ザ・ブセナテラス

カヌチャベイホテル&ヴィラズ
2009年04月27日(月) 20時00分00秒

名前をとられたアグー

テーマ:┣沖縄イベント・祭り

沖縄固有の、在来豚アグーについて、少しまじめに

書いてみるので、時間がある方は、じっくり読んでみてください。



先日の、「アグーdeごはん!! 」のイベントには、

ある1つのメッセージが込められており、

会場に来たお客様や買い物をされたお客様1人1人に、

ある小冊子が手渡された。


それが、


『名前をとられたアグー』


沖縄いちゃりばちょ~で~移住記-名前をとられたアグー


冊子の配布だけではなく、

大宜味村で、純粋なアグーを守りつつ青空豚牧場を営んでいる、

山本大五郎さんの、特別講演もあり、あるアグーについてのメッセージ

を聴くことができる機会も設けられた。


青空豚牧場さんと名前の無い料理店さんは、

“アグーを考える会”として、

沖縄の新聞各紙に論壇として、このメッセージを世間に発信している。


新聞にも、堂々と顔も名前も出して、意見を述べてらっしゃる方なので、

あえて、ご本人が熱く熱く、思いを語り、訴えている、講演シーンも掲載

しておきましょう。


沖縄いちゃりばちょ~で~移住記-アグーdeごはん


コトの発端は、

昨年12月、県内各紙に、JAおきなわ銘柄豚推進協議会から、

出された、ある1つの新聞広告。


『みんなで守ろう “あぐ~” ブランド 』


簡単に要約すると、


「“あぐ~”(ひらがな) はJAが登録した商標です。

この “あぐ~” 商標は、JAが認めた事業者だけが使用でき、

JAが使用を認めていない事業者が「あぐ~」「アグー」「AGU」など

類似する名称を使うことは違反です」


と広告され、


「この大切な沖縄ブランド “あぐ~” を県民の皆さまと共に守り育てて

いきましょう」


と締めくくられていた。


いかがでしょうか。


単純に読むと、いわゆる、市場に氾濫しつつあるブランド豚の

詐称を規制するような受け止め方もできるんだが・・・・



その前に、そもそも、アグーって知ってますか?


アグーは、一度沖縄にいらした方、少し沖縄をご存知の方なら、

沖縄名物として、誰しも聞いたことも食べたこともあると思いますが、


ルーツは、14世紀頃に、大陸から伝わり、その剛毛な黒毛に包まれた

体には、野性的な顔、湾曲した背中、大きく垂れたお腹、太く丈夫な脚

があり、独特の姿をしている。

体格は小さめだが、粗食で育ち、暑さや病気に強く、子育てが上手。

たくましく、沖縄らしい黒豚。


食せば、優れた肉質があるのが特徴である。


みなが、豚といえばすぐに頭に思い浮かぶ、ピンクがかったり、

まだらの毛色だったりする、白い大きな西洋種の白豚とは

大きく違う。



戦前までは、沖縄の各家庭に、1頭はいたと言われるほど、

沖縄生活にも根ざした豚で、まさに琉球時代からの在来豚だった。


そんなアグーが、沖縄戦で頭数を減らし、更に、経済優先の波にのまれ、

琉球在来豚アグーと、西洋種の白豚と高配されるようになり、早く、大きく

なるその豚は、効率を重視する経済社会では重宝されるようになり、

純粋のアグーではなく、交配種のアグーが量産されるようになってきた。



だから、幻の豚とまで呼ばれているアグーが、

なぜか、市場に氾濫し、誰しもの手に届きやすく、口にしやすい

環境になっていて、国際通りを10mも歩けば、アグーという文字が

目に飛び込んでくる。


交配種が増えたお陰で、いわゆるアグーといわれる豚は増え、

世に出回るケースも増え、皆に沖縄固有の文化であることが伝わり、

アグーの認知やブランドの確立をしたという意味では、

大きく貢献したといえると思う。


ただし、そうこうしているうちに、純粋100%のアグーは、

更に絶滅の危機に瀕し、急激に頭数を減らしたのも事実。


そんな絶滅の危機に瀕した純粋なアグーを、30年ほど前から、

沖縄文化の所産である!として、守り抜こうと発起した方々がいて、

純粋なアグーが、徐々に守られるようになって、少しずつその活動も

再評価されるようになってきた矢先・・・



ここからが問題の続き。


上記、広告で、JAおきなわが、商標の権利を謳っている「あぐ~」

というのは、琉球在来豚アグーのオスの血液を50%以上有する豚で、

つまりメス側の片親は、一般の西洋種でも何でもかまわない豚。


要は純粋な100%(もしくは100%に限りなく近い)琉球在来豚では

ない、ということ。


にもかかわらず、先人達が、努力して守ってきた、純粋100%の

琉球在来豚アグーであっても、アグーと名乗ってはいけない、

と言っているのです。


50%しか血を受け継いでないあぐ~から、純粋なアグーは、

あなたはアグーではありません、といわれるわけです。


伝わってますか?


その新聞広告に対する、指摘が以下。

(クリックすると大きな画像で見れるのでみにくいですが、読んでみて

下さい)


沖縄いちゃりばちょ~で~移住記-名前をとられたアグー

何十年も前から、100%純血の黒毛の琉球在来豚“アグー”を守ろうと

がんばっている方々が育てたアグーか。


本来の琉球在来豚アグーとは異なる白い西洋種の豚を交配させ、

流通をはかり、アグーの名の権利を主張しているあぐ~か。


最終的には、どちらもいわゆる広義のアグーなのですが、


消費者も観光客も迷わせるし、そもそも、県民にあぐ~ブランドを

守ろうといっているにもかかわらず、権利を主張することで、

何十年も純粋なアグーを守り続けていた人たちも、純粋なアグーも

守っていないのではないでしょうか。


どちらの、豚を守っていきたいと思われますか。


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コメント

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4 ■■ささや~んさんへ

どちらも沖縄の利益にはなると思いますから、
確かに考えさせられる問題です。
ただし、純粋なアグーを守っている人たちも守ってあげるべきだと思いますよね。

3 ■■アイボさんへ

そうですね、アグーの普及には大賛成です。
チャーグーのように、少し名前をわかりやすくかえてあげればいいのにと思うし、本当のアグーがないがしろにされるのは、やぱり納得しずらいですよね~。

2 ■あるべき姿!?

私もアップしたけど(手抜きで)、
本物は何か、どうあるべきか、沖縄にとっての利益は?と考えさせられますね…(^^;)

元気でね~

1 ■無題

難しいですよね。
純粋アグーと半アグーと完全ニセモノアグーが入り交じってる沖縄ですよね(´_`。)
アグーを守るのか、アグーを普及させるのか?
ここにも沖縄の根本的な問題が見え隠れしますよね、、、。
個人的にはアグー肉よりチャーグーの方が好きですが(^~^)
ま、チャーグーの定義もむちゃくちゃになってきてますが、、、(´_`。)

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