• 22 Dec
    • ハマる漫画

      双子育児の合間に、私が必死で読んでいる漫画を見て、夫が、「そんなに面白いの?貸して欲しい。」 と言ってきました。それがこの漫画です。オリュンポスの神々―マンガ・ギリシア神話〈1〉 (中公文庫)Amazon里中満智子さんのギリシア神話。全8巻。何度読んでも面白いし、読んだ時の自分の精神状態によって、感じ方が違います。夫もハマったようで、読んだら、次貸して〜と言ってきます。私が好きなエピソードは、怪力の赤ちゃんが、女神ヘラのお乳を強く吸ったため母乳が飛び散って、それが天の川になりました、というもの。だから天の川は英語でMilkey Wayなのですね〜。ちなみにこの怪力の赤ちゃんは、のちのヘラクレスです。飛び散った母乳が天の川になるとは、古代ギリシア人の想像力は凄いです。なのに、なんで現代のギリシアは文化的にいまいちパッとせず、経済的にはEUのお荷物のようになっているのか…また、冥界に降りていったオルフェウスの竪琴を聴いた冥界の住人や罪人たちが、その美しい音楽により、苦しみが初めて中断した、という話も素晴らしいと思います。音楽は人を癒す、ということを、古代ギリシア人はよく知っていたんだなあと… なのに…話ずれましたがこの漫画、次から次へと読みたくなるので、全巻大人買いがオススメです。

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  • 08 Nov
    • 蜘蛛

      我が家には、なぜか蜘蛛がよく現れます。個人的には、蜘蛛と共存するくらい、別に構わないんですが、小さい双子がいるため、いつも退治してます。先日も蜘蛛が出現。武器を用意している夫の脇から、私が素手で退治!ドン引きする夫。何か問題でも…蜘蛛と言えば、小学生のころ、この本を読んで、非常に怖い思いをしました。蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション (8) (角川ホラー文庫)Amazon退治した蜘蛛を眺めながら、久々に江戸川乱歩が読みたくなりました。

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  • 06 Oct
    • ノーベル文学賞受賞

      カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞されました。大好きな作家なので大変嬉しいです。彼の作品はほとんど読んでいると思います。長編で有名な作家ですが、短編も良いです。 夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫) Amazon 全ての短編が音楽を題材にしています。良質なクラシック音楽を聴いた後のような、静かでしっとりとした読後感があって、氏の長編とはまた違った味わいがあります。音楽が好きな方、特に楽器を演奏している方には、特に気に入ってもらえるのではないかと思います。カズオ・イシグロ氏は日本語は話せないようです。たしか、村上春樹氏との対談は英語で行われたはずです。カズオ・イシグロ氏の話す英語は、教養ある英国人そのもの。ご興味ある方はこちらから。これを機会に、彼の作品が日本でも広く読まれるようになってほしいです〜。

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  • 06 Sep
    • 「太陽の子」

      双子の育児に追われている間に8月が終わり、9月になっていました。8月といえば、2回の原爆の日、そして終戦記念日。日本は敗戦を無理やり「終戦」にしてきたのではないか。戦争は本当に終わったのか。日本、戦争、そして沖縄を考える上で素晴らしい物語だと思うのが、灰谷健次郎の「太陽の子」です。主人公の「ふうちゃん」は11歳の神戸生まれ、神戸育ちの女の子。両親は沖縄出身で、家は沖縄料理店を営んでいる。そしてある日、お父さんが心の病にかかってしまう。その原因は沖縄での戦争にあった…ふうちゃんは、周りの大人たちが語らなかった「沖縄」「戦争」を知ろうと試みます。沖縄出身の少年が、ふうちゃんに書いた手紙の中に、「アメリカの基地は日本を守るためにあるのやそうやから、おれの家の不幸をふみ台にして日本人は幸福に暮らしとるわけや。ええ気なもんや。そんな幸福はどこかまちごうとる。そうおもわへんか、ふうちゃん」というのがあります。彼の過酷な人生は、多くの日本人が見なかったことにしてきた沖縄がつまっているように思います。そう、誰かの不幸を踏み台にした幸福は、はっきりと間違っているのです。そして、ふうちゃんのお母さんが、しみじみとふうちゃんに語る場面があります。「生きている人だけの世の中じゃないよ。生きている人の中に死んだ人もいっしょに生きているから、人間はやさしい気持ちを持つことができるのよ、ふうちゃん」沖縄出身の女性のこの言葉に胸を打たれます。この気持ちを持てる人が増えたら、いじめも戦争もなくなるのではないか。そうしてふうちゃんは、自分の命が数多くの名も知らない人たちの悲しみの上にあることに気づき、自分の机の前の壁に貼り付ける小さな紙に、こんな言葉を書き付けます。かなしいことがあったらひとをうらまないことかなしいことがあったらしばらくひとりぼっちになることかなしいことがあったらひっそりとかんがえることこの言葉にはっとさせられます。この11歳の少女の精神の成熟度を、はたして大人は持っているか。考えさせられる作品です。 太陽の子 (角川文庫) Amazon

