always 三丁目の夕日は古きよき時代? | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします


右肩上がりだった昭和30年代を誉めそやす人たちが多い。素晴らしい時代だったと。本当だろうか?

僕の母親も父親もその辺りに幼少時代を過ごした世代だが、話を聞く限りはとても褒められた時代ではなかったと言う印象だ。僕の母親は妙に心配性なところがあるのだが、実際には昭和30年代にはまだまだ犯罪が横行していた。飲酒運転も当たり前だった時代。そりゃあ、気をつけないといつ命を失うか分からない時代だったようだ。

僕の母などは明らかにあの時代をネガティブに捉えている。少なくとも大学時代くらいからが彼女にとってはいい時代だったようだ。

ということを改めてこの本を読んで納得した。みなさんにもぜひ昭和30年代がどういう時代であったかを氏ってほしいと思う。



本当は怖い昭和30年代 ~ALWAYS地獄の三丁目~

いくつかエピソードを紹介する。

電話が有る家は当時少なく、気軽に隣の家に電話借りに言ったかのように言われるが実は有料で借りるのが当たり前だったとか。現代の基準では考えられないような危険な農薬を使って農産物がたくさん作られていたらしい。

そういえば、うちの母が野菜はよく洗わないといけなといって執拗に丁寧に洗っていたのを思い出すが、それは昔の記憶によるものなのだろう。

シラミを駆除するために小学生に直接に殺虫剤をかけたり・・・。以前紹介したように少年による凶悪犯罪、幼児虐待やレイプは当たり前の時代だったようだ。(参考記事→少年犯罪が急増中? )猟奇的殺人は日常茶飯事。親による子供殺しや逆に子供による親殺しも頻発していたという。女子中学生のエンコウも当たり前だったらしい。

ということで、まあ、生きていくために誰もが必死だった時代。団塊の世代を見れば分かるが自分中心で自我が強い人間が多かった時代だったようだ。でもまあ、その自我の強さとハングリーさ、おおらかさが日本の発展を支えたのかもしれない。

僕はいつも思う。理想的で誰もが幸せに生きていた時代などないし、あったとしてもせいぜい10年も続かないだろう。結局、トレードオフの中で我々は生きているのだと。先週サッカーの日本代表はフランスに勝った。海外で活躍している日本人は増えている。衰退の時代ではあるが、我々は豊かで便利で安全な生活が出来ることに感謝しながら自分の手で幸せを手にいればならないと思う。

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