身近な食べ物からはじめる食品学

身近な食べ物を題材にして、そこからいろんな知識を学んでいきます。


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今回は飲むヨーグルトを徹底比較したいと思います。



★明治 ブルガリアヨーグルト


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 筆者は一番有名だと思っているヨーグルトです。
 
 上場している大手乳業メーカーは
 ・明治乳業
 ・森永乳業
 ・雪印メグミルク
 の三つがありますが、飲むヨーグルトに関しては
 明治乳業がダントツではないかと思います。


 知名度は高いですが、味に関してはいまいちかなと思います。


 ・酸味だけ
 ・食べるヨーグルトのようなヨーグルトらしさが足りない
 ・香料くさい


 原材料を確認します。
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 原材料名  乳製品、ぶどう糖果糖液糖、砂糖、安定剤(ペクチン)、香料
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 安定剤(ペクチン)と香料が入っていますね。
 ペクチンはゲル化剤です。これによってヨーグルトが固められます。


 あの有名なフルーチェが、このペクチンによって固まると
 いえばイメージしやすいでしょうか。


 ヨーグルトはもともと乳と乳酸菌だけで固まるはずのものなので、
 添加物で固めてほしくないです。
 ちょっと水増し感を否めません。



 食べるほうのプレーンのブルガリアヨーグルトはなかなか
 おいしいので、飲むほうのヨーグルトももう少しがんばって
 ほしいところです。



★森永 ビヒダス


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 ブルガリアヨーグルトから比べると、食べるヨーグルトの味がして
 おいしいです。
 値段は少し高めですが、ヨーグルトっぽさが出ています。


 全体的にバランスのいい印象です。


 表示は以下のとおりです。
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 原材料名  乳製品、砂糖、デキストリン、安定剤(ペクチン)
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 ちょっと残念だったのは、このヨーグルトのとろみが
 デキストリンとペクチンに由来していたということです。


 ここではデキストリンと組み合わされて使われています。


 香料が入っていないのはよいです。



★日清ヨーク 十勝のむヨーグルト


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 値段が安いので、相応の味かなと思います。
 濃さが感じられず、さらっとした印象です。


 原材料を確認します。
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 原材料名  乳製品、ぶどう糖果糖液糖、砂糖、パーム油、香料、V.C、V.E
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 乳製品は雑多なもので、クリーム、バター、脱脂粉乳などです。

 生乳が入っていないので、コストがかなり抑えられていると思います。

 この商品の特徴はパーム油が入っていることです。
 表示のとおり植物性脂肪分が0.9%になっています。


 乳脂肪分はおそらくほとんど入っていないでしょう。


 日持ち向上のためにV.C、V.Eが加えられています。



★榛名 榛名山麓のむヨーグルト


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 500mlで100円のヨーグルトにしてはなかなかおいしいと
 思います。


 それなりにヨーグルトっぽい風味があります。
 酸味も効いている感じです。


 原材料は画像のとおり、生乳、砂糖、脱脂粉乳です。
 脱脂粉乳が使用されているので乳脂肪分が0.8%と低めですが、
 原材料の種類の少なさにちょっと驚きました。


 原材料がこれだけだということは、このヨーグルトは
 一から造られたということです。


 脱脂粉乳はおそらく種菌を培養させたものです。

 乳酸菌の種として脱脂粉乳を加えて、その後発酵させます。

 自然発酵を待たずにペクチンで固めている商品もあるということを考えると、

 この商品のよさが出ている気がします。


 また、この商品には乳製品という表示がありません。


 ということは、生乳から造られたということになります。

 このことを生乳仕立てといいます。



★セブンイレブンプライベートブランド
 生きて腸まで届くビフィズス菌 のむヨーグルト


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 おいしいです。
 値段は高いですが、普通に買えるヨーグルトの中では
 一番好きな商品です。


