×××えんちの事情×××

×××言いがかりも×××言い訳も×××すべてそこには
×××事情があるから×××


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自然のなかで遊ぶ子どもたちが、モノクロ写真になりました。

私は走る子どもの後ろ姿に、なぜかとても惹かれます。

なんだろう・・・。

いつまでもじっとしてられないぞと親の手を離し、駆けていく・・・そんな背中。

きっと後ろで見守ってくれてるぞと安心しきった・・・そんな背中。

ちっちゃいくせに、いろんな事を主張してるようで、とてもかわいい。

今は何を考えているの?と、問いかけてみたくなる背中がいっぱいです。









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私たちが光の中に包まれたように

鳥たちは飛び 緑は萌えました




私たちが光に包まれたその時に

あるあたたかな気持ちが空から降ってきました

私たちが光に包まれたその時に









。。。。。本刊より引用。。。。。










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無邪気で無防備な子どもたちが、モノクロのせいか・・・

とてもノスタルジックな雰囲気をかもし出しています。

何も恐れるものはなく、人と自然に包まれて子どもたちがすくすくと育つ・・・

そんな時代の懐かしさみたいな・・・。




きっとその頃・・・誰とて思いもしなかったことでしょう―――――。




人が人を殺めるこんな世の中が来ることを・・・。

なんの罪もない子どもたちが、なんの抵抗もできずに殺されるなんて

何の理由があるにせよ、とても許されることではありません。

連日の小学生を狙った悪質な事件に、胸が痛む思いです。









      *書籍名・・・・・光の中の子どもたち

     *著者名・・・・・銀色夏生

     *出版社・・・・・角川文庫

     *発刊年・・・・・1992年









今の子どもの世界は切羽詰まっている・・・そう思いませんか?


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タイトルは幸せいっぱいなんだけど

開いてみると、恋の終りが綴られて、ちょっと痛い。ココロが・・・( i д i ) 

ひとつの恋が終わるとき、すべてが止まってしまったかのように

ココロは冷たく凍るけど・・・悲しまなくてもいいんだよ。

そんなココロをあっためてくれる出会いが・・・

微笑みながら待っている・・・きっとすぐそばに・・・と、私は勝手に思っている!




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この恋を失ったら

もう私は本当に

自分の道を歩いていくしかなくなるだろう










。。。。。本刊より引用。。。。。










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なんとなくふたりは

もうダメかなぁと

こころが

思いはじめた夏だった











。。。。。本刊より引用。。。。。










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秋の日に私たちが落としたものは

枯れ葉と足音

秋の日に私たちが見落としたものは何だったか




あの秋の日にふたりとも落としたものは

淡いため息

あの秋の日に私だけが見落としたものは

何だったか










。。。。。本刊より引用。。。。。










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雪の日。あなたのあとをどこまでも。ついていきたかった。

冷たい指先がこごえ。声は深くすいこまれ。白く白くあてなく白い。




灰色の空はどこまでもぼんやりと静まりかえり、

思いは深くすいこまれ。

思いは深くすいこまれ。











。。。。。本刊より引用。。。。。










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笑ったように

もう一度

くしゃっとした顔をして

見てた




見つめ合ったあの時が

つらかったね

私たち いちばん



何も言えなかったけど

何も言わなかったけど



気持ちはすごく

つうじてた



元気で 元気で 元気でね

忘れない 忘れない 忘れない ずっと



いろんな事

いろんな気持ち

あふれてたまらない



わたしも 元気で 元気で 元気でいるから



本当にありがとう

本当にありがとう











。。。。。本刊より引用。。。。。










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野原の草花・枯れ葉・雲・空・海・・・。

自然をそのまま写真にしたら、こんな本になったのでしょう。

移りゆく季節と、移ろいやすい人の心がゆらりゆらりと揺れているような

ちょっと切ない詩集になっています。

でも・・・最後はさっぱりと前向きなトコロに共感します。









      *書籍名・・・・・春の野原 満天の星の下

     *著者名・・・・・銀色夏生

     *出版社・・・・・角川文庫

     *発刊年・・・・・1992年









大人の恋に必要なモノは平常心だ!・・・そう思いませんか?


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銀色夏生のつれづれノートの隅っこに、

走り書きされたイラスト・・・とても完璧じゃないけれど

味のあるイラストがここにギュッと詰まっています。

気取りのない、素朴なキャラのわたるクンとトメちゃんの

小さな恋の始まりがここに書かれています。めっちゃ・・・微笑ましい。




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くすんと心が

しょんぼりと

元気をなくす

時もある









。。。。。本刊より引用。。。。。










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誘惑のひとつもない

でんわもこない

今夜 夢で 会いましょう










。。。。。本刊より引用。。。。。










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4コマのお話はどれも日常的なお話で

ありがちだったり、やりがちだったり・・・

大うけはしないけれど、クスッと笑える・・・そんな感じの1冊です。

私が特に頷いたのは、116ページめの『こおり』というマンガです。

私もいつもやっちゃうので・・・。ヽ( ´ー)ノ フッ

本屋さんで見かけたら、116ページめを要チェック!




