART2*a Piece of love②

テーマ:ブログ
*PART2*a Piece of love②(らんま1/2novel乱×あ)


※この作品は以前書き途中だったものをかなり内容変更しています。







あかねのばかが。
なんで俺の言うこと聞かねーんだよ。

おめーなんかがアルバイトしてみろ。
いろいろ男が話しかけたり寄ってきたりするじゃねぇか。


俺もバイトがあるからずっと見張ってることなんかできねーし。

ただでさえここ最近ろくに顔会わす事もできねーのにこれ以上離れんのかよ。


「…めくん?」

「早乙女くんてば!」

「あ?ああ…悪い」

「ちょっと、どうしたの?さっきからずっと怖い顔して」

アルバイトで一緒の、同い年の女が話しかけていたのに俺はまったく気づかない様だった。


あかねは今日からバイトを始めるそうだ。
俺はアルバイト中だから様子を見に行くこともできず悶々としている。
てか昨日はあれから会話もしてねぇ。
アイツ、一体どこでバイトしてんだ?

「はぁい!乱馬くん」

「なびき!」

なびきがショートパンツにサングラスを頭に乗せ俺の働くコンビニへと入ってきた。
てかあかねにバイトを斡旋した張本人じゃねーか。

「なにしにきたんだよ」

俺はなびきをぎっと睨む。

「あーら、ずいぶんと機嫌が悪いみたいね。ったく。あかねがバイトしたっていいじゃない。あんたちょっと過保護なんじゃない?」
なんでだ?!
なんでコイツは人の心が読めるんだ?!
俺はこれ以上心が読まれないように平静を装う。


「あ、あかねがバイトしよーがなにしよーが俺にはカンケーねーよっ」


「あらそう。あかねのアルバイト先教えてあげようと思ってきたのに」


な、なんだって?!
それは知りたい…


「…どこだよ」

俺は恥ずかしいからぼそっとつぶやいた。
恥ずかしいけど聞かずにはいられない。


「乱馬くーん、私アイスたべたいなぁ」

やっぱりな。
情報提供料ってわけかよ。
けどなびきにしてはまだ生易しいほうだな。

「好きなの選べよ」

なびきは近くのアイスのケースに向かい、ソフトクリームを選んでレジに持っていき俺は財布から小銭を出す。


「ったくほんとあんた達は素直じゃないわね。病院よこの近くの」


「病院?」


「受付とかお手伝い的なことみたいよ。もちろん看護師免許とかないし、簡単な雑務みたい」


なびきは早速アイスを食べ始めてる。


それってまずくないか??

優しく不器用に処置をするあかね、包帯が自分の手に絡まりほどけない。
一生懸命ほどこうとする姿が可愛らしくて俺は何度となく抱き締めたい衝動にかられていた。
つまり俺ほどの精神力の持ち主じゃないとあかねは…

まずい…まずいだろ!!


「あ、そうそう!患者さんはお爺ちゃんとかお婆ちゃんとかがメインみたいよ。」

となびきは言う。
コイツはどこまで俺の心が読めるんだ?!
つくづくこえー女だぜ!
けどジジィ相手ならまだマシか?!
イヤ、うちのエロジジイみたいなやつもいるしな。
やっぱ危険じゃねーか!!
俺のそんな心の叫びをよそになびきは続ける。

「可愛かったわよー、あかねの制服姿」

俺はナース姿のあかねを頭の中で妄想した。


「へ、へー。そうかよ」


内心俺は穏やかじゃない。今すぐにでも女装してでも様子を見に行きたかった。
けど金もらって働いてる以上、女の事で店を抜け出すわけにはいかない。


「けっあんな寸胴女何着たって一緒だよ」

俺は強がってみる。

「はいはい。帰り道だし、帰るときに様子みてみたら?」


「…気が向いたらな」

「ったく。いつまでたっても意地ばっかりはって。知らないわよ、あかねに他に好きな人ができても。」



すると突然横に、いま一緒に働いてる子が来て、俺の制服の裾をひっぱっている。
「ねー、早乙女くんこの人誰?」

「ああ?なびきねーちゃんのことか?」

「え?!乱馬くんのお姉さん?へー似てないわね!でもすごい美人!」


イヤ、姉じゃねーけど説明するのがめんどくせーし、いまはそれどころじゃねー!

「あら。ありがと。
オトウトをよろしく。こっちもなんだか面白いことになってるみたいね。」


なびきは俺の横にいる女の子をちらっと見る。


「面白いことってなんだよ」
なびきの視線が俺の腕をみている事に気づき腕をみるとその時隣にいる女が俺の制服の裾を掴んでてやけに密着している事に気がついた。

「な゙っ!い、いっとくがコイツはただのバイト仲間ってだけで…!」


「この事を知ったらさぞかしあかねも悲しむでしょうね。」


「いくらだ…?」


俺は何一つやましいことはないがこれ以上あかねとこじれるのはイヤだった。
口止め料を素直に渡す。


「まいどあり♪あ、そうそう。素直さに免じて特別サービスでもうひとついい事教えてあげるわ」



「ん?」



「あかねのバイト先の病院、【小乃接骨院】よ」



俺の心臓がどくんとなって痛み出した。


「じゃあね、乱馬くん。また来るわ」

なびきは不適な笑いをみせそのまま店を出ていった。

【小乃接骨院】それはあかねの初恋の相手、小乃東風がやってるほねつぎやだ。


東風はあかねの姉、かすみさんの事が好きだ。
それでやっとの思いで諦めたはずだ。


それなのに今さらなんでだ?



俺はなびきが去ったあとをじっと睨み付けた。




つづく
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