和製英語やカタカナ英語の弊害はいまさら述べるまでもない。私までも
がニューヨークに行って、「トレーナーください(英語ではスウェット・シャ
ーツ)」なんてうっかり言ってしまって相手のアメリカ人店員が「?」な状
態になったりする。
最近気付いた間違った発音を幾つかあげる。
Avocado
これは正しくはアヴォカド、だが、いまだにアボガド、と濁点を付けるタレ
ントがいる。
Fantasy
これはファンタシーだが、ファンタジーと発音する人が多い。ディズニー
の悪影響か?
Inner
下着をインナー、と言ったりするが、イナーである。
Used
これはユースト。なぜかユーズドと言うアパレル関係者がいる。なぜ
なのか?
帰国してスコッチを出す六本木のバーに行った時のこと。
「ホワイトレーベルありますか?」と聞いたら、若い店員が「お客様、
ホワイトラベルでございますね」とわざわざ訂正した。
日本ではホワイトラベルと言うのかもしれない。それを知らなかった
私も悪い。しかし、しかしである、そこはスコッチ専門店である。
White Labelの正しい読み方も知らずに訂正するなんて本末転倒
ではないか。
スコットランド人が来店して
I would like White Label on the rocks, please.
と注文したら
You mean White laberu, sir?
とでも訂正するのだろうか?