さて昨日は
思わぬ方向に脱線しまくりで
なんと今年も残すところあと2日と書き始めて
気がつけば
4月のアラスカ ヘリスキーの話題にワープしてしまい

勢い
大晦日という
世間では今年1年を辛勝に振り返るべき
節目の1日にあえて
ここでは
アラスカヘリスキー最終日の様子をアップしようと思います

4日間毎朝7時にデスクにアポ無し突撃を
繰り返し毎日撃墜されてきた
しかし諦めずに
賄賂を使いつつ
何とか席を確保したい

しかし
時間は限られている
あと1日
最終日の前にも
一応
明後日私はここアリエスカを去らねばならない
明日が最後のチャンスだと
デスクのアメリカ太りしたお姉さんにアピールを
忘れない

いよいよ最終日の朝
いつもより気合いを入れて
6時半にはデスクの前で待つ
万が一私のようなアポ無しのアホが
他にも居て
私より先にデスクの前に立たれたら
たまったものではない
私の苦労が水の泡になる可能性もある
そんな悔いの残る事は許されない
しかし過去4日間
そんなアホは見なかった
私だけだった
最終日も暗い朝6時半
デスク前に誰もいないし
人の気配すらない
警備のおっさんに見つかったら
銃でも突きつけられる可能性もありそうなので
意味なく
スキーの板を抱えて
いかにも
ヘリスキーするんだというアピールを
警備のおっさんに向けてするという
まあなんとも準備万端というか
用意周到というか
そんなことまでできるなら
ヘリスキーの予約くらいして行けよって感じなんだけど
まあ
そこは
一貫しない人生
仕方ない

30分ほどスキーの板持って
デスクが空くのを待つ
ひたすら待つ
デスクに朝出て来るスタッフ
いわゆる
日本で言う
早番の女性が日によって違う
しかし4日も通っていれば
もう皆顔なじみだ
賄賂も渡っている

ラストチャンス

いよいよスタッフの一番一番アメリカ太りの
あまり愛想の良くない
でも私の賄賂で態度をころっと変えたお姉さんだ

焦らない
私は焦らない
なぜならもう運命は決まっている
焦って
せっついて

待てを言われて
舌出してよだれだらだら
へーへーしているような客だったら
気持ち悪がられるのもまずいので

そこは紳士的に

おはようございます
ご機嫌はいかがですか?なんて
ご挨拶なんかして
あえて本題に入らず
今日は天気が良さそうですね
なんてこれも
本題の周囲をウロウロ
会話も暖まったころ

いよいよ
聞く
今日空いていますか?

しばし沈黙

もしかして可能性あり???

ハッハッハッハッ
へーへーへー
もう待てない苦しい~~
一体どっち

その時
早口に何か女性が言っている
よく聞き取れない
ただ
possibility
という言葉はあった
可能性だ
リスニングをもっとしっかり
勉強しておけば良かった
とにかく聞き取れないが

いつもなら

残念ですが席は有りませんで
終わる
でも今日は違う
なんだか説明している

あ~~~~可能性ありか???

結局
あと1時間待てと言われた
1時間後にはっきりすると
つまり
ヘリポートへ移動開始直前に決まるということだ
過去4日間にはなかった展開だ
期待できる
いや期待するんだ
一縷の望み
一つの席に

徐々に
ヘリスキー参加者が集まって来る
私は5日間ここにへばりついてる
誰よりも古株だ

外を見ると
快晴の感じ
今日は飛びそうだ

流れは良い
ドラマチックだ
最終日
奇跡的にヘリの席をゲットする
そんな妄想をしながら
アナウンスを
壁際のスツールに座りながら
一応
余裕をかましてる雰囲気を醸し出しながら
運命の一瞬を待つ
ひたすら待つ
焦らず待つ

けっこう長い時間だった

あの太っちょのお姉さんが
私に歩み寄って来る
手にはバインダーを持っている
私の前で

1席空いた
乗るか?

