油井ジョージ最後の挨拶と思い出 | ヱンデヰスニッキ

油井ジョージ最後の挨拶と思い出

日曜担当でした油井ジョージです(^^)
脱退に伴い、今日で僕のブログは最後となります。

 


6年半続けてきたヱンデヰストピアのドラムを辞めます。

 

おそらくこれでライブハウスでナチュラルなドラムを叩くことはないと思います。


ドラマーという肩書きは11月7日に捨て

これからはワンマンバンド楽器奏者、同時演奏家、音楽パフォーマーとして
活動していきます。

 

ドラム自体多分最後なので
ちょっと長いですが
全部書いちゃております。
長文ですが興味ある方よろしくお願いします。

 

 

 

僕が背中ドラムをはじめたから脱退につながったのか?
といえばそうではなく。

 

はじめから普通のドラムを叩きたくなくて
最後まで足掻いた結果の背中ドラムなだけなんですよね。

 

よく、僕を見て真面目そうと言われますが
表向きが真面目なだけで
中身は
僕が通常のドラムを叩きたくないだけの
ただの変態ドラマーだったことがわかります。

 

当時の写真引っ張り出して

ざっくり遡ってみましょう。

 

 

 


2010年2月頃
この年
途中加入の身で入った僕は
加入して即北海道、仙台などのレコ発東北ツアーへ

前任者のサポートドラムの方は上手いしドラムの構成も上手かった。


その音源で完成されたCDを発売しにツアーに行くわけだから
あんまり余計なことはできないと思っていたんですね。

なので、この時ばっかりはコピードラムで普通のドラム徹して猫かぶっておりました(>_<)

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若いね。

懐かしいケイさんもいます。

 


2010年5月

しかしある程度ツアーが終わり
落ち着くと

スタジオ練習で
ブラシやティンパニー叩くマレット使ったり
スティックに変えて
竹刀を持ち始める!!

スティックで叩かなきゃドラムじゃないぜ!!
なんて固定概念覆したかったんだ。

ネタでなく本当にこれで叩くのよ。


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極秘ルートでミニ竹刀もガチ竹刀屋さんで入手。

 

 


2010年8月
タムが付いているとこに
ボンゴを刺してドラムと同時に演奏する。

 

これは確かちゃいやが
「ちょうどタムのとこにボンゴそのまま刺せるんじゃない?」
みたいな一言からはじまった気がする。

それを本当にライブでやっちゃうのが
変態。

 

そこから結構な間
ボンゴドラムでライブしてました。

 

Aメロでスティックぶん投げて
手でボンゴ叩いて
サビでステッィクに持ち替えて戻ったり

 

左手でドラム叩いて
右手でボンゴ叩いて

 

ドラムとパーカッション同時にできたら新しいじゃんってね!!

 

ただ、PAの方はバランス取るの大変だったでしょう(>_<)

 

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さっちゃんとの合わせ技もありましたね。

 

 

2011年
この年は震災で
僕の田舎が福島で農家だったり
いとこが被害の大きい石巻市だったり

更に親が不慮の事故に遭い
正直ドラムどころではなかった。




2012年5月
加入して2年
月に2、3回はがっつりライブをしていたので
上手いドラマーさんともたくさん出会いました。


僕も負けないように
毎回最高のライブができるように
自前のスネア、ペダル、ハイハット、シンバル
など持ち込んでドラムを叩いてたのだけども


「いや、本当に上手いドラマーは喫茶店のテーブル叩いても上手いはず」

機材全部持ってくのやめました笑


僕らの界隈のドラマーは最低限スネアとペダルくらいは
自前で持ってくるのがほとんどですが

結構大事なオーデションライブとかでもそこにあるドラムセットで叩く!!



スネアの皮がベコベコだろうと
ペダルのビーターが急に外れようと
関係ねぇ。


いや、タムもシンバルもいらねぇ。

 

最終的には

バスドラ
スネア
ハイハット
シンバル一枚

この4つだけでライブをしていた期間もあった。

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ただでさえ少ないのに
曲中で沙知奈さんがそのシンバルが取り外しに来る
という奇想天外な合わせ技もあった。

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2012年6月頃
和音出したい欲求に従い
キーボードとドラム同時奏法を編み出す。

左手キーボード
右手ドラム


サスティーンペダル踏めば
和音でロングトーン鳴らしてる間に一瞬両手でドラム叩けるし
足技が重要なら
ドラムをやってる利も活かせる!!



