2月はどこに行ったの?
気が付いたら、新年のご挨拶もしないまま既に3月(しかも半ば)
時が過ぎるのはあっという間ですね。
仕事は毎年1月が怒涛の学会シーズンで落ち着かないのですが、2月はそうでもないはず? なぜ2月が消え去ってしまったのか、すでに記憶も曖昧です
こうしていつの間にか1年が過ぎるんですよね……時間を大切にしなければ。
そして地獄の3月が始まりました。削るとしたら睡眠時間しかない……
結果、ここ3週間の私の睡眠時間は平均3-4時間
なのに昼間あんまり眠くならないって、危なくない? 寿命減ってるんだろうなぁ、などと思いながら過ごしておりました。
なぜそんなことになっていたのかと言えば…
私どもの職場は、子供さん~大学生の長期休みが始まると、こちらの生命維持が危険な状態になります……そこに加えて春は異動の時期。
この時期、どの業界も同じだと思いますが、慣れたスタッフが減るのに、どうして仕事量が増えるんでしょうね。
異動時期ずらしてくれないかしら。
そこに加えて頼まれた講演を3件抱えていて、またもやスライドを150枚ほど作りました。われながらよく頑張った! 昨日、やっと解放されました!
いや、もっと早くに準備すれば良かったのでは? という気もしますが、ほんとに記憶がないのです……毎日頑張ってたという気はするけれど
そんな中、いまツボっているもの……
和歌山アドベンチャーワールドのスタッフがパンダの服着て、神戸どうぶつ王国を訪問して、両施設のスタッフ同士で盛り上がってコアな会話をしているだけの動画。
カワウソ飼育についてスタッフ同士で盛り上がっていると思ったら、「あ、でも、自分は(主)担当じゃないんですけれどね」「あ、私もです」みたいな。
永遠に見ていられる私ってどうなの、だけれど、これは現実逃避なんですね、きっと……それを見てるからダメなのかも……
何はともあれ、大好きな2施設。これからも交流を深めて欲しいです
なぜかピークは本番1週間前
そんな中、先日、カーニバル@音楽の友ホールに参加してきました。
(写真は聞きに来てくださったOさんが撮ってくださったものです。いつもありがとうございます。)
演奏のこと
ショパン、ピアノ協奏曲第1番第2楽章ロマンス
この曲は音数は決して多くはないのですけれど、地味なトラップがあちこちにありまして、1番のトラップは冒頭~2ページ目あたり。
ものすごく美しいので気分良く弾いちゃう→陶酔の世界に入り込んで意識が飛んで間違える。
これを本番中にやらかしてしまいました
練習の時から「ここ、気をつけなくちゃ~」とは思っていたのですけれど、分かっているのにやらかしちゃうのですね。
演奏者が曲に酔ってはいけない……
ここでやらかしてしまうと、そこから緊張度が一気にアップして、色々妙なことを考え出して、手が震えちゃったり。
暗譜しちゃったので楽譜無しでいこうかと思ったのですけれど、暗譜飛んだらノクターンみたいに戻れる場所があまりない&前半と後半が移調しているので間違えて反対に行っちゃうというのがありまして(緊張した本番中って、何をやらかしてしまうか、本当に予想できませんよね)、楽譜を広げておりました。
広げてて良かった。もちろん、間違えました!ってのはしっかり分かる間違え方でしたが……ま、いつもの私、ということで
私の出番は、アンサンブル部門の直後のソロ部門(休憩なし)だったので、客席はお子様含むファミリー様がいっぱい。いつもなら人などほとんどいない客席の、密なる雰囲気に呑まれておりまして、集中力が……
思えばピークは1週間前。
お二人の先生に、「すごく素敵ですよ。音も綺麗で、色んなものが伝わってくる」なんて褒めていただいて、るんるん
まぁ、本番前で、いつも緊張して崩壊するのを知っている先生方、多分にリップサービスの部分があったとは思いますが……
気を良くして、早く弾きたいなぁ~とまで思っていたのに??
