イカの役割。
以前聞いたイカの役割という話がずっと頭の中に残っている。
イカは世界中の海に分布している。
そんなイカには膨大な器官が詰まっていて、おそらくイカ自身もその感覚器官すべてを使用できていないという。
と、いうことは、
イカは「個」ではなく「集団」として海全体をその器官で覆い、地球を観測しているんじゃないかというのだ。
そしてその観測者はイカではない。
地球外のナニかだ。
要するにイカは地球外のナニかが大昔から設置している生命端末なのである。
とても魅力的な話だ。
確かにイカを見ていると、この星の生物には見えない。
ダイオウイカは小さな端末をまとめる中継地点なのかもしれない。
ただ、観測者にとって想定外なことがあるとすれば、人類がイカを食べ始めたということだろう。
「なぁ、僕は口外しないから本当のこと言ってごらん」
そう言いながら僕はイカの刺身を食べる訳だ。
異星人が送り込んだ端末の味、なかなか美味いものである。
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