きすけ君が半年くらいベースをお休みしてる間
キーボードでブリブリのベース音出して
ベースアンプにつないで
右手ドラムで
完全一人リズム隊をやったこともあったなぁ。


これできすけ君がいない間も本メンバーの3人で持つか?
とも思ったけど


実際は嬉しくもやっていただけるサポートベースの方が
たくさんいらっしゃったので
スタジオでの実験演奏のみ。


ベースライン覚えて
ドラムとの組み合わせはぶっつけでも一応一曲通せたから
極めれば新たな開拓地だったかもしれない。


でもサポートベーシストが皆さん素敵演奏だったので
これでこれでよかった。




のちにキーボードからピアニカにも着手。

実ははじめにスタジオで実験したピアニカは
小学校の時に授業で使ってた思い出のピアニカ。


2014年9月

エコツインドラムはじめました。

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これはステファニーズとのツーマンライブの企画時に
ドラムでなんか面白いことしたいね。

って思った時に
Drのミッチーが


「ジョージさん!!バスドラの反対にペダル付きますよ」


の写真送られてきたとこから構想が決まった気がする。

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 ハイハットスタンドとかフロアタムとか

必要だったけど、バスドラをシェアすることで
ワンセットでツインドラムが可能になるという優れもの!!

ただし借り物のバスドラの表ヘッドは換えないと


大人に怒られる(>_<)

 

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ただしヘッドの使い所がエコツインドラム時しかない。

オシャレに着こなしてもでかいのがネック。

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なかなかカオス。

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2014年頃

ここにきて

自分はただの邪道的なドラムを叩いてるだけで
基本的なことは叩けてないのではないか?
と不安になる。

ここで水面下で必死に基本のドラムをおさらいした。

人の何倍も

絶対に間違いなく基本を教えられる自信がついたので
油井ドラム教室を開校する。



更にその生徒さんが自由に演奏発表できる場所と
個人的にいろんな人種の上手い人を見てみたいため、新たな刺激を求め
年2回2、30人規模のセッションの主催者を務める。


2015年頃
買ったばかりのドラムセットをぶち壊して背中に背負いはじめる。


足だけで叩ける座るタイプのドラムなど
いろいろアイデアを持ってきまくる。

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2016年
背中ドラムが正式に完成し
歩きながら路上ライブができるお散歩ライブをしだす。

 

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今にいたる



どうですかね。
これ見ると
はじめから普通のドラム叩く気ないですよね(^ ^)



多分ヱンデヰストピアのドラムを今後も続けたら
いままで以上に変なドラム持ってくるだろうし
かといって普通のドラムに戻れるかと言ったら戻れない。




脱退する理由は


僕が普通のドラムを叩けない変態だからです。

今年はほとんど手でドラム叩いてないですしね笑



他にも少しの理由として移動リスクなどもあります。

都内活動なのに僕は千葉県木更津在住なので
ただの練習だけでも車移動で高速道路を使うために
スタジオ代とか抜きで
往復7000円で6時間かかったりします。


そんなのを言い訳にしないため
弱音を吐かないため
それを超えるやりがいを求めるため

都内で油井ドラム教室を開講したり
これまた都内でセッション主したり。

ぶっ飛んだドラムを求め続けたのも
移動リスクに対してやりがいを求めるが故だったのかもしれませんね。



そんなのもあって

今後続けていくには

・もっとぶっ飛んだドラム、アイデアを持っていくか
・抑えてちゃんとしたドラマーに徹するか

この二択になった時に

・これ以上ぶっ飛んだアイデア取り込ませるとメンバーにごちゃごちゃして申し訳ない
・でももう普通のドラムでは叩けない。


と、どちらも厳しくなったので

脱退することなりました。



総じて言えることは

ここまで自由にやらせてくれたメンバーへの感謝です。

竹刀持った時点で
「いや、あんた普通に叩いてくれ」
って言われたらそこで辞めてたかもしれないし

足だけでドラム鳴らす構造を思いついた時も
「ちゃんと手使って叩いてよ」
と言われたらそこで終わっていたし

ドラムに対する探究心や思考自体もそこで止まっていたかもしれない。



もともと変態ドラマーであったと思うけど
ここまで変態に仕上がったのは
メンバーのおかげです。
(嬉しがってるのよ)

ちゃいや
さっちゃん
きすけくん


ありがとう!!

 

 



今回で

ヱンデヰストピアを脱退し

更にこれを機にドラマーの肩書きも捨てて
ワンマンバンド楽器奏者、同時演奏家、音楽パフォーマーとして活動していく
ことを決めました。

もうライブハウスでナチュラルなドラムセットを叩くことはないでしょう。


最後の最後で
ドラマーとして
良きメンバーに出会えたと思います。

そんなヱンデヰストピアを今後ともよろしくお願い致します。


それでは

皆さん
今までありがとうございました。





ここからは
読み飛ばしてもかまいません。




最後に

もしも
ドラマーとしてではなく
ワンマンバンド奏者、音楽パフォーマーとして
油井ジョージを少しでも応援してくださる方がいらっしゃれば
ここからいつでも見れますので
よろしくお願いします(^ ^)


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