      *書籍名・・・・・四コマ マンガ

     *著者名・・・・・銀色夏生

     *出版社・・・・・角川文庫

     *発刊年・・・・・1991年









世知辛い世の中にほのぼのとしたひと時を・・・


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ヨイマチホコウ と読みます。

ちょっとフォントが大きくて・・・(*≧m≦*)ププッ・・・読みやすいかも・・・。




かわかない涙はどこへいくのだろう




誰だって、そんなことをふと思ったことが、あるんじゃないかと思います。

流した涙の分だけ、人は優しくなれるし、強くなれるもの・・・。

泣きたい時は泣いてもいいんだよ・・・と、ギュッとしたくなるかも・・・。

     (´・_・)ん? 誰をぎゅっとするの?





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人魚の夢




それは人魚の夢だった

一度だけ 泡になればすむこと

一度だけ 夢をみた後に





。。。。。本刊より引用。。。。。





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潮騒に

二人のことばをはばまれて

私たちはくらやみの

宇宙の

底にいます





。。。。。本刊より引用。。。。。





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流れ流れて草笛は

小さな恋をうたいます

この気弱でみじめな恋のうた

かえりみられない片思い

ひとりぼっちの足もとに

咲いてはゆれるすみれ草

青く青くつきぬけて

この夜の空を切りぬけて





。。。。。本刊より引用。。。。。





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宵待歩行




霧にぬれて

ところどころの電灯で

足元をたしかめて

宵待草のともる野を行く




月の光を集めたような黄色だ

囁くようにさいている




もはや 手段は何もなく

打ち寄せる波のような日々




霧にぬれて 悲しみに

ほほえむ僕に




この夜空




あなたとも会えず

あなたとも会えずに





。。。。。本刊より引用。。。。。





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四季折々の自然の移ろいと、心模様はいかがですか?

そしてこれは文庫のみならず、単行本としても売り出されました。

宵待歩行 愛蔵版 として・・・。

うぐいす色の布の表紙を油紙で包みこみ、さらに上製函に・・・

なかなかいい仕事してますね・・・な1冊になっています。

えんちにとっても愛蔵版なので、ラップで包んで保管中っ。




      *書籍名・・・・・宵待歩行

     *著者名・・・・・銀色夏生

     *出版社・・・・・角川文庫

     *発刊年・・・・・1991年








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これは銀色夏生が故郷 宮崎で・・・自宅 東京で・・・日本各地で・・・

さりげなく咲いている草花を撮った・・・そんな花の写真集です。




字に書ける紙ですので、表や裏に字を書いたりして、

いろいろに使って下さい
・・・と・・・。




1枚1枚はしっかりとした厚さがあって(はがきよりも堅い・・・)

1枚1枚に切り取りやすいように、ミシン目が施されています。

私はもったいなくて切り取ったりしませんが、ちょっと飾っても

センスいいかもしれませんね。




      *書籍名・・・・・Pin・up < 花 >

     *著者名・・・・・銀色夏生

     *出版社・・・・・角川文庫

     *発刊年・・・・・1991年








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銀色夏生ファンなら誰しも、このつれづれノートがいいのよと絶賛し

一度でいいから読んでみろ!と、お勧めし、太鼓判を押すであろう・・・

まるごと1冊日記ーっみたいな1冊。写真有り、ポエム有り、エッセイ有り。

ここで紹介するつれづれ第1号はとても奥深く、ただの日記ではなく、

いろいろな種明かしが詰まる貴重な1冊だ。例えば・・・

ペンネームの由来・作家の前は作詞家だった事と提供した楽曲の事・

わかりやすい恋の撮影秘話(モデルはなんと森高千里・・・) そして

銀色夏生の子供の頃の写真等・・・d(^_^o) ネッ 一見の価値有りだろ?