でもその週は、きっと、良い星の下にいたのです。
月に1回の胡弓のお稽古、今まで一度も褒めてもらったことがないのに、その日、
「やっと、越中おわらに聞こえるようになってきた」って(先生、仰いましたよね、私、聞き逃しませんでしたよ!)
90点頂きました。
もちろん、越中おわらとして90点だったのではなく、今の私のレベルで90点ということです! 弓の切り返しがちょっとだけマシになったということなのでしょう。
民謡もやはりリズム命。
相変わらず、ツボは(胡弓は三味線よりかなり短いので感覚がつかめないまま)へんちくりんですけれど。
(その週は、津軽三味線の先生にも、津軽三下がり(津軽五大民謡のひとつ)で「うん」と頷いていただいたので、ほんとに調子が良かったのかも。こちらも、気のせいではないはず)
で、ロマンス。
12月と1月の本番、あんなに苦しんで、演奏の途中で「もう弾けない、帰りたい」と思ったことを考えたら、指が震えても、間違えても、集中力が切れても、
「やっぱり私、この曲に恋をしてる」と思えて、幸せな気持ちでした。
でも、ピークは1週間前だったのです。ノーミスとはいかなかったけれど、突っかかるのは1か所くらいで済んでいたのに、あちこちでもつれまくって……
結果的に、大事故1カ所、細かい事故多発(知らない人は気がつかないレベルまで含めたら、もう数えられない)
いい時は長くは続きませんね。
色々あったとはいえ、カーニバルでは久しぶりにハッピーな時を過ごさせていただきました。
ソンジンさんファン仲間であり師匠でもあるOさんが聴きにきてくださいました。
すごく心強くて、嬉しかったです。
勢いでまたドレスを着ました。私が着るとチンドンヤ(死語?)みたいだけれど、ロマンスのために買ったドレスなので、こういう時に着ないと、ですものね。
いただいた講評で。
「ミスの有無にかかわらず、あなたのこの曲に対する愛が伝わってきたので、とても幸せな気分でしたよ」と……
先生にお見せしたら、「O先生(審査員の先生)に幸せな気分になっていただいたのなら、言うことないじゃない!」と。
去年は「最後でもつれたのは、体力じゃなくて集中力の問題」(同じ審査員の先生)と書かれた私(先生は、「これ、額に入れて飾っときなさい」って)
「すべての音がショパンらしい美しさに満ちていて」と書いてくださったピアニスト先生もいてくださって(カーニバルなのでかなりリップサービス入りと思いますが)、要するに……
・技術はともかく、愛だけは伝わった!
・でも、ミスは目立った!
ってことですよね……
正しい順番は→「ミスをしない・破綻しないで弾く→その先に音楽表現がある」かな。
そして翌週、メールが
「〇〇賞の副賞コンサートですが、棄権された方がいらっしゃいますので、次点のため、コンサートにご招待します」
全部は拝聴しておりませんが、リサイタルなみの上級の方もいたし、破綻なくきっちり弾かれた方もいたし、私? なぜかしら。
そういえば予選の時「上手い人を選んでいるわけじゃないから」とO先生が……
それに、何人目の次点だったか謎ですし……
色んな事情も絡んでいそうだし……
(例えば、年齢の低い人だと、スケジュールの関係で浜松まで出かけるのが大変とか、家族一緒だと交通費が、とか?)
でも、次点とはいえ、やっぱりちょっと嬉しい。
(次点、とか、棄権の人がいたので、みたいなケースが多い私)
6月、浜松の副賞コンサートで弾かせていただくことになりました。
9分以内、別の曲でもいいということで、尺の関係でちょっと悩んだのですが、やはり「ロマンス」でいただいた機会、前奏を切って9分に収まるよう調整することにしました。
コンチェルトチャレンジのお話も先生からお勧めいただいたので(でもお値段の問題が)、3月までの予定がまだまだ続けることになったロマンス……
幸せが続くのはありがたいけれど、長いんだな~、この曲(10分+0~20秒)
今度こそ、ピークが当日になるように!
