中国経済の勢いはすごい。なんて話はいうまでもない。
個人的には若干バブルになってはいるもののこの勢いはもうしばらく続くだろうと考えている。
中国人というとすぐに裏切りそうだとか、拝金主義であるというイメージがつきまとう。また、自己主張が激しいという印象もある。イメージのみならずいろんな中国人との付き合いが深い人の本を読んだり話を聞いてもそれは正しいようである。
そういった国がどうやって発展するのか?市場を通した取引が活性化するためには人々の間に信頼がなければならないのは言うまでもない。本当に簡単に人のことを裏切るような国民性が強い国が発展できるのか?それとも中国の経済指標はうそ?それとも、言われているほどに中国人は簡単に裏切ったりはしないのか?(あるいは、所詮どこの国でもある程度の裏切りなのか?)
なんて考えていたら、こんな表を発見した(http://www.gnxp.com/wp/2011/02/03/trust/から)
人々がお互いにどの程度信頼しているかという表。
意外にも中国は日本やアメリカよりも高いのである。。。。。
大卒者になると70%もの値になっている。
これを見て考えたことは・・・
①中国はやはり市場中心の経済発展。そしてBRICSで中国の勢いが強いのも納得できる。
繰り返しになるが、市場経済の発展が促されるには取引参加者のお互いの信頼が重要である。信頼がなければ取引は成立しないか取引にかけるコストが高くなってしまうからである。そういった点では、この結果は中国が他のBRICS諸国以上に発展の勢いがいいということを裏付けているかもしれない。
日本経済が他のアジア諸国に先駆けて大きく発展した原因のひとつも人々の信頼感や倫理感が強く市場経済にマッチしたというのは言うまでもないことだ。
②中から見た中国と外から見た中国は違う?
トルコの値がすごく低い。申し訳ないが、中東の人っていうのは・・・。旅行とかに行くと思わされてしまう。もちろん、大半はいい人であることはいうまでもないけれども。
それはそうと、中国人は一般にはすぐに裏切るから商取引などが難しいという声は聞く。もちろん、この辺りは課題だろう。しかし、ある意味「中国人」にとってそれが当たり前であればどうだろう?それが当たり前でそれを踏まえたうえで周りの人を信頼して生きているならば、それはそれでいいのかもしれない。
あるいは、日本人はそう感じているが、実は商取引の習慣の違いがあるだけでそれに詳しくない日本人が出かけていくとどうしてもうまくだまされたりすることがあるということなのかもしれない。
また、日本人のようにみんながかなり正直に生きているとちょっとした人間の小さな裏切り行為でやっぱ人なんて信じられないとなってしまうのかもしれない。
端的にいえば絶対感と相対感ということなのかもしれない。あるいは習慣の違いか。
ということで、ま、意外な感じの調査結果だったので紹介するとともに思うことを書いてみた。
この表の結果が信頼性があるならば、中国の経済発展はますます強くなるかもなあと思う。
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