ついにその時が来た
アポ無し突撃開始から5日目
ついに来た

1席空いた
乗るか?

私はこみ上げる歓喜を飲み込みつつ

Oh yes you mean I can join you??

ここにサインしろ

いろいろ書いてあった
おそらくヘリが墜落しても文句言うなという感じ
もちろんサインする

その時が来たんだ
ついに
私はヘリに乗って
アラスカの山々に行く
そして
大滑降だ
一瞬カラダの力が抜けた
でも
ここからだ

実はこの時に
大きなミスを私は犯してしまった
後にこのミスは大変な事態になる
でも
この時はそんな事は知る由もない

どんなミスかというと

スキーのレベルの自己申告だ
これによってグループ分けされるらしかった

私は
ウソをついた
あまりの喜びに

エキスパートの欄にチェックを入れた
だって
5日間も朝の7時から
毎日
今日は席空いてないのかって
執拗につらいつくらいだから
エキスパートだと思われているに違いないと思い
さらに
かっこつけるいみでも
ここはエキスパートにチェック

しかし
後にとんでもない事になる

身から出た錆とはこのことか

手続きが済んで
いよいよ出発だ

まずは
雪崩のときのための
エアバッグ付きのザックを背負わされる
そのエアバッグの使い方の確認
などなどすんで
ミニバンでヘリポートへ向かう

いよいよ
ヘリスキーだ

ヘリポートで
ヘリを前にして
いろいろ注意事項だ
ここ掴んで乗りこめ
ここに足をかけるな
なぜならその部分は弱いから壊れる
えっ??

まあよい

4名1組だ
私のエキスパート班の私以外の3人は
ドイツ人親子3人だ
私よりちょっと年上の親父と
その息子2名
息子達は20歳くらい
スノーボーダーだ
親父はスキー

とてもフレンドリーだった
かなり裕福な家庭のようだ
羨ましい

スキーとザックをヘリのキャリアに積み込んで
カラダ一つでヘリに乗り込む
かなり狭い

前の席は2つ
パイロットとガイド
その後ろに4人が並んで座る
かなり狭いきつきつ
またドイツ人のカラダが大きい

いよいよ
ヘリが飛び立つ
なんの合図も無く
おもむろに飛び立った
そしてあっという間に
上空へ
そして
アラスカの山々の遥か上空をひたすら飛んで行く
景色はもう白銀の山山山
ずっと山

いったいどこに降ろされるのだろうか
約20分くらいフライトして
いよいよどこかの山頂に着陸する感じ
おそらくそれぞれの山に名前は無いと思う
だって
山ばかり

ぐるぐる旋回して
大きなクレバスが無いかなど
滑るであろうコースを確認していると思う

そして
いよいよ着陸

おいおい
ちょっと待て
山頂ったて
なんだか4畳半みたいな
いわゆる猫の額みたいな感じで
とても着陸できる広さでは無い感じ
でも
難なくその頂に着陸だ

あ~~~
着いてしまった

そして
降りる
名も無い山頂に降り立つ
まるで人類が初めて月面に降り立った時の気分だ

一歩一歩
あ~~やばい
結構高いし
急だし
反対の崖から落ちたら
人生サヨナラ

う==
結構高い

エキスパートはヤバかった、、、

逃げ道がない
迂回路なんてありゃしない
ただ目の前に
妙に斜度のある急斜面

おいおい大丈夫か?
本当にここ降りていくのか?

ちょっと足が震える
けど
来てしまった

ガイドが

Are you ready ?




