ブッダの考え方の特色は、「肯定」も「否定」もしないこと。
「なるべく良し悪しを判断しない」という発想に立つ。いいとか悪いとか、勝ち負けや優劣を作り出すのは、人間の「判断」によるもの。判断によって優越感をもつこともあれば、コンプレックスに悩むこともある。「判断こそが悩みを生んでいる」と理解して「ならば、ムダな判断はしない」という「考え方」に立つ。
もうひとつの特色は、「何をめざすかは人それぞれ、目的は個人が選んでいい」というオープンな立場に立つこと。「承認欲」だって否定する必要はない。仕事・勉強で認められることをめざすのもよし。「認められることに大して意味はない」と割り切って、自分の道を進むもよし――この発想の自由さが、目覚めた人ブッダの特色である。
草薙 龍瞬の本より抜粋
「なるべく良し悪しを判断しない」という発想に立つ。いいとか悪いとか、勝ち負けや優劣を作り出すのは、人間の「判断」によるもの。判断によって優越感をもつこともあれば、コンプレックスに悩むこともある。「判断こそが悩みを生んでいる」と理解して「ならば、ムダな判断はしない」という「考え方」に立つ。
もうひとつの特色は、「何をめざすかは人それぞれ、目的は個人が選んでいい」というオープンな立場に立つこと。「承認欲」だって否定する必要はない。仕事・勉強で認められることをめざすのもよし。「認められることに大して意味はない」と割り切って、自分の道を進むもよし――この発想の自由さが、目覚めた人ブッダの特色である。
草薙 龍瞬の本より抜粋