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  • 28 Jul
    • 「妖奇庵夜話」

      妖奇庵夜話 花闇の来訪者 (角川ホラー文庫) Amazon お友達から、「この作家さんがすごい!」と勧められて、読み始めたシリーズです。数日前、この新刊が出ました。双子の授乳時間の合間に一気に読んでしまいました。見た目は人間と全く同じ、しかし遺伝子レベルでヒトと僅かな差異が見られる「妖人」。この遺伝子発見からまだ10年たっておらず、一体どれほどの「妖人」が存在するのか、まだよく分かっていない…主人公は知的で皮肉屋で美形の茶道家。彼に仕える痩身の家令、二人に庇護される男の子。3人は血のつながりのない「疑似家族」として一緒に暮らしています。そして3人とも「妖人」。「限りなく人間と同じ。しかしちょっとだけ違う」妖人をとおして描かれるマイノリティとしの苦しみ、生きづらさ…シリーズは毎回、家族、差別、いじめ、トラウマなど、幅広いテーマを扱っています。それでいて散漫にならないのがすごい。読み手がかなり体力を使うタイプの小説です。ならば作者はいかほどか。ものすごい精神力と筆力です。今回も、モラハラ、老老介護、母親の呪縛…とテーマは広く、読んだばっかりなのに、早く次の本が読みたい、と思ってしまいました。今回の話の中に、身近な男性からDVを受け、苦しむ女性たちが出てきます。彼女たちに共通するのは、母親からかけられた一種の「呪い」。この呪いに気づかず、間違った方向へ必死に努力するため、彼女たちは心身ともに疲弊するだけで、いっこうに幸せになれないのです。「妖奇庵夜話」シリーズを読んでいて、いつも深く考えさせられるのが母親の重要性です。このシリーズは、笑えるくらい父親が不在です。代わりに母親、もしくは母親的な存在は、繰り返し描かれ、重要な役割を果たしています。それほど母親は子供にとって重要、もう全てと言ってもいいのだと、今、双子を育てる身になってみて、改めて身の引き締まる思いがします。著者の榎田ユウリさんは、BL作品も多く書かれているようです。そちらはまだ読んだことがないのですが、さすがBL作家さんというか、美しい男性の描写が繊細で綺麗で、重いテーマの中で救われる思いがします。救われるといえば、話の中に、大勢の姉と料理が美味しくない母親に育てられた、明るく楽天的な刑事が出てくるんですが、彼の存在もまた救いです。ぜひ多くの方に読んでいただきたい作品です。特に生きづらさを抱える女性たちにはオススメです。

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  • 04 Jul
    • 「男尊女子」

      酒井順子さんの「男尊女子」を読みました。 男尊女子 Amazon 軽妙な語り口と反比例して内容は深く、そして観察眼が素晴らしいです。女性が抱えるストレス、それは「男尊女卑」から来るものではないか。そして、貴女もまた、その男尊女卑に加担する「男尊女子」ではないか。この本はそう問いかけているように思います。私は常日頃から、日本は先進国の割に、男尊女卑傾向が非常に強い国だと感じています。女性側の男尊女卑に対するセンサーが鈍い。女性は男性に文句を言いながらも、家庭でも会社でも、せっせせっせと男尊女卑を助長する生活を送っているのです。加害者なのに、被害者の顔をしている。そういう女性は多いのです。その証拠に、ついこの間社会現象になった、「逃げ恥」というドラマ。あれは、非常に男尊女卑の強い内容です。私がそのことを批判した記事を書いたとき、「なにがおかしいのか」という反論が女性からありました。それを読んだとき、やはり日本は男尊女卑に対するセンサーが鈍いのだと実感しました。あのドラマを見て、女性が全く腹が立たないのだとしたら、相当「男尊女卑」な社会に洗脳されているのです。「男性を立てて、自分は一歩下がっているほうが、うまくいくのよ」と考えている女性は多いと思います。しかし、これはある意味自分を抹殺していることになり、若いころはまだよくても、だんだん男性への恨みがつのり、結果的に健康を害することになります。私の知る限り、このような女性は、中年以降、女性特有の疾患を抱えて、通院や入退院を繰り返しています。私は、女性が健やかに生きるためには、男尊女卑の社会に、 女性側からNoを突きつける必要があると思っています。そのための第一歩は、「男性の機嫌を取らないこと」です。男性の機嫌をとるためではなく、「自分がこうしたいから」選択する。服でも、学校の専攻でも、職種でもそう。主軸を自分に持ってくることが必要です。そうでないと、自分の人生なのに、誰の人生を生きているのか、わからなくなります。自分の人生を生きるための一歩を、この本は後押ししてくれると思います。