いつかこの続きを書く気になったら
この後何が起きたか書こうと思います
とりあえず生還はしました






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いよいよ今年もあと2日

テーマ:
先日このブログで
私は
盆暮れ正月ゴールデンウィークが嫌いだと告白しました
しかし
暮れと正月には助けられることがあります
それは
ネタの提供です
だって季節ネタというか
1年の終わりだとか
1年の始めだとか
それでネタが稼げてしまうから
嫌いな事ばかりではないということ

さて
いよいよ
今年も残すところあと2日
だからどうなんだと言われると
どうでもないけれど

一応世間一般的感覚として
年の瀬迫るみたいな
何か忙しい感じと言うか
強制的にこの1年を振り返れなどの
何とも言えない感じが
社会全体に漂う

まあ
それに逆らう事もなく
1年を振り返ろうかとも思ったのですが
う~~ん
年々記憶する脳力が弱ってきて

そういえば
あの出来事って思い出すと
あれ2年前だったとか
残念ながら
逆行性健忘の症状がジョジョに始まっている
逆行性健忘って

要するに
昨日の夕食何食べたかを
本気で思い出せない
でも40年前の出来事は思い出せる
新しい物から忘れて行くって感じ

確かに
昨日の夕食何食べた?
う~~~ん本気で即答できない

そんな脳力で
1年前というか
今年の元旦からどんなことがあったのか
思い出そうとしても
なかなか難しい
あまりこのブログでは書けないような事は
思い出せるけど
書けないネタだから
この場ではあまり意味がない

当たり障りなく
そういえば今年の4月に
アラスカに行って来た
生まれて始めのヘリスキーをトライした

実はそんなにスキーは上手ではないのだけれども
どうにも
死ぬまでに1回はこのヘリスキーをしてみたかった
思い切ってトライした
結果
良かった
またチャンスが有ればというか
作れればトライしたいイベントだった

とにかく
アラスカの大地は一面

巨大

以上って感じで
まあちょっと人生観が変わっても良いかなくらいの
スケールの大きさだった

現地で5日間期間があった
実はヘリスキーを予約無しで
現地にアポ無し突撃した
ホテルに宿泊して
毎朝7時にヘリスキーのデスクへ行って

今日空いている?って英語で聞いて
空いてないよと返答される
3日目には
またかよ?って顔されるけれど
そこは諦めない
スタバのブラウニーとコーヒーを
賄賂として受付の女性に差し出す

するとちょっと対応が変わる
ヘリスキーをするためのブリーフィングを
一応受けとくか?と聞かれ
よく意味がわからなかったけれど

受ける受けるって言って
3日目にヘリスキーに搭乗するメンバーに混じって
ガイダンスを受けた
当然全部英語
まあ何となく雰囲気は理解できた
でも私の席は無い
しかしブリーフィングを受けただけでも
何となくちょっと臨場感は感じれた

4日目の朝も
同じく
スタバのクッキーとホットミルクを賄賂として
カウンターの女性に差し出し
今日は空いている?といつもの質問
残念だけれど今日も空いていないという
まあ予想通りの返事
でも賄賂のお陰で
返答の仕方がとてもマイルド
本当に残念だという演技がとても良い感じだ
一緒に残念に思ってくれてる印象を私に与えてくれた

つくづく共感って大事だなと感じた

札幌から台北
台北からバンクーバー
バンクーバーからシアトル
シアトルからアンカレッジ
アンカレッジからレンタカーで1時間の
アリエスカ

これだけの長旅も
ただただヘリスキーのウエイティングのみで
終わるのか?
4日間ブラブラと
ご飯食べて風呂入って
寝て起きて
一体何為にアリエスかまで来たのか?

まあ
そもそもアポ無しで
アラスカまで来て
唐突にヘリに乗せろって言う
怪しげな日本人に
お待ちしていましたなんて言う訳ないよね

いよいよ
5日目最終日
この日にヘリにのれなければ
明日朝日本への帰路につかねばならない

そもそもヘリスキーって実は
乗れる確率ってかなり低く
例え予約をしてヘリの席を確保していても

とにかく
快晴でなければ飛ばないということ
何故かと言うと
曇ってしまったり雪が降ったりすると
みなさんご存知と思いますが

全体が白くなり
距離感がまったくわからなくなるです
つまり
安全に着陸ができないということ
さらに
曇った状態で樹木のない
だだっぴろい白い斜面を滑ると
もう地面と空と境目もわからないし
とにかく危な過ぎということで
ほんと
快晴じゃないと飛ばないということ
実際過去4日間
私の席は当然無かったけれど
ヘリが飛んだのはたった1日だけ
あとは
悪天候でキャンセル

