スピリチャルな話・お盆です。

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日本支援助言士協会の鶴田です。

 

 女性の好きなスピリチャルな話です。

お盆ですからね。

 

 私のお婆ちゃんの姉(クシのおばあ)は、

とても評判のよいユタ

(沖縄独特で、霊媒師のこと)でした。

 

 普通の沖縄のお婆ちゃんから、

ユタに変身し、また普通のクシのおばあ

に戻る、そんな、「クシのおばあ」を側で

見ていた私の思い出です。

 

 近所で暮らした20年の「クシのおばあ」

は、私の中に現実と、潜在意識

の世界を、行きできる自由さと、

 

広い、空間を生きている感覚を育てて

くれた存在です。

 

今、毎朝、毎晩、神様に手を合わせ、

一日の感謝の祈りをしているのも

 

あの時の体験が在ったからだと

思っています。

 

4、5才くらいの頃です。

 昼でも暗い大きな木のうっそうと茂った

夜道を、私はおばあに手を引かれ、足早に

歩いていました。

 

 いつになく慌ただしく、握るおばあの手は、

強く、握られ、ただならぬ雰囲気を

感じながら、小走りしていました。

 

 緊張して「怖いよう」「どこ行くの」と

やっとの思いで言葉にした私に、

「クシのおばあのところへ行く、ターリ始まったようだ」

と、いつも優しいおばあの声も、

心なしか震えています。

 

 しばらく歩くと、真っ暗な中に煌々と灯りが

ついている、「クシのおばあ」の家が

見えてきました。

 

 まるで、千都千尋の映画のシーンのような、

別世界の明るさで、暗闇の中で光輝き

異様な雰囲気です。

 

 たくさんの親戚の人が来て、心配そうに

膝を寄せ合って座っています。

 

クシのおばあはというと、奥の部屋で何やら

大きな声で意味不明のことを叫んでいました。

 

 髪は肩まで垂らし、真っ白い着物を 羽織って

手には扇のようなもの持って、踊るように

振り回しています。

 

 もの悲しい抑揚のある節をつけて、表情は

見えない何者かと話しているように、

時には歌っているように、

時には語っているようにも見えました。

 

 突然笑ながら、恍惚とした表情になり、

『みんな、ここを掘って!、』「ここよ、ここ!」と

米びつを、指さして指図します。

 

「この中に黄金が、あるのよ」「さあ、掘って」と。

米びつから、コメをまき散らし、

笑いながら踊っています。

 

 私はまるで、童話の世界に紛れ込んだかの

ようで、不思議な光景にただ見とれていました。

振りまかれるお米を見ながら、幻想の世界に

浸っていた気がします。

 

 真っ暗な夜道と輝く家と、クシのおばあの

白装束、舞い散る米。

不思議な夜でした。

 

その後クシのおばあは神のお告げがよく当たる

と評判で、行列のできる家になったのです。

 

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