今、思うことは、今しか形にできない気がするので、今だけに向かいあっていたい・・・




そんな今・・・を綴ったつれづれノートこの夏で14冊目。




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しげちゃん


・・・・・中略・・・・・


ある日、

しげちゃんは、お庭でかわいいきみどり色のアマガエルをみつけました。

あんまりかわいいのでそれをお家にもってかえってガタロウと名づけました。

お台所へはなしてやり、毎朝ごはんつぶをひとつずつ段の上へのせて、

ごはんだからたべなさい、と言っていました。私が、カエルはごはんつぶを

たべるのだろうかといぶかしんだら、しげちゃんは、たべるのよ、だって

きのうあげたごはんがなくなっていたから、と、うれしそうに言うのでしたが、

・・・・・中略・・・・・


ある朝、コンロの上のおなべのフタをあけてみてびっくりしました。

ボコボコと沸騰したお湯の中に、・・・・・・・・・・





。。。。。本刊より引用。。。。。





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銀色夏生が日々・・・何か、とんでもないことをしでかさないか・・・と

不安に思っているという心配の源=母・・・それがしげちゃんだ。

ガタロウの行く末が気になりませんか?(*≧m≦*)ププッ




私・・・・・個人的ではありますが・・・・・




しげちゃん・・・
大好きです(。-_-。)ポッ




しげちゃんのこれからをもっと・・・ずっと・・・みたいなぁと思います





      *書籍名・・・・・つれづれノート

     *著者名・・・・・銀色夏生

     *出版社・・・・・角川文庫

     *発刊年・・・・・1991年








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ちなみに去年の今日の日記はこれっ (。・・)σ・・・【恋愛時代】


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これは銀色夏生が憂鬱で暗い気分の時を選んで書いたという1冊。


はかなくてもどかしい気分たちが、走り書きのように書き連ねられています。


あっ(* ̄o ̄)σ・・・憂鬱・・・というような、そんな書きかただったり・・・。


私は夏前のけだるい午後を想像しながら、目を通しました。





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かなしい恋をさがして


かなしい恋をえらんで


かなしい恋に安心して


     まだ何にも


     ぶつかってない僕たち






。。。。。本刊より引用。。。。。




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ちゃんと人の顔を見て


そしてちゃんと目をそらす


ちゃんとした僕たちの


ちゃんとした失礼






。。。。。本刊より引用。。。。。




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「こんなに長い幸福の不在」



きっともうすぐに、たのしいたのしいしあわせが


やってくるにちがいない。


だって、こんなにも長い幸福の不在。


僕はもう長い間、ひとりぼっちだった。


みんなの、たのしそうな顔をみてても


じっとがまんしてたんだ。


あんいなウソのなぐさめを


求めたりしなかったから。



ああ、なんて長い長いトンネルの中。


けれど、僕は信じる。


たぶん。


きっとすぐに、しあわせが


僕用のが、きちんと


りっぱに、かがやかしく


やってくると。






。。。。。本刊より引用。。。。。




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どうして人は、ただひとつの確かな恋だけを

知ればすむ生きものではないんでしょう?

銀色夏生のこのつぶやきのような一言に、


( ̄o ̄*(_ _*( ̄o ̄*(_ _* ) そうそう…


・・・なんて、大いに賛同する私がいます・・・。


人は欲張りな生きものだなと・・・そう思います。




      *書籍名・・・・・こんなに長い幸福の不在
     *著者名・・・・・銀色夏生
     *出版社・・・・・角川文庫
     *発刊年・・・・・1990年









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銀色夏生が好きでよく行くという、千葉(房総)での写真がいっぱい。

 

この本の中から同名タイトルで CBS SONY より、CD、カセットが

 

発売されました。もちろん・・・私・・・持っていますよっ。( ̄^ ̄) エッヘン

 

歌っているのは一般公募から選ばれた少女。

 

透き通るような声が印象的です。




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時々

あなたのことを知ってても、時々、何も知らないような気になる。

 

あなたのことを好きだと思ってても、時々、本当に好きなのかわからなくなる。

 

あなたに好かれてると思ってても、時々、本当に好かれてるのかわからなくなる。

 

あなたのことを知らなくても、時々、とてもよく知ってるような気になる。

 

 

 

 

 

。。。。。本刊より引用。。。。。





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混沌

 

          抱きしめてさらってもいいんだよすぐに


混沌としていて、自分でもよくわからないんだ。僕を理解してほしいと言ったけど。それ

 

は自分で自分をもてあましているからさ。君が僕をずっと見ていてくれて、いろいろなこ

 

まかい性格や反応を知りつくしてくれたらと思うよ。そうしてそのまま深く、愛へと発展

 

してくれたらこんなにらくなことはないのに。

 

僕だって、そりゃあ君のことよく見てたいし、知りたいし、そうするつもりだけど、でも

 

君が僕を見てるほど充分にはできないかもだよ。だって僕には仕事があるからさ。それは

 

君だってちゃんとわかっててくれてるよね。僕は仕事も大事で、君も大事で、どちらも大

 

