第15回エンゲル松江記念市民音楽祭は、2014年4月27日(日)午後に徳島市の旧徳島城表御殿庭園で行われ、無事に終了しました。ご来場頂きました皆様、ご支援頂きました皆様に深く感謝いたします。

会場は徳島城公園の中にある徳島城博物館の庭園でした。ここは大正時代の徳島エンゲル楽団がエンゲル氏の指導を受けて練習したこともある場所です。ここ数年は松江大佐の住居跡に隣接するあわぎんホールで開催していましたが、この徳島城表御殿庭園は2000年の第1回から何度も演奏会場としてお世話になってきました。

博物館

入口には前日から看板が設置されていました。2006年頃にここで演奏した時の写真が使用されていて、よく見ると当時のことを思い出して懐かしくなりました。

看板

リハーサルの様子です。晴天に恵まれましたが、天気が良すぎて直射日光を浴びながらのリハーサルになりました。楽器への影響や演奏者の日焼けを気にしたり、突然吹き荒れる風に楽譜が飛ばされたり、野外演奏会ではさまざまな苦労があります。

リハーサル1

ソリストの楽譜が飛びそうになるので、楽譜を押さえる係が配置されました。本番では風がおさまったように見えたので楽譜係は出ないことになりましたが、リハーサルでも本番でも気まぐれな風が突然吹き荒れることがあり、飛ばされた楽譜を拾ったり倒れた譜面台を立て直したり、楽器まで飛ばされたり(!?)と、ハプニングの連続でした。

リハーサル2

リハーサルが終わると続々とお客さんが入場し、前の方からどんどん席が埋まって行きました。

客席

最初は阿波踊りのよしこのの継承者として有名な安藤正会さんが指導する子供たちの邦楽演奏で、阿波踊りぞめきなどが演奏されました。日頃からよく練習していたことが伺える息の合った演奏が見事でした。演奏する子供たちには伝統的な音楽に目を向けてもらうこと、聴衆には日本古来の懐かしい響きを楽しんで頂くことができたと思います。

邦楽1

日差しが強いので皆さんちょっと暑そうな様子でしたが、木陰に入ったり、すっと風が吹き渡ったりすると涼しくてちょうど良い感じでした。

客席2

後ろの方では庭園を散策しながら演奏を遠くから眺めることもできました。

庭園

続いて徳島エンゲル楽団・合唱団の登場です。女声合唱団フラウリッヒ・ヴォカール徳島大学リーダークライスのメンバーが賛助出演しました。この日は合唱連盟主催による講習会が別会場で開催されていましたが、分担してこの音楽祭の成功のために協力して頂くことができました。筆者は合唱団のメンバーとして参加したので、合唱つきの演奏中の写真はありません。またどこかから入手できたら紹介します。オーケストラと合唱で数曲演奏した後に、大正時代の和洋大音楽会を再現する尺八の独奏もありました。

後半の最初は、バイオリン独奏が主役のツィゴイネルワイゼンでした。途中で楽譜が風でとばされそうになって大変でしたが、ソリストは動じることなくスムーズに演奏が進み、喝采を受けました。

Vn

春の日差しの中で温かい雰囲気に包まれて演奏者も観客も気持ちよく過ごせたように思います。ただ、今回は幸運にも晴天に恵まれましたが、翌日には雨になり、翌々日の今日は台風のような強風が吹き荒れる荒天となりました。当初の案では今日(4月29日)も候補にしていたことを考えると、次回以降も野外演奏会として実施するのか、それともホールに戻った方がよいのか、まだ結論が出ていません。

風景

ドイツ兵俘虜来徳100周年、楽団設立15周年という節目を迎え、これまでの年1回というペースの見直しも含め、実施方法を再検討する時期かもしれません。計画が進展したら徳島エンゲル楽団のホームページ(ここをクリック)とこのブログで情報を公開していきます。ブログでは、これまで通りドイツ兵俘虜に関連することや徳島の音楽情報など、さまざまな話題を提供することで、楽しめるブログにしたいと思います。今後の徳島エンゲル楽団の活動にご支援をお願いします。
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