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  • 29 Jun
    • 「怒りについて」

      ちまたには自己啓発の本があふれています。しかし、私が思うに、国内外問わず、現在生きている作家さんの書かれる内容のほとんどは、過去の偉大なる哲学者の言葉や、心理学者の研究結果の焼き増しです。もしくは、ナポレオン・ヒルや、カーネギーなどの主張を優しく説いたものです。私は本を買いあさって、自己啓発難民になるより、古典を1冊じっくり読む方が、お財布にも時間にも優しくて良いのではないかと思っています。オススメは、ローマの哲学者、セネカの「怒りについて」。2000年前の内容ですが、いまでも色あせていません。ご興味あればぜひ。 怒りについて 他二篇 (岩波文庫) Amazon

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  • 21 Jun
    • 教会

      もうすぐ4ヶ月になる双子を双子用ベビーカーに乗せ、散歩に行きました。今まで健診と予防接種以外で外に出ることがなかったので、初散歩でした。道の途中に教会があったので、近くまで行ってみたところ、どうやら礼拝は終わったようで人気はありませんでした。すると一人、信者のおじいさんが座ってらして、良かったら中へどうぞ、と教会の中を案内してくださいました。ご親切に…と帰ろうとしたとき、なんと、教会の奥から牧師さんと信者の方がたくさん出てきてくださいました。双子の兄のほうは爆睡していたものの、妹は起きていたので、みなさんに、小さいねえ、かわいい、かわいい、とかまってもらえて、ご機嫌でした。せっかくなので…と、牧師さんは最後に私たち家族に向けてお祈りを捧げてくださって、感動しました。双子がもう少し大きくなったら、日曜学校にも入れられるようなので、参加させてみようかなあと思っています。私はキリスト教徒ではないものの、パレストリーナやバッハのマタイ受難曲など、宗教音楽が好きなので、キリスト教は身近に感じていました。欧米の文学や絵画、映画などを見るとき、キリスト教の基礎知識があると、より楽しめます。こちらは漫画で聖書が学べるのでオススメです。 マンガ 聖書物語〈旧約篇〉 (講談社+α文庫) Amazon マンガ聖書物語<新約篇> (講談社+α文庫) Amazon

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  • 22 May
    • 「50代から始める知的生活術」

      mamarinrinさんがブログでおすすめされていた外山滋比古さんの「50代から始める知的生活術」を読みました。 50代から始める知的生活術~「人生二毛作の生き方」~ (だいわ文庫) Amazon mamarinrinさんも書いていらっしゃるように、これを50代から読むとなると遅いです。できれば30代に読んでおくと、後悔がないかと…人生を二毛作と考え、50代からの生活を充実させる方法について書かれています。中でも感銘を受けたのは、伊能忠敬のエピソード。若いときに伊能家の養子となり家業をさかんにしたあと、50歳を目前に学問の道へ入り、天文学をおさめ、ついには日本最初の実測地図を完成させた、というもの。家督を譲り、50歳を目前にしてのキャリアチェンジは勇気ある決断です。安定よりリスクを取った彼の功績は今も教科書に載るほど。とても励まされる生き方です。ご興味ある方はぜひ。mamarinrinさん、ご紹介どうもありがとうございました。

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  • 18 Apr
    • プレゼント

      元上司から出産祝いに、本をいただきました。育児ライブラリー育児日記こういう指南書や日記は一冊は手元に置いておこうと思っていたものの、出産まで2ヶ月半も管理入院してたので、バタバタして買えないままでした。なので送っていただいたときは感激でした。この元上司は仕事ができて、しかも気遣いも素晴らしい方。きっと外資系のマネージャー職を渡り歩いてきたスーパーエリートなんだろうなと思っていたのですが、なんと、本格的にキャリアを積んだのはお子さんを出産してから。ガラの悪いお客相手のコールセンター業務もされたことがあるそうです。そういう大変な仕事をされてきた経験があるから、今があるんだなあと…もしかしたら、今輝かしい仕事をしている方も、昔は精神労働の激しい仕事をされてきたことがあるかもしれません。 そういう方だからこそ、気遣いや思いやりが深いんだろうなあと思います…Sさん、どうもありがとうございました

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プロフィール

chica

性別:
女性
血液型:
B型
お住まいの地域:
奈良県
自己紹介:
友人、知人から英語学習や転職についてよく相談されるため、ブログにまとめることにしました。どなたかの参...

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