事だから。その点、君も安心だよね。・・・・・・だって、なんとなく僕って、潔癖そうだろ。言

 

われてるほどいいかげんじゃないよ。ゴタゴタがいやなだけで。そういう時は、逃げちゃ

 

うけど。だってさ、ゴタゴタの中で苦しんでてもなんにもならないじゃん。そんな時は、

 

嵐がすぎるのをじっと待てばいいんだよ。嵐ってのは感情だからさ。

 

だいたいね、君は小さいことをやけにこだわって考えすぎだよ。考えたくないことを考え

 

ないでいられる力というのを、ひとつ僕が与えてあげよう。こっちへおいで。

 

 

 

 

 

。。。。。本刊より引用。。。。。

 

 

 

 

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微妙なバランスで保たれるべきことがあり過ぎるので、

 

それに必死にしがみつき、オロオロとしてしまう事が多々あります。

 

でも・・・悲しいかな・・・

 

その不安な気持ちが大きくなればなるほど、バランスは崩れてしまうのです。

 

肩の力を抜いて向かい合いたいものですね。←難しいけど・・・(´_`。)

 

 

 

 

     *書籍名・・・・・Balance
     *著者名・・・・・銀色夏生
     *出版社・・・・・角川文庫
     *発刊年・・・・・1989年




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この本1冊がすべて銀色夏生の撮ったモノクロ写真。

 

しかも1枚1枚がタイトルの通り、ポストカードになっているという優れもの。

 

著者本人は最後のページと最後から6番目の写真がお気に入りだそうです。

 

ちなみに私のお気に入りは表紙にも使われている3枚目の写真です。

 

下にその写真を紹介します。

 




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夏生



 

。。。。。本刊より引用。。。。。






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どの写真も静寂の世界があって、まるで時が止まっているかのような

 

そんな錯覚さえ感じます。それでも時はさらさらと流れていく・・・・。

 

モノクロであるゆえに、儚げなところがたまりません。癒されますよ。




      *書籍名・・・・・POST CARD
     *著者名・・・・・銀色夏生
     *出版社・・・・・角川文庫
     *発刊年・・・・・1989年




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悲しいことばかりだという銀色夏生の詩集です。

ひとつの恋が終わるときに、人は何を考え何を想い

何に心を癒すのでしょうか?

すべてが時間だとも言い切れませんが、こうしてるうちにも

時は何かを連れ去って、新たな出会いを運んでくれるのでしょう。




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「ロマンスの道」


あっという間に消えてしまう

言い訳だけにつながれて

後ろ姿を見ていると

笑顔の顔だけ浮かびます

追いかけて追いついて

かきいだき

嫌っても忘れてもいいからと

苦しい心をぶつけても

決して笑わぬかたい頬

こんなふうにして恋が

さようならを告げるなら

しあわせなんて空の中

すきすきなんて風の中

せめて明日の思い出に

そのやさしさを下さいと

ため息のようにうつむけば

丁度のぼった満月が

冷たく二人をてらします

手と手をとった帰り道

とうせんぼうした細い路地

泣き虫だから困るよと

似た者同志が言いあって

ぬぐった涙がかわくまで

寝顔をずっと見たのにね

望んだことは何でしょう

はるばるついたこの場所で

瞳の中に見たものは

ふるえるようなすれちがい

へだたりばかり多くなり

本当の気持ちがわからない

迷ってばかりで

みんなより

夢中になってないようで

めぐり会う人でないようで

もうすぐにきっともうすぐに


やっぱりねボクはダメだねと

夢も見ないような口ぶりで

ようようあなたは言いました

来年の春はそれぞれの

立身出世を折りあい

累累たる夢荒野

劣情烈火をしかりつつ

ロマンスの道は遠かりき

我と我が身

を はげまさ





。。。。。本刊より引用。。。。。





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「僕たち」


僕がいる

君がいない


君がいる

僕がいない


僕がいるところに君はいない

君がいるところに僕はいない


僕たちという忘れもの





。。。。。本刊より引用。。。。。





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それぞれの生活の中でふとした時に

お互いを想える瞬間があるのなら

それはそれで安らぎで、何よりもかえがたい温かさ・・・

この幸せが少しでも長く・・・

この気持ちが少しでも長く・・・

何に迷うことなく・・・

何に寄りかかるわけでもなく・・・

スーッとまっすぐに線を引くように、まっすぐに・・・

ただひたすらにあなたへと、のびていくことを信じたい・・・

それが私のロマンスの道・・・




・・・なんてねっ!(。-_-。)ポッ





      *書籍名・・・・・ロマンス
     *著者名・・・・・銀色夏生
     *出版社・・・・・角川文庫
     *発刊年・・・・・1989年



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