「LIMIT OF LOVE 海猿」
「LIMIT OF LOVE 海猿」 公式サイト
劇場鑑賞
ゆづの好き度 ★☆ (満点は★5個、☆=★×1/2)
2006年5月6日初公開 上映時間117分
「ダイスケく~ん!」
「ダイスケさん!!!」
そんなに、「ダイスケ」「ダイスケ」って呼ばないでくださいな。
私の「ダイスケ」のことまで気になってしまいました。
今日は白星だったかしら?
そう、私のダイスケとは、
大関 栃東大裕(とちあずま だいすけ)のことです(爆)
最近は観客総勢8名などという劇場での鑑賞が続いていましたが、
今回は久々に都心の劇場で映画を観て来ました。
劇場はほぼ満席状態。
それにもかかわらずほとんどの観客が
エンドクレジットを最後まで見て行くという、
非常にマナーのいいことにビックリ。
最近はどこでもこんななのかしら?
それともこの「海猿」のファンはマナーがいいの?
さて、この映画。
日本は海に囲まれている立地条件からか、
海に関する技術(いわゆる海軍的なこと)は非常に優れていると聞きます。
そんな中で、海で働く人が主人公となっている作品は
非常に興味深いなぁと思います。
しかしながら海上保安庁は戦うわけではないので、
物語の中でも「敵」はおらず、
救助活動中の「困難」や「緊張」の作り方にも限界があり、
予測ができてしまうところが難しかったようですね。
船内が傾いてどことなく「ポセイドン」の予告編を思い出させてくれるし、
水がドドド~と入ってきて「亡国のイージス」っぽく感じるところがあったり、
なんか見たことあるよね? デジャヴ現象?がチラホラ。
実は前回の「海猿」は見ていないので、
ある意味新鮮な鑑賞になるかもと期待していた部分は裏切られてしまいました。
あと、妊婦さんや赤ちゃんは真っ先に救助されないの? など、
わざわざ妊婦さんを持ってきた意味もわからなくて疑問が生じてしまいました。
ところで、邦画というのは、現実的なことを考えてしまう余裕が出来てツライですね。
「決死の脱出劇のさなかに、あんな余裕持ってプロポーズするのかな?」とか
「婚約者が対策本部内にいていいのかな?」など、
一般的日本人としての自分と比較して考えてしまうんですよね。
海外映画の場合は、ヨソの国ではあんなものかなぁと軽くスルーできちゃうのにね。
そんな中で好印象は佐藤隆太くん。
人懐っこい笑顔の隆太くんのことが気になっていたのですが、
思った以上に飄々と演じていたので好感を持ちました。
素直な弟分というのは、彼の持ち味がうまく活かせるのかもしれないですね。
仙崎(伊藤英明)が面倒見もよくてイイ奴なんだなぁというところを、
吉岡(佐藤隆太)の真っ直ぐで兄貴想いな性格によってうまく表現されていた思います。
今後、隆太くんには、シリアスに考え込むような役や、
実は犯人です! みたいなヤな奴の役なども演じて欲しいなぁと期待しています。
海上保安庁な佐藤隆太くん
私のダイスケはおかげさまで初日白星
製作:2006年日本
監督:羽住英一郎
脚本:福田靖
出演:伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太
配給:東宝