ピークに行きつく前に本番が来ることも(反省)
しかし、こんなどさくさの中、別の曲で発表会が2つもあったのです。
すべて、私のスケジュール調整のミスです。
1つ目(土曜日)、お友達のサークルの発表会。
2つ目(その翌日の日曜日)、ある教室の発表会。
1つ目の発表会の日(土曜日)
(前日、日常業務終了後にひたすらスライドを作りまくる→ほとんど寝ていない)朝8時から学会のセッションで発表→ピアノレッスン90分→発表会
(移動時間各1時間)
2つ目の発表会の日(翌日の日曜日)
朝5時に起きてひたすらスライドを作りまくる→1時間は練習できる!と思ったところに電話「打ち合わせするので早めに来てください~」→午後から市民公開講座で司会と講演(1時間半の予定が2時間半のセッションに。もともと30分は延びる予定だったけれど…)→(直前スタジオ練習は却下)発表会に滑り込み
1日目、うだうだながら、何とか、弾き切った!
今の段階ならこんなものよね、という演奏:聴いてくださった方々には申し訳ないレベルだけれど、自分は「満足じゃないけれど、納得」
直前の先生宅レッスン、これは良かったかもしれません。
スケジュールはタイトでしたが、追い込んで、感覚がつかめたので。
もちろん、そもそもレベルが低いのですけれど、これ、実は初人前演奏でした。
面白いのは、弾きなれた曲の場合、スタインウェイのロゴが目に入って緊張しまくるのに、あまりにも弾きなれていなくて、そんな余裕もなかったという……
発表会を取り仕切ってくださっていたサークルさま、お疲れ様でした!&ありがとうございました!
会場は以前、ピティナで一度行ったところ。その時、「アマチュアの弾くベートヴェンの見本」みたいな素敵な演奏をされる壮年?年配?の男性がおられて、とても勉強になりました。今回も、素晴らしい響きの中、楽しい時間をいただきました
2日目、ぐでぐでの演奏……あ~あ
気が遠くなりそうでした。音は耳に入ってこないし、飛びまくる和音も、昨日までは筋肉記憶により何とか着地できていたのに、もうわけわからない……
なぜか、この日はスタインウェイのロゴにドキドキ……余裕がないのは昨日も今日も同じだったはずですが、昨日よりはマシに弾けるはずという思い込みがどこかにあったのかもしれません。
というわけで、以下、覚書。
スライドは早めに(でも最後に追い込む時になってからまとまるんですよね、頭の中が。ストーリーができあがって、そこから手直しに力が入ってしまう)
発表会の演奏曲は計画的に(でも予定では何とかなるはずだった……申し込んだ時には)
本番前には弾き合い会に出しまくる(でも、ロマンスの本番が重なっていてそっち優先だった→ほかの曲と並行して本番を入れない)
もしも間に合っていないのなら、当日は他の予定を入れない(でも、たとえ後から入り込んできたとしても、仕事は優先。断ろうと思ったら断れなくもないけれど、やっぱり断れない)
弾きこんでいない場合、当日の練習は必須!(追い込みは意外に効く!)
6月の発表会第2弾、中之島公会堂の大集会室(ホール)目指して、気合いを入れなおします。でも、発表会のたびに少しは成長しているはず……
そう、この未消化で間に合ってないのに発表会に突入した曲は……
ブラームス ラプソディ1番
と言いながら、明日は久しぶりのノクターン13番。
あれ? 言ってることとしてることが違う
迷い迷ったけれど、ちょっとでも安い時に申し込もうと、Eコンクールの予選を申し込みました。もちろん、リベンジみなとみらい。
ここから4年目のノクターンチャレンジの始動です。
また撃沈してもいいので、頑張ります!