よい子のみなさんは
テーマ:ブログさて、前回の洞爺湖温泉シリーズが意外と長かったので、誰も待ってはいないと思いますが、とりあえずなんとなく続きを書かないといけないような気がしてこっそりと登場した幻の院長です。
まあ、洞爺湖の写真は一枚もありませんが・・・
それで家族で洞爺湖温泉に行ったのですが、何故か一人で小幌駅にいる幻の院長ですが、
今から七.八年前に初めて訪れた時は家族と五人で来たのですが、
次の年には子供たちと三人になり、次の年は友人と二人になり、
結局最後はなぜか一人で訪れるようになってしまいました。
当時小学生だった子供がクラス会かなにかで、「夏休みの思い出は」というテーマで、「家族と小幌駅に行ったことです」と元気よく発言して、ちょっとクラスからドン引きされたという噂があり、それから、なぜか幻の院長一人で小幌駅にくるようになったようです。
しかも年に何回も。
小幌駅に風が吹く。
小幌駅は長い長いトンネルとトンネルの間にあり、駅に通じる道もなく、列車以外ではその駅に到達できないので、普段は誰もいなくて、駅の下に流れる小川のせせらぎしか聞こえないとっても静かな駅なのですが、
突然、風が吹きます。
これは、たぶんトンネルの反対側に列車が突入したときの風圧が長い長いトンネルを通じて小幌駅に到達しているものと思われ、風が吹いてから数分後に物凄い勢いで列車が通過して行きます。
最初よくわからない時はホームで余裕でゴザ敷いて焼酎片手に弁当などを食べていたりしましたが、列車が近づいてくると結構洒落にならないくらい風が強くなり、一度弁当ごと全部吹き飛ばされたりしたことがあったりなんかしました。
列車が通過した後はまたいつもの静寂に戻るのですが、そのギャップが面白くて、何度も小幌駅に訪れるのですが、
やはりよい子のみなさんはホームでゴザ敷いて焼酎片手に弁当なんか食べてはいけません。
そんな小幌駅ですが、1日に停車する列車がとっても少ないので、来る時間を間違えると、とっても長い時間ここで過ごさなければならなくなったり、場合よってはその日に帰れなくなったりします。
その他の秘境駅はその日に停車する列車がなければ隣の駅まで歩けばいいのですが、小幌駅はなにせ脱出する道がありません。
あと、一番つらいのは誰もいないはず小幌駅に誰かいる時です。
お互いに独りになりたくて来ているのに、なにもないホームでおじさん二人きりで無言で何時間も過ごさなければならないので、とっても気まずい雰囲気になったりします。
今回も残念ながら、撮りテツらしきお方が物凄い勢いで小幌駅の写真を撮っていらっしゃたので、なんとなくじゃまかなと思い、ちょっと近辺を散策してみることにしました。
小幌駅に通じる道路はないのですが、実はけもの道のような崖を下っていくと小幌海岸というとても綺麗な海岸があります。
まあ、この海岸も舟でしか到達できないらしいですが。
それから、もうひとつ崖沿いに歩いていくと謎のほこらがあるらしいです。
実は一度真夏に焼酎片手にサンダルでトライしたことがあるのですが、
酒臭いのがよくなかったのかもしれませんが、多数の虫たちに攻撃され、
さらに途中で崖から転落しそうになって一度断念したことがあるのですが、
今回はまだそんなに酔っていないですし、攻撃的な虫たちも眠っているようで、
さらに今回はサンダルではなく靴をはいていますので、結構気持ちよく鼻歌まじりで歩いたりしていました。
ただ、ここ最近誰も通っていないのか、夏に張られたであろうクモの巣が路の真ん中にそのままたくさん残っており、初冬なのになぜかクモの巣まみれになったりなんかしていました。
そんなこんなで、崖を下っていくと、たしかに謎のほこらがありました。
当然、名前は知りません。
もちろん誰もいません。
誰もいないけどなんとなくどなたかいそうな、ちょっとただならぬ雰囲気のほこらだったのですが、
小幌駅にもどってあの撮りテツの方と二人きりでホームにいるのも、なんとなく気まずいので、
結局、このただなる雰囲気の謎のほこらで一日過ごすことになってしまいました。
けっして遭難した人ではありません。
それでは、今年も誰に約束したわけでもないのですが、
なんとか約束通り年四回登場したので、安心して冬眠に入れる幻の院長でした。
暖かくなるまで捜さないでください。

