私はこの4日間
ヘリスキーのデスクの前で
突然参加者がお腹痛いとか
体調が悪いなどの急なキャンセルを期待しながら
じ~~~~っと皆が準備している周囲で
完全に不審者的にウロウロして
誰かキャンセルしないかな~~~って念を送っていたので
その出発直前の様子は参加者だれよりも熟知している

そして
今日は悪天候により
フライトキャンセルってガイドが
アナウンスするときの
皆の落胆と失望の様子も連日見て来た

あ==
残すところあと2日のテーマが
ヘリスキーの話題に脱線して
だんだん興奮してきてしまった
あまりオダってもよくないので
今日はこの辺で止めます

このヘリスキー最終日の結末は
あす大晦日にアップしようかと
今現在は思っています

それでは
皆さん
また明日大晦日
このブログでお会いしましょう

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安静神話の崩壊

テーマ:
切迫早産
妊娠22週から36週6日までに出産になってしまうと
早産

その早産になりそうな状態
それを切迫早産

時に「切迫」という言葉で妊婦さんは
語ることがある
まあ
切迫流産と切迫早産があるので
単に切迫と言うと
流産なのか早産なのか判断がつかないことがある

さて
早産は誰にとっても
避けれるなら避けるべき状況
しかし
陣痛が
破水が
予期せずに早産の時期に起こってしまい
結果
早産になってしまうことが
ある一定の頻度で起きる

さて
それを避ける方法はあるのか?
私たち日本の産科は
外来で
お腹が張るという主訴があれば
切迫早産の可能性ありと診断して
それに対して

主に

ウテメリンという薬を処方して
自宅安静を指示することが多い

さて
そこで
この自宅安静って
一体何だろう?

時に
どの程度の安静が必要でしょうか?と聞かれる

痛い質問だ
なぜなら
自宅安静を指示している
私を含めた産科医は
ほとんど
その自宅安静に治療効果が無いことを
知っているからだ

たとえそれがベッド上の安静であっても
効果が無いことを
知っている
しかし
妊婦さんには
そう指示する
自宅で安静にと

そもそも効果が無い指示に対して
どの程度安静にするべきかと
聞き返されると
実は返答に窮してしまう

う~~ん
家事程度はよいですよ
不要な外出は避けて
なんて
お茶を濁してしまう

要するに
産科医としては
あまり派手に活動しないでというくらいの
意味しか無い
さらに
もしも普通に生活しても良いですよって
言って
万が一早産になってしまって
あの時
先生は安静を指示しなかったと
言われてもちょっと嫌だから

私などは
かなりこのあたりは
自宅安静を言わない方なのだが
その場を丸く納める
さらには妊婦さんに
安静になんかしても意味ないよ
なんて本当の事を言ってしまって

えっ!!と驚かれるのも
ちょっと困る
そんな背景があり
効果の無い自宅安静を言ってしまう

自宅安静の良いところは
それによる重大な副作用が無い事だ
実は
長期のベッド上の安静は
血栓症のリスクを上げてしまうので
これはよろしくない
よって
ベッド上の安静はまず指示しない

しかし
切迫早産で入院される方に関しては
微妙なこところで
私は
動けるなら動いてかまいませんという
スタンスを取っている
動く事が妊婦さんにとって苦痛であれば
その時に応じて
行動範囲を相談します

とにかく
自宅安静には全く意味は無いという事

きっと賢明なる皆さんは
すでに知っていて
その外来でのやり取りを
スムーズにするために
お互いの背景を考慮して
真剣に聞き入ってくれていると
勝手に信じています

あ~~
何か内幕を一つ暴露した気分です


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