 濃厚で食べるヨーグルトを飲んでいるような感じです。
 味や香りに不自然さもありません。


 欲を言えば、もう少し酸味がほしいところです。


 270mlで168円 100mlあたり62円ですので、
 500mlパックで換算すると310円だからけっこう高価です。


 原材料は画像のとおり、牛乳、乳製品、三温糖です。


 牛乳は一度商品になった生乳です。高温殺菌処理やおそらくは
 ホモジナイズ処理もされています。


 日本ルナのHPに製造方法が書いてありました。


 1.原料を混ぜ合わせる

 2.殺菌する

 3.乳酸菌を加えて発酵させる


 という工程のようです。


 この乳製品は何かはわかりませんでしたが、脱脂粉乳やクリーム

 などです。


 飲んだ感じではあまり雑味を感じませんでしたので、個人的には

 それほど雑多なものは入っていないと思っています。


★グリコ 朝食のむヨーグルト


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 甘く酸味が少ない印象です。
 ヨーグルトの香料が効いている感じです。
 ヨーグルト本来のうまみが薄く感じられます。


 原材料を確認してみると、やはり感じられた味の由来が裏づけされます。
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 原材料名  乳製品、ぶどう糖果糖液糖、砂糖、ココナッツオイル、
       酵母エキス、安定剤(ペクチン)、香料
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 まろやかさを出す乳脂肪分はココナッツオイルで補われ、
 うまみを出すために酵母エキスも加えられています。


 とろみを出すためにペクチンが加えられ、ヨーグルト風味の香料が
 加えられています。


 乳製品は雑多なもので、脱脂粉乳やクリームなどです。

 生乳も入っていないので、かなりコストが抑えられているように

 見受けられます。飲めるように加える液体は牛乳ではなく水なのかも

 しれません。薄まったところにいろいろと添加物を
 加えてそれらしくするといった手法です。


 ちょっと残念なヨーグルトです。


★高千穂牧場 のむヨーグルト


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 最初の印象は、「クリームチーズの味がする」です。
 確かに濃厚な感じはしますが、この濃厚さは本当に
 ヨーグルト由来なのか?と疑問に思ってしまいました。


 この商品の特徴として、いろんな種類の糖類が加えられていることが
 あげられます。


 砂糖、粉末水飴、ガラクトオリゴ糖、トレハロース


 理由はいくつか考えられます。
 ・値段の関係
 ・腸内環境を改善すると言われるオリゴ糖を加える
 ・味を自然に仕上げるなどの目的で、糖類が複合的に使用される
 ・よく溶ける
 ・結晶化しにくい



 この商品には乳製品が使用されていますが、かなり雑多なものが

 入った印象を受けました。乳製品の割合も高いのだと思います。


 雑味が強いですが、濃いのが好きな方にはよいかもしれません。



★食べるヨーグルトとのむヨーグルトの違い

 食べるヨーグルトとのむヨーグルトは基本的には造り方が同じです。

 だいたい、このような工程を踏みます。


 1.原料を混ぜ合わせる

   生乳や牛乳、乳製品を使用する場合は乳製品、のむヨーグルトの場合は

   砂糖や液糖が加えられ混ぜ合わせられます。粘度はこの原料の段階で

   調整されると思います。飲むのに適した水分にされます。

 2.殺菌する

   ヨーグルトの種菌を加える前に殺菌が行われます。

 3.発酵

   ヨーグルトの種菌を加えて発酵させます。

 4.撹拌

   のむヨーグルトは容器に入れる前に撹拌して柔らかくします。



 おいしいヨーグルトを作るには、よい生乳と乳酸菌できちんと
 発酵させることだと思います。


 乳脂肪分由来の濃厚さ、乳酸菌が出す酸味、カゼインが酸と反応して
 固まることで造り出されるとろみ、発酵によって生まれる香り・・・


 種菌は脱脂粉乳で培養されることが多いようですので、

 乳酸菌の種として脱脂粉乳を使用することはよいと思いますが、

 生乳を主原料とした本来のヨーグルトに近い商品を選びたいものです。



次回は食べるヨーグルトについて書